『ジャスミンの花開く』(原題:茉莉花開/2004/ホウ・ヨン)配給:日本スカイウェイ![]()
30年代から'70年代の上海を舞台に、チャン・ツィイーの一人三役で三代にわたる母と娘の人生を描く大河ドラマ
激しくも、甘美な恋が開花した・・・
シネスイッチ銀座 シネリーブル池袋 初夏!切なく、花開くロードショー!!
作品公式サイト(予告編有り)
チャン・ツィイーが2時間出ずっぱりの映画。
監督は、チャン・イーモウの「初恋のきた道」や、本作のエグゼクティブプロデューサーでもあるティエン・チュアンチュアンの「青い凧」(俺の知っている限りでは最強最高最愛の中国映画)の撮影監督であるホウ・ヨン。本作で監督デビューとのこと。
2004年に完成したものの中国では上映出来なかったらしいのだが、ついこの間やっと公開したらしい。
まあ、上映出来ない事情にも色々あるのだろうけど、以前に某映画祭で知り合った中国人の監督も国内では上映出来ないと嘆いていた。彼の作品は全くもって素晴らしく、それこそ映画史に名が残り得るような正に新時代の映画の象徴のような作品だったので非常に残念。彼は国を離れ、いまはNYを活動の拠点にしているそうだ。
矢張り劇場で公開されるっつーのは一筋縄ではいかないことで、様々な事情や理由や論理が働く。それはそれで仕方の無いことだが、やっぱ面白い作品が上映されない、観られないって言うのは勿体ない。
国際映画祭の魅力はそこにもあって、普段は中々触れられないような世界中の面白い作品が沢山観られる。その上で、ビジネス面の縦の関係だけでなく、作家同志の横の繋がりも出来る。いやん、素敵だわ。
そんなわけで一週間後にドイツに旅立ちます。まだまだ準備やら何やらでバタバタしていて感傷に浸っている余裕は全く無いのですが、当然、ドキがムネムネしているのです。