2005年11月29日

時よ止まるな!汝はいかにも美しい!

ここ数日、『東京失格』の編集はお休みして、他の仕事をしてました。

今日はロケで疲れました。

もう寝る気満々。


さて、長かったラフ編も、いよいよラストスパート!

予定は順調に遅れていますが、上手く行けば今週に終わると下方修正中。

なんかここ3ヶ月『東京失格』の編集にかかりっきりで、ここ2ヶ月は空いてる日は休み無く只管毎日編集していたから、終るのが寂しい気持ちもあるのですが、今はその先にある日々が待ち遠しくて、わくわくしているんだぜ。



今はその先にある日々が待ち遠しくて、わくわくしているんだぜ。
posted by 井川広太郎 at 23:45| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月27日

そして僕は恋をする

アルノー・デプレシャンの『そして僕は恋をする』を初めて観たのは、1997年、シネヴィヴァン六本木での<アルノー・デプレシャン映画祭 デプレシャンに恋をする>であった。

それから1、2年後、大学のゼミのグループ研究で、この映画を扱うことになった。俺を含めた三人が、国分寺の四畳半の俺の部屋に集まり、3時間に及ぶこの映画をビデオで観て、共同でレジュメを切った。

長作の映画を複数人で扱うとあって、観賞後にまず、ブレインストーミングに近い方法をとった。それから3人の接点である”生々しさ“というキーワードを抽出し、それがどこから来るのか、具体的なカットを幾つか挙げ、そのカットのテクニカルな技法、物語的な位置づけ、そして感覚的な印象などを分析し、それらが総じて、その“生々しさ”を演出しているという方向で論じ、結論としては、「この映画は映像、物語、感覚において“生々しさ≒瑞々しさ≒生きているという実感”が散在し、それらの総体が曰く人生であり、映画である」というようなものだったと記憶している。(そのレジュメはまだ本棚のどこかにあるはずだが、探し出して広げてみる勇気はない)

その仲間達はいま、一人は映画会社でバイヤーをしていて、もう一人は雑誌の編集者をしている。



恐らく俺の人生は、いまのような状況とも双方向的に感応し合いながら、また新たな稜線を描いて行く。

その、全ての日常に溢れる認知の限界を超えた無限の情報、物語、感情が、いままでもそうであったように、これからも気付かぬうちに蓄積し、俺を形成して行く。

それらがいつの日か誰かと、リヴェットのような「完全かつ未完成に交わり合う複数の弧」を成すことを俺は何時も願っているのだが、それは今すぐに実現するという類ではなく、言わば、また、別の話だ。



俺も、またいつか恋をする、のだと思う。



それが点とか、直線的な線とかではなく、ウォン・カーウァイ的な「果てしなき輪還」に達する為に俺が何をすべきかと問うたところで、幸いなことに、俺のやるべきことは甚だ明確なのである。



あるいは、俺は如何に己と戦っているか。
posted by 井川広太郎 at 00:15| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月25日

フジオロック

今日はロケで疲れました。

なんか色々言いたいことがあったのだが、沢山有り過ぎて良く分からなくなった。



友達が闘いに赴きます。

一言、「勝てとは言わん、負けるな!」
posted by 井川広太郎 at 02:11| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月24日

偶には普通の日記を

8時 起床

ここ数日、豪快な夜型で、早くて8時、遅くて10時に寝ていた俺が気合いで朝型に矯正。
「やれば出来る子」は俺の為にある言葉だ。

朝起きて最初にすることは毎日変わらず、珈琲を煎れること。
ドリップしている間に顔を洗って、服を着替える。
ところでいい加減、夏用のパジャマでは寒い。

で、珈琲飲みながら新聞読む。

そして今日が祝日だと気付く。

10時 『東京失格』編集開始

最近、調子が良い。
正直に、編集が楽しい。
ワンフレーム(30分の1秒)削るだけで印象が変わり、カットを削除したりすると映画全体の意味が変わるというこの小さく密やかな悦楽を誰と分かち合えようか。
ところで、「短くしろ」と言うのは真っ当だと思うが、「このカット削れ」とか言う人はエイゼンシュタインを知っているのだろうか。

14時 腹が減る

そんな訳で、ここ数ヶ月まともなものを喰っていません。
あ、7月に『東京失格』のロケハン絡みでタックンの実家にお邪魔し御相伴に与ったのが最後かな。
家庭の温もりに男泣きしました。

15時 編集

『東京失格』の編集は、尺で言えば6割が終わり、労力で言えば8割が終った。
もうちょい。なんとか予定通り、11月中にラフ編が完成しそう。
ところで、編集が余りに愉しいので、このまま一生編集してたいという禁断の妄想を味わう。

17時 突然、音楽が

チャゲ&飛鳥の『モナリザの背中よりも』が急に聞きたくなる。iTunesには入っていないのでCDで聞く。CDは概ね片したのだが、なんとか埃塗れの『see ya』を発掘。聞くのは実に10年ぶりではないだろうか。

それから懐メロ特集になり、なぜかiPodnanoたんに入っていないCDを聞きまくる。

で、iPodnanoたんにも勿論入っている、くるりの『赤いばら』を〆で聞いている時に、実は自分が大声で歌っているのではと、はたと気付く。ヘッドホンを外してみると矢張り、大声で歌っていた。

多分、音楽を聴きながら自転車で走っている時とか、傍から見ると可笑しいんだろうな。ああ、恥ずかしい。

18時 編集再開

楽しいけど、結構寂しい。

22時 腹が減る

偶には外に出ないと、と外食する。

23時 再び編集

24時 今日はもう止め

編集以外の他の雑務をこなす

そしていま、26時か。

また、寂しくなった。
posted by 井川広太郎 at 02:01| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月23日

骨の音

今日、自転車で移動中、怪我をしている猫を道端に見つけた。

最初は、何か板のような物と戯れて遊んでいるのかと思ったが、どうやら段ボールの切れ端が後ろ足に突き刺さって抜けないらしい。

様子を伺おうと近付いたのだが、その猫は甚だ怯え、興奮し、とても触れられる雰囲気ではなかった。

俺は仕事柄、指先が物凄く大事で、しかもその時はとても大切な機材を持っていて、しかも大変に急いでいたので、猫の爪や牙で何かあったら拙いと考え、その場を去った。

自転車に乗りながら、その猫に何度も「ごめん、ごめんよ」と心の中で謝った。

下らない言い訳しか出来ない臆病な自分が、反吐が出るほど情けなく思えた。


高校生になったばかりの頃、夜遅くに自転車で帰宅中、曲がった坂道で、ゴッという“何かを踏んだ”感触があった。

ほんの一瞬のことで、怖くて後ろを向けず、そのまま帰宅した。

家に帰り自室で机に向かってから、頭の中で猫の悲鳴が響いた。

先程は暗くて見えなかったし、近くの車道の騒音で何も聞こえなかったのだが、矢張り猫を踏んだのだと確信した。

その場所に戻ってみると、案の定、猫が怪我をして踞っていた。

後ろ足から血が出ていて、近付く俺を伏したままずっと威嚇していた。

俺は持ってきた袋に暴れる猫を入れ、近くの河原に運んだ。

その猫は袋が千切れんばかりに暴れていた。

河原の茂みの中に、その猫を放した。

その猫は俺の行動を理解したのか、立ち去る俺をじっと見ながら大人しく伏していた。

俺は心の中で何度も「ごめんね、ごめんね」と繰り返した。

その猫の為に何もしてあげられない非力な自分を恨んだ。


というわけで、岩明均の『ヒストリエ』第3巻が発売されたようです。
posted by 井川広太郎 at 01:13| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月22日

【イベント上映】


daypark production presents...
Orange Salon

Date 2005.12.03sat open16:00 close18:30

Place Salon by marbletron (KOUENJI)

Door 500yen(ドリンク別)


Movie ktn_、鈴木直哉、江尻幸子 

Guest Movie 『マチコのかたち』白川幸司

Host mosse

DJ meow、sovistar


orangesalon.jpg





と、いうわけで『マチコのかたち』そして『眠る右手を』で制作を担当した江尻幸子が参加するイベントにて、『マチコのかたち』が“特別ゲスト作品”として上映されます。

このイベントは短編映像の上映の他、DJイベントや、トークショーなどが行われ、とってもフランクな雰囲気で催されるとのことです。

興味がある方は、足を運んでみて下さい!
posted by 井川広太郎 at 01:56| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月21日

この街を救おう

『vivre sa vie』

君は、いつか俺が言った言葉を覚えているだろうか。

『言語論』

子供の頃、親に連れて行ってもらった場所も、俺は殆ど忘れてしまった。

せいぜい、自分が覚えている記憶の残骸にしがみついているだけさ。


多分、全部忘れて、みんな消えて、無かったことになって、また、何か新しい物語が始まる。


そう、でもね、その前に、自分を形作った全ての物、事、人の為に、俺には少しやるべきことがあるの。


Ignorance is the seed of violence!
posted by 井川広太郎 at 04:46| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月19日

生きているらしい

昼前に、本日楽日である映画『誰がために』を観に行く。

大変にお世話になっている関係者の方から招待券を頂いていて、しかもそれがご丁寧にペア・チケットで、独りで行くのもなんだなと思っていたら最終日になってしまった。てへ。

この映画には奇しくも、『東京失格』組の川野弘毅も出演しているとのことで、楽しみ。

早朝に、手掛けていた短編ドキュメンタリー映画を完パケしプロデューサーに発送。
で、挫けずに独りで渋谷のシアターイメージフォーラムへ。

浅野忠信さん主演でロングランを重ねたこの映画の楽日だけあって、朝一の回にも関わらず、結構な客の入り。

川野さんどこで映るのかと思っていたら、突然、大型犬に似た色黒の顔が画面を埋め尽くす!
心臓が止まりかけたよ!(因に『東京失格』では画面から実際にはみ出しているほどの彼のクローズアップが楽しめます)

シアターイメージフォーラムでの上映は終わりましたが、再映やDVD販売でチェケラッチョしてみてね☆


で、あんまり天気が良いので、代々木公園へと散歩。
『東京失格』の編集が佳境に入りつつあるので、改めて色々と思い出してみる。
日当りの良いベンチに座り、音楽を聞きながら、『東京失格』の原点に回帰してみる。まあ、気持ちが溢れて、感情が暴走して、涙が流れるだけなのだが、君の面影に想いを馳せるんだぜ。
その時、俺の相棒はサンボマスターの「美しき人間の日々」を奏で始めた。
どうやら、俺はまだ生きているらしい。


『誰がために』は写真館を舞台にしていた。俺も久々に銀塩を使いたくなる。

ところで、煙草と缶コーヒーとipodがあれば、俺はどこまでも歩けるな。歩いて行けるんだぜ。

というわけで、中野まで歩いて帰る。


代々木公園で、黒いジャージーを着てストレッチをするおっさんを見掛けた。
往年の名選手ジーコにソックリで心臓がバクバク鳴ったが、多分、他人の空似だ。
空似であって欲しい。
posted by 井川広太郎 at 03:41| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月18日

切なき想いを知れ

高校3年生の時であったか、学内で“映画鑑賞会”なるものが月に一回ほど開かれ、俺はそれに参加していた数名の一人であった。

その頃は、特に映画が好きだった訳でもなく、沢山観ていた訳でもなく、せいぜいTVの深夜映画を毎週心待ちにしているとかそんな具合で、ましてや自分で映画を撮るなんて想像だにしない、そんな俺であったが、憧れっつーか、まあ普通に興味はあって、部活でもサークルでもないその活動に参加するだけで映画が観られるなんて「おトク」とかそういう軽い認識であった。

母校にはなぜかスクリーンを常備した視聴覚室なるものが(確か)あって、それを有効利用した好事家の余興であり、ろくに勉強もしない不真面目な俺には最適の学び場であったのだ。(物凄く真面目で優秀な同窓生も参加していたが。)

で、そこでは『ブルース・ブラザース』とか『死刑台のエレベーター』とか、まさに傑作ばかりを立て続けに観ることが出来たのだが、それは無知な俺にとってはとても刺激になったし、多くが未だに心に焼き付いている。っつーか『ブルース・ブラザース』は生涯ベストの1本だしな。

そんな中、侯孝賢の『恋々風塵』の上映の回があった。

ほんの数名の参加者の為に、主催者の山本先生が毎回、上映する映画について解説したプリントを配布して下さっていて、『恋々風塵』についての文章のタイトルが「切なき想いを知れ」であった。

そりゃ、あんた、あんな切ない映画はねえよ!

それ以来、『恋々風塵』も「切なき想いを知れ」も、俺の恋愛観の根幹に鎮座している。

にもかかわらず!30歳近くなって、改めて『恋々風塵』と「切なき想いを知れ」という言葉の重みを味わうとは想像すら出来なかった、そんな高校時代がとっても『少年時代』。

以上、俺が切なさ込めまくった「フェリーのシーン」のラフ編出来たよ!という業務連絡ついでの想い出四方山でした。
posted by 井川広太郎 at 01:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月17日

時を刻むは我にあり

最近、1日が過ぎるのが物凄く早い。

沢山何かをやったようで、何もしてなかったようでもある。
充実と後悔の抱き合わせ。
この感覚、前にも味わったことあるなと思っていたら『東京失格』の脚本執筆時と同じだと気付く。

『東京失格』の脚本執筆には、実に半年掛った。
去年の11月に開始し、原型が出来たのが今年の4月。
その間、毎日地獄のような苦悶の日々を過ごした。

脚本を書いている期間は、終止キーボードに向かっているとは限らず、脳内作業や気持ちの問題、イメージの具体化など、端から見るとちっとも関係ないような行動まで引っ括めて作業に当たる。
う〜んと腕を組んで1日が終わり、散歩して日が暮れ、落ち込んだり焦ったりしながら、それが結果として作品に繋がる。

勿論、全ての映画が必ずしもそうだとは限らないのだが、『東京失格』という作品は、自分の心身を注ぎ込む映画として制作したので、そういったメンタルな活動も伴うわけだ。

で、いまは編集中。
脚本を書いている時と違うところは確実に毎日、時間があれば一日中PCに向かっているという点だが、それでも矢張り、具体的な作業に留まらない営みがあったりする。

『東京失格』は「活きた感情を映す」ことを意図し、即興演出で撮影され、正確な台詞も決まったカット割りも無い。
従って、編集作業では、言わば「台詞書きと絵コンテ切り」を同時にやっているようなもので、これは通常の編集作業の数倍の労力を費やす。

その上、カットごと、シーンごと、シークエンスごと、そして映画全体の気持ち(の表現)に関わる作業であるから、当然、猛烈な頭脳労働であるし、想像力や知識や感性を総動員するし、精神的な消耗は頗る激しい。
わざわざそんな作品にしたのは「そうしないと表現出来ない感情」を拾い集める為であって、つまり全ては必然的であり宿命なのである。

以上、書いてて言い訳しているみたいで恥ずかしくなってきたのでこれで止めるが、因に白川幸司監督は『眠る右手を』の編集に6ヶ月掛ったし、ジョン・カサヴェテスは殆どの作品は編集に数年掛けている、とだけ言っておく。

まあ、そんなこんなで、早撮り、光速編集が売りだった俺も苦悩の日々を送っている訳だが(仕事など、その他の編集は相変わらず早いよ)、時を刻むのは時計の針ではなくて、俺自身の存在だってことだ。という30歳が間近のモテない貧乏独身男の空しい自己暗示はこれにて終しまい。

で、同様のことが50億人の中で営まれていて、その総体である社会はそれ自身が独自の時間軸を持ち、そうして世界は回っている(というより、それが世界が回るという概念そのものな)訳で、それが俺という個人に容赦なく軋轢をかますのであって、例えば俗にいう“スケジュール”というやつなんだが、こいつが厄介なのだ。
posted by 井川広太郎 at 02:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2005年11月15日

アピチャートポン・ウィーラセータクン

今日はアピチャートポン作品の上映があり、白川さん、福島さんなどと観に行った。

アピチャートポンは『ブリスフリー・ユアーズ』(2002)でカンヌ映画祭「ある視点」部門グランプリ、『トロピカル・マラディ』(2004)で同映画祭審査員賞を受賞している、いまやタイのみならず世界で最も注目されている若手監督の一人である。

白川さんは個人的に親交が厚く、また福島さんも何度もお会いしている仲。俺は念願叶って初めてお会いしたのだが、以前、東京国際映画祭で『アイアン・プッシーの大冒険』(2003)を拝見しており、同映画祭のレセプション・パーティでは、『アイアン・プッシーの大冒険』に主演し、アピチャートポンと共同監督として名を連ねているマイケルと酒を呑み交わしている。

で、今日は『トロピカル・マラディ』が上映された。立ち見が出るほどの満席で、ティーチインでも熱気に溢れた質問が続き、改めて日本での注目度の高さを思い知らされた。

上映後、アピチャートポンを囲んで、映画祭プログラマーの方々や評論家の方々などと呑み会になった。白川さんや福島さんなどと一緒に、アピチャートポンと日本とタイの映画環境の違いに付いて語る。固めの話も多かったがアピチャートポンは「親戚に囲まれた誕生会みたい」と喜んでいた。

世界にこういう仲間がいるというだけで勇気も力も湧いてくる。

アピチャートポンは新作の準備も忙しいらしく明日帰国するとのことだが、上映は今週末にもあるのでこの機会に是非!

国際交流基金 アジア映画監督シリーズ10  タイの新星アピチャートポン・ウィーラセータクン
posted by 井川広太郎 at 00:52| 東京 🌁| Comment(6) | TrackBack(2) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月13日

『クロス・ザ・レンズ』は傑作

というわけで、今日はシネセゾン渋谷でのオールナイトで福島拓哉監督作品『クロス・ザ・レンズ』が上映されました。

結論から言うと、やっぱこの作品は胸を張って断言出来る傑作だ。

今回は何度目かの鑑賞になるので、粗を探しに掛った。
この作品を傑作と言う自分を疑って観てみた。

すると実際、粗だらけだし、稚拙な面も多いし、非難するべき点も多々ある。

しかしそれでも、この作品はそんな難点すら軽く凌駕するほどの素晴らしさを持っているし、相対的な評価では収まらない、絶対的な映画であると確信した。

皆さんが観る機会が必ず再び訪れると俺は信じているので、その時を待とう。
俺は待ちきれないので、こうして声高に叫ぶんだぜ。



で、良い映画を観た後は、親愛なる仲間と酒を呑むのが吉!

というわけで『東京失格』組の録音の吉岡、役者の敏ちゃん、某舞台女優、某グラビアアイドル、さらに誘拐映画社のウズマキマキオ氏まで加わって朝焼けの渋谷で酒を呑む。

みんな物凄く楽しそうだった。

それこそが、俺達の映画への真摯なる挨拶だ。
posted by 井川広太郎 at 08:05| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月12日

飾りじゃないのよ 涙は

いつか恋人に会える時
俺の世界が変わる時
俺 泣いたりするんじゃないかと感じてる
きっと泣いたりするんじゃないかと感じてる


今日は女友達と晩飯を喰った
彼女とはもう7年以上の付き合いがある
とっても大切な友達の一人

で、彼女の恋人に初めてお会いした
彼に会うのは初めてだが
『マチコのかたち』の劇場公開時にこっそりお世話になっていたりする

その女友達が恋人が来た途端
俺と二人で話している時とは微妙に違う表情になって
物凄く可愛らしかった


彼らと別れた後、なぜか男友達に呼び出されてカラオケに行く羽目に
井上陽水の『少年時代』と『飾りじゃないのよ 涙は』を歌った


まあ、俺はしょっちゅう涙を流す泣き虫だけどな
posted by 井川広太郎 at 04:26| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月11日

土曜の夜はオールナイト


『クロス・ザ・レンズ』 監督:福島拓哉
江戸川乱歩原作短編オムニバス『乱歩地獄』http://www.rampojigoku.com/の制作課程を追ったドキュメンタリー。
出演:浅野忠信、竹内スグル、佐藤寿保、実相寺昭雄、カネコアツシ、宮崎大、松田龍平、成宮寛貴ほか

(シネセゾン渋谷20周年記念 『乱歩地獄』公開記念オールナイトにて上映)
日時:11月12日(土) 23時50分から
場所:シネセゾン渋谷
料金:2500円

詳細はP-kraft公式サイトをご覧ください。
http://www.p-kraft.com/



で、今日、別件で福島さんと打ち合わせ中、「何回シネセゾンのオールナイトに客として行ったことがあるか」という話になった。
俺は「50回ぐらい」と即答したのだが、そんなに多くはないだろうと言われた。

数えたことが無いので正確には分からないが、学生の頃はほとんど毎週と言っていいほど頻繁に東京のどこかでオールナイトで映画を観ていた。
一番多くオールナイトを観に行った劇場は間違いなくACTセイゲイシアターだが、次に多いのがシネセゾンか旧・文芸座だと思う。
毎週、ぴあのオールナイト欄を見て、週末の自分の行き場を決めるのが楽しみだった。

シネセゾンは何回も開催された“ゴダールナイト”などなど、沢山行ったのは事実だし、“四方田犬彦さんの私物フィルム『東風』燃える事件”や、“『クッキーフォーチュン』オールナイトで超有名カップルに遭遇”など、それこそ想い出は枚挙に暇が無い。

早朝の閑散とした渋谷の街に出て、牛丼屋で朝飯を喰ってから、ガラガラの山手線、中央線を乗り継いで帰る・・・

シネセゾンン渋谷のオールナイトで自分がスタッフとして参加した作品が上映される日が来るなんて、あの頃は想像出来なかったな。
posted by 井川広太郎 at 01:14| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月10日

夢のカリフォルニア

今年、2005年は海外に一度も行けなかったです。

心身とも内向的な1年間であったということでしょうか。

来年は是非とも『東京失格』を引っ提げての海外ツアーといきたいですね。
posted by 井川広太郎 at 01:43| 東京 ☀| Comment(9) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月09日

スケジュールが押しまくっているんですが

先日お会いした業界の方が『マチコのかたち』を既にご覧になっていた。
物凄く嬉しい。何より有り難い話だ。

最近、『マチコ』を観た方からお声を掛けて頂く機会が本当に多い。

『マチコ』を撮ったのは、もう2年以上前。
劇場公開からも1年半近く経ったが、いまになってやっと、その身軽さが活きてきた。

年内にもまたイベントで上映される予定!
正式に決まり次第このBLOGで告知するんでチェケラッチョしてね☆
posted by 井川広太郎 at 03:24| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月07日

されど我らが日々なんだぜ

というわけで今日は融解座でした。

融解座について知らない人に補足。ウズマキマキオという人が主催する誘拐映画社という集まりを中心に、毎月一回の上映をもう7年以上続けているイベント。「来る者は拒まず、去る者は追わず」の鉄則を遵守し、俺は学生映画時代の全作をここで上映させてもらった(因にウケなかった)。江古田のプログレロック・カフェ”フライングティーポット“で開催され上映中の飲食喫煙歓迎というとっても映画らしい自由さで、映画人のみならず、ミュージシャン、漫画家、画家、ライターなど文化人が集うサロンと化している。俺はあんなこんなで、初期からの7年ぐらいの付き合い。

で、ここで今日はタックンの『クロスザレンズ予告編』と『Boderland』の上映。

作品の方は、まあ観ろよって感じだけれども(『クロスザレンズ』本編は来る12日(土曜)にシネセゾン渋谷のオールナイトで上映されます!必見!!)、今日はお客さんが多かった。

7年ぐらい融解座にいて、屈指の大入り。

その上、とんでもゲストが沢山。某有名監督や、名前は出せないけど(出して良いのか?)某アイドルとか。

で、今日話題にしたいのは高橋雄弥監督。なんでも“川嶋あい”という“I WISH”という人気グループのボーカリストだったシンガーソングライターを追ったドキュメンタリー映画『最後の言葉 dear beloved』を監督し、その映画が現在、渋谷シネマソサイエティで上映中!

雄弥君も融解座で出会った人で、今日2年ぶりぐらいに再会したら劇場公開デビューだって!

皆、頑張っているなあと。

まあ、そんなこんなで、継続することと人付き合いが大事だってこと。
posted by 井川広太郎 at 01:21| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月06日

一生分の恋をした

あんま上手に表現出来ないのだけれど、いまのこの気持ちを肝に銘じる為に敢えて書きます。

俺は、独りで生きて行く覚悟を決めました。

最近、周囲の親愛なる人達が幸せな出会いや巡り逢いを果たしていく姿を見て、それだけで俺は健やかな気持ちになるし、彼等の幸せの為になら、俺は何でも出来ると本当にそう思う。

で、彼等や、まだ見ぬ誰かの為にかよわい俺に出来ることは何なのだろうと省みるに、矢張りそれは、映画を撮り、映画を撮り続けることでしかないと思う。

俺のことなんか、皆すぐに忘れてしまうだろうけど、俺の映画は残り得る。

その余りある幸運を授かりながら、人並みに幸せになろうなんて憧れは愚かにも程がある。

人として欠け、男として落伍した俺が、映画に携われるだけで本当に光栄だ。

俺は映画に、身も心も、人生の全てを捧げます。

俺や、映画や、俺の映画で少しでも幸せになれる人がいたら、俺もそれを喜びと感じ、謹んで享受します。

辛さや、悲しみや、屈辱や、その全ての仕合せを、向上心、闘争心、自分自身の血肉にして、これからも映画を撮る為に生き続けます。

まだまだ未熟以前。これからも努力する。俺が映画に救われた恩は、返しても返しきれない程に溢れている。



多分、俺のような無知で無能で駄目な人間は、直接人として関わっても誰かを幸せにすることなんて出来やしない。

だけど、そういう俺だからこそ感じることが出来る感情や、創れる映画はきっとあって、『東京失格』はそういう映画だと誇りに思うし、映画を通じて人と関われるというだけで、俺には素晴らしすぎる人生だ。



映画である以上、人への興味は尽きないのだし、その上、寂しがりで、エロくて、馬鹿な俺だから、これからも人に甘えたり、惚れたり、頼ったりするのだろうとも思う。

だけど、弱くても、へこたれても、挫けても、この気持ちを忘れたくはないし、ここにきっと戻ろうと今は思う。



「知足」という言葉が、子供の頃から気になって仕方が無い。

“足るを知る”という読みで、中国の故事に出て来るのだけれど、この言葉の意味がずっと分からないでいた。

欲を捨ててとか、精神的な豊かさとか、自我を無くしという風に解釈されるのだけれど、多分そんなものじゃなくて、もっと深い、優しさに満ちた哲学なのだろうとずっと考えていた。

いまの俺はまだまだ知足の域に達していないのだけれど、なんとなく理解し始めたような気がする。



直ぐにここに書いてあることを翻すような行動に出るかもしれない。

そうしたら、それも俺なりの至らなさだと思うから、どうぞ指を差して笑って下さい。

そもそも情けない失恋男の戯言だしな。

そんなことすら孕んで、それでも俺は映画を撮り続けます。
posted by 井川広太郎 at 00:16| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月05日

最近の仕事

1.『東京失格』誠意編集中 HDVのネイティブ編集。11月中にはラフ編完成予定・・・

2.短編ドキュメンタリーの再編集 今月中にサクッと終らしてインド、アメリカで上映予定

3.アート系短編映画 12月に一気に監督/撮影/編集し上映予定

4.長編映画の企画 こないだ企画書まとめて5本ほど書き進行中

5.過去作の上映/販売 国内外、大小を問わず進行中

6.VP 数社企画が進行中

7.ストリーミング動画 監督/撮影/編集で数社請け負っていますです

8.その他諸々 OVのカメラマン、プレゼン用DVD制作などなど

9.映画鑑賞 ペア鑑賞券一組所有、それとは別に観たい映画1本あり

10.デート 特に予定無し・・・
posted by 井川広太郎 at 02:33| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2005年11月04日

で、休日

昼頃から『東京失格』の編集を始める。
昨日捗ったお陰で、今日も頗る調子が良い。
と、某氏から電話が掛ってくる。

何でも、12月のインスタレーションに出品する作品として映像制作を企画しているらしく、手伝って欲しいとの事。
ま、詳しい話は直接会って話しましょうということになる。

で、それからまた編集をして、18時に新宿へ。

今日お会いしたのは画家さん。
本来は当然、絵画を出品するところなのだが、諸々の事情もあり、敢えて映像制作に挑戦したいらしい。
で、出来立てホヤホヤの脚本に目を通す。
勿論、全くの素人で、初めての試みなのだが・・・すげ〜面白い!

んなわけで、来月に俺がアート系短編映画を監督することになりました。

いま抱えている案件だけでかな〜りテンパってるし、進行中の数々の企画が実現したら、そりゃあんた、大変なことになるのですが、ぶっちゃけ、そのインスタレーションに参加するのは有意義だし、作品も国際的な展開が望める。
そして何より、脚本が面白い!
ほんの短編だし、撮影から編集含めて数日で終るしな。
とにかく、オモロい映画を創ることが本懐なのだから、ここは辛くてもやるべきだろ、なあ!みんな!!

今日の打ち合わせの韓国料理屋美味かったです。

んなわけで、今月は『東京失格』の編集を頑張るぞっ!おっ〜!!
posted by 井川広太郎 at 00:42| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | lost in blog | 更新情報をチェックする