2004年10月24日

サンボ・マスター

最早、感情と興奮と感動の坩堝と化した「SPICA」の現場について語ることなど、何もない。これで駄目なら諦めます。10人以上のスタッフと3名のキャストと60人近いエキストラの皆様には感謝と敬意と同時にこの現場にいられた幸運をお祝い申し上げます。

特筆すべきは宮谷恵多。おまえ、天才だ。尊敬と嫉妬と愛情を込めて言わせてもらうが、俺は死んでもお前をリスペクトする。

んなことは分かりきった事なんですよっ!大事なのは、僕らが、親愛なる仲間達が、現場の後に心も、身体も、何もかも入り乱れて一緒に呑めることなんですよ!監督も、タックンも、エミ・エレオノーラさんも生まれも、育ちも、年齢も、性別も、職業も、外見も、国籍も、言葉も、住所も、趣味も、恋人も、好きなプロレスラーも、視力、経験、出生地、学歴、収入、死んだ友人の数も違うけれども、交わり、交えて、交わることで酒に溺れながら全てを共有出来ることなんですよ!

映画が生まれるのは、頭の中でも、会議室でも、PCの中でもなく、居酒屋なんですよ!これ、その場にいた全ての人の共通認識です。後悔と反省と希望、過去と現在と未来が交錯する瞬間に、僕らは共に未だ観ぬ映画を感じるんですよ!はい!

愛じゃなくても、恋じゃなくても、君を離しはしないんですよ!だから、だから、僕は映画を撮るんですよ!べいびー!!
posted by 井川広太郎 at 13:38| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2004年10月22日

タックンって・・・ BY井川広太郎

つーわけで現在、白川幸司監督最新作「SPICA」の現場において、タックンは主演、俺は撮影監督として頑張っています。

でさ、役者であるタックンを撮っているのだが・・・ カッコイイ・・・

褒めると素直に調子に乗る人だから誉めたくないのだが、正直カッコイイ。とっても魅力的な役者です。

「東京失格」とはまた別の俳優としての福島拓哉の力に、監督も俺も大変感動しています。やっぱさ、カメラ持ってる俺は凄くシビアだし、だからこそ人間力をビビットに感じるんだよね。

んなわけで、兎に角ハードな現場です。こんな時こそ「東京失格」のスローライフな撮影が恋しくもなったります。

髪型なんか、どーでもいいからさ、またやろうぜッ!
posted by 井川広太郎 at 02:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2004年10月16日

変身BYタックン

image/lostintokyo-2004-10-16T23:20:20-1.jpg久々です。
ここを覗いてる人はほとんど知ってるような気もするけど、俺は今度、『東京失格』
の井川監督が撮影監督を務める、白川幸司監督の新作『SPICA』にも主演します。
で、監督の要望で、その役作りのために髪を切りました。ていうかヘアメイクの稲毛
さんに切ってもらいました。こんなに短髪なのは約20年ぶりです。自分ではどうなの
か全然わかりません。ただ一つ言えるのは、とうぶんタックン役は復活できなさそう
なことです。金髪に戻してもキャラ変わりすぎる。
あ、でも『東京失格』はわりとそのへんいい加減だからよっしーのセリフ一発で何と
かなるかも。ま、そのへんは井川監督の判断に任せよう。

この髪型は撮影後もとうぶん続くので、どうなのかすごく知りたいから、誰かほめた
りして。ていうかホメて。かっこいい!とかステキ!とか抱いてください!とかいろ
いろ。ホメに限界はありません。いくらでも受付けます。お願い。
posted by 井川広太郎 at 23:20| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2004年10月13日

歯を抜く BY井川広太郎

今日、親知らずを抜いてきました。

一昨日から急に歯茎に奥歯が当たるようになったが、まあ、ほっとけば治るだろ的に気にしないでいた。

しかし昨日から物を食べるのも不自由になり、これは遺憾と思い始める。もうじき現場が始まるので、不安材料は取り除いておかねばならない。

で、今日になって喋るのにも障害が出始め、急いで歯医者に行った。

歯医者に行くのなんて20年ぶりぐらいではないか。子供の頃、最寄の杉山歯科に行っていたのが懐かしい。(ちなみにここはテニスの某選手の御実家)最近は撮影で歯医者に行くことはあっても、診察を受けたことはない。と、良いタイミングで友人から電話が掛かってきて心当たりがないか聞いてみると「すごい名医がいるよ!」とのこと。こういう情報こそ口コミが最も頼りになる。早速、東中野の某歯医者に行く。

下顎の親知らずが変な方向(レントゲンを見たが正に90℃傾いていた)から生えていて、それによって歯茎が押し出され、それが上顎の親知らずに当たって痛いとのこと。なんで、まず上顎の親知らずを対処療法的に抜いて、現場終了後、下顎の親知らずを抜きましょうと言うことになった。

いや、名医。ここまでの説明も大変分かりやすく、毎度の様に好奇心が炸裂して質問しまくる俺にもちゃんと応えてくれる。その上、現状から、治療の種類やそれらのメリット、デメリット、その他些細なことに至るまで詳しく説明してくれる。よし!分かった!

ちょっと痛いですよ、苦いけど我慢してなどなど、脅されるもんだから身構えてしまったが、あっという間に親知らずは抜かれてしまった。いや、ほんと。麻酔の注射どころか、いつ、どうやって歯を抜いたのかすら分からなかった。なんか口の中でやってるな程度の認識のうちに、俺さまの可愛い親知らずは昇天していた。

あっぱれ。名医。

Tooth

んなわけで可愛い俺様の分身。
君に罪はないが、君の犠牲の上に新作「SPICA」が撮られる事を俺は一生忘れないよ・・・

我が、親知らずに捧ぐ・・・
posted by 井川広太郎 at 19:38| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2004年10月10日

仏の哲学者ジャック・デリダ氏、がんで死去

 【パリ=島崎雅夫】9日のAFP通信によると、ポスト構造主義の代表的哲学者として著名なフランスのジャック・デリダ氏が8日深夜から9日未明にかけてパリ市内の病院で、すい臓がんのため死去した。74歳。

 1930年7月、フランスの植民地だったアルジェリアでユダヤ系の家庭に生まれた。60年代、フッサールの現象学から出発、ニーチェやハイデッガーを批判的に発展させ、西欧哲学の解体を訴える「脱構築」の概念を確立した。

 「散種」「差延」などの概念でも知られる。90年代からは政治、社会的な発言も積極的に行い、20世紀後半を代表する国際的な知識人でもあった。2003年、ドイツ人哲学者のユルゲン・ハーバーマス氏と共に、イラク戦争後の欧州の役割について共同声明を発表し、注目を集めた。代表作に「エクリチュールと差異」「グラマトロジーについて」「法の力」「死を与える」など。
(読売新聞)

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ご冥福をお祈りしている場合ではないと思う。我々の知識と感性と哲学の危機だ。立ちあがれ!映画人達よ!

井川広太郎
posted by 井川広太郎 at 08:40| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする