2006年09月29日

そのとき俺は確信するのだろう

というわけで明日、バンクーバーに発ちます。

わずか10日間の滞在ですが、多分、俺の人生にとっては非常に需要な旅になると思う。

それは、初監督作品で大規模な国際映画祭のコンペティションに出品出来ることや、バンクーバーが俺にとっては特別な場所であることとか、夢の実現であるとかそういった理由だけではない。

まだ劇場公開が終ってから1ヶ月も経っていないけど、なんつーか、自分の中でこれからの戦略、生き方、そして映画との接し方を探る重要な日々になると思うのだ。

平たく言うと、気持ちを整理するってことになるのかな。

かの地で『東京失格』が世界中のプロフェッショナル、そして異国のお客様にどう観られるのかといったことや、世界から集まった最先端で最高の作品達を観て得る刺激とか、一緒に行く仲間や懐かしく会う人やそして初めて出会う多くの人々と語り、呑み、接することから得る喜びとか、そういった全てを受けて、俺と俺の映画と俺の人生を相対化しつつ、本当に細やかな自分の感覚や感情を読み取り、解放し、新たな在り方を模索したい。

バンクーバーではネットにも繋がるし、このBlogも更新出来るかもしれないけど、スケジュール的に厳しいかもしれないし、旅先で俺はさらに心の旅に出ちゃうかもしれない。

それでもまあ、物凄く沢山のことを得て来るつもりだし、少なくとも全身全霊で遊んできます。

土産話を楽しみにしていて下さい。

そして、バンクーバーで「映画LOVE」ポーズをキメて来ます。

行って参ります。

映画LOVE!
posted by 井川広太郎 at 22:47| 東京 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2006年09月27日

それを優しさと言うのです

んあ〜!日付変わって3日後にはバンクーバー!!
本当は物凄く興奮しているのだけれど、じっくりドキをムネムネさせる余裕も無い。
いいんだ、現地に着いたら暴れてやるんだから!

ここ数日の俺は自分で自分を褒めたくなる程の驚異的な速度で仕事をこなしている。
いや、ほっとくと誰も褒めてくれないから自分で自分を褒めておこう。
偉い!エッヘン!!

しかし有り難いことに次から次へと新しい仕事が舞い込んでくる。
ので、抱えている仕事量としては減るどころか増える一方。

才能も実績も資格も財産も安定も何も持っていない俺は、ハッキリ言ってノーフューチャー。
だから今はそういった機会を最大限に生かし、金とか時間を費やしてでも未来の自分に投資するんだ。つーか、それしかないんだ。

才能も実績も資格も財産も安定も無いのは仕方ないから諦めるから、新しく始まる何かが欲しい。
俺、頑張る。頂いた機会を活かします。有り難う御座居ます。100倍返しで頑張ります。



そこでバンクーバーの話。

俺にとってのバンクーバーは、映画人生における第二の故郷と言っても過言ではない。

4年前に(白川幸司監督作品『眠る右手を』の撮影監督として)初めて参加した国際映画祭であるというだけでなく、勿論その余りにも素敵で素晴らしい想い出や経験や発見や感情や出会いも含めて、バンクーバーで得たある言葉が『東京失格』の原点になっている。

「Ignorance is the seed of violence」

夜のバンクーバーの住宅街をほろ酔い気分で歩いている時に見つけた壁の落書き。

その時は、その全てを理解するのは至らなかったけど、それからもずっと俺の心に引っ掛かり、いつしか俺の座右の銘になっていた。

なんかずっと子供の頃から、こう外に出したくて仕方が無い想いがあって、それが俺が映画を創る動機なのだけれど、それが言葉として結晶したのが「Ignorance is the seed of violence」だと思った。

それを映画にした一つの形が『東京失格』。

でも、まだ足りない。

きっと、その言葉は、俺の真ん中でずっと衝動であり続け、俺は映画を撮り続ける。



2年前に白川監督と『マチコのかたち』でバンクーバーに行った時も、俺は一人でこの落書きを記憶を頼りに探しにいったのだけれど、見つけられなかった。

そういった様々を胸に『東京失格』を制作していたのだが、音楽を担当してくれたKYPCAHTの関口純は当時バンクーバー在住であったと言う偶然も重なり、この想いに非常に共感してくれた。

そして彼が創った『東京失格』のエンディング・テーマが『Ignorance is the seed of violence』。

自分で言うのも何だけど、映画監督とミュージシャンが作品を通じて響き合ったと確信出来たな。いや、物凄く嬉しかったんだ。


で、その関口純とは、『東京失格』でバンクーバーに帰れたら良いねと常々話していたのだが、なんとコンペティションに出品というかたちでそれが実現した。


映画祭のマネージャーからも「We are happy to welcome you back to Vancouver」ってメールが来て、初めてバンクーバーを訪れた時から沢山の積み重ねがあって、再びあそこに戻れるのだなあと感慨深かく色んな感情が込み上げてきた。


なんつーか、やっぱ俺にとって一番大事なのは人と人との繋がりだし、それは『東京失格』の劇場公開中に沢山の懐かしい人に会えた時も実感したけど、新しい出会いと同じように今までの人との関わりを大切にしていたい。

関わり方は人によって違うけど、なんつーか俺自身というかこの肉体なんか割りとどうでもよくて、大事なのは関係性だろうし、その為の肉体だろうし、そういうところに映画も存在しているのだと思う。

うん。自分でも意味良く分からないけど、そんな感じだ。

だから、いつまでも言い訳ばっかしてないで、さっさとやっちまえよ。

つーか、そうするしかないだろ。



3日後、バンクーバーに発つ。

現地で関口純と、その壁の落書きを探すつもり。

見つかったら良いな。

見つからなくても仕方ないけど。

だって4年も前だぜ。

記憶も曖昧だ。

でも、見つかったら良いな。
posted by 井川広太郎 at 01:02| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2006年09月22日

そして君は知ることになるだろう

高校の同期である友人が結婚するとのこと。
なんで急にって聞いたら「30歳だしケジメかな」だって。
そうだよなー、ちゃんと30年生きてきたなら、そういった立派なケジメを付けられるんだよなと羨ましく思う。
本当なら近々行われる結婚パーチーで思いっきり悪口を言ってきたいところなのだが、残念ながら彼の悪いところは思い付かないので、おめでとうと祝福してくるつもり。


ここんとこ、つーか公開中からずっとバンクーバー国際映画祭に参加する為の準備に追われている。
物見遊山に行くなら兎も角、俺にとっては最高の舞台であって、またとないチャンスであるから、色々と準備が必要。
一応、コンペティションにノミネートされたのだしゲストとして扱われる訳だが、こっちはかなり地道に泥啜っているのです。


しかし先週、その準備が一段落したところで、先月の『東京失格』劇場公開の為の数ヶ月の疾走の疲れが出たのか、全く仕事が手につかない本格的に駄目な子になる。
俺みたいな無能なうえに駆け出しの若造が休養を必要とするなんて贅沢にも過ぎる。
俺より才能ある奴が世界中には五万といて彼等ですら必死こいてるのにもかかわらず。にもかかわらず!である。
数日休んだロスを計算しつつ、困ったなーと頭を悩ませ、でも疲れが少しはとれたし、楽日から幾日も経ってないから、まあいっかと許す自分をグーで殴りたい。

そういえば、劇場デビュー&誕プレで頂いた十本程の酒がもう直き尽きる。やっぱ一ヶ月と持たなかった。


ともあれ今週からまた健気に労働しているのだがそんなある日、ロケ地にかなり早く着いたので朝飯でも喰ってコーシーでも飲もうかとマックに入ると、熊ちゃんにバッタリ会う。
ってゆーか横浜でだぜ!?物凄い奇遇じゃんか、これ!
『東京失格』での熊ちゃんの演技が格好良すぎて、鑑賞した多くの女子から「あのバンドのギターの人カッコ良い!」と言われまくっているんだという話をしたら、「何かの間違いだよー」と照れる。
素直に喜べないシャイな一面なんて見せようものなら益々人気が上がりそうなので、ぶっちゃけムカつく。


移動中のiPODでのヘビーローテーションは、様々な映画のサントラに加え、『KYPCAHT』『接客』。
最高に好きなバンドの2つが友達なんて、俺は最高にオトクだと思う。

で、『KYPCAHT』『接客』を聞き込んでいるうちに『Talking Heads』の素晴らしさを再発見した。
David Byrneのボーカルにますます嵌まる。


またしても移動中、『眠る右手を』に出演していた某役者にバッタリ会う。
実は会うの数年ぶりかも。
こないだ『東京失格』劇場公開記念のオールナイトで『右手』を観直したばかりのこれまた奇遇!!
急いでいたのであんまちゃんと話せず、どうしても言いたかった一言が言えなかった。
曰く「『眠る右手を』は最高も映画ではないかもしれないけど間違いなく最強の映画の一つ」。


今日、ロケの待機時間中、ふと、作品のアイデアが湧きまくる。
俺はいつも頭の片隅に幾つか企画があって、それらを年中日ながら練っていて、ある程度カタチになってきたら企画書に起こしたりするのだけれど、その中には数年寝かせているものや、集中的に構想しているものもある。
そして今日思い付いたのは、『PLASTIC LIFE』という仮題で呼んでいるアイデアで、ボコボコ思い付くまま乱雑にメモっていた。

映画の企画って、人によって全く創り方が違うのだが、俺は物語とか映像とか設定とかに依って構想するだけではなく、「映画の気持ち」とか「映画の雰囲気」とか「映画の印象」とかから構築していく。
だから日常とか、見たものや、聞いたもの、体験したもの、思ったこと、感じたこと、体験したことなどからふと生まれたりして、それは散歩中だったり、雑談中だったり、ぼーっとしている時だったりもして、それがそれらの在り方で急に具体的になると、慌ててメモったり、絵に描いたりする。

言わば、数十本ある映画の企画は、それぞれ違う生まれ方をしていたりする。

というのも、彼等が本当にその姿を獲得するのは唯一「映画が完成した時」であって、言ってしまえば企画書も脚本も、ほんの仮の姿に過ぎない。

文字も、映像も、音も、彼等にとっては要素以前の仮初めなのだ。

その、まだ観ぬ姿を追い求めながら、いつ本来の姿が得られるか分からぬ彼等の為に俺は便宜上の姿を与えているだけなのだ。


ところで、バンクーバーでの上映に来てくれるというバンクーバーや北米在住の友人や知人が複数名いるのだが、その一部から既にチケットの入手が困難という話を聞いた。

ほんまかいな。

こんなデカイ規模の映画祭のコンペに参加するのは何分初めてなので実情が分からない。

遥々バンクーバーまで来てくれた人が入場出来なかったら洒落にならないな。


というわけで明日から編集地獄とバンクーバー準備最終仕上げ。


今月末に俺達が経つバンクーバー国際映画祭では、世界中の映画人と会うことができて、日本では公開機会が与えられないような最先端で最高峰の映画が沢山観られる。

いやん、わくわくするわ。
posted by 井川広太郎 at 02:44| 東京 ☁| Comment(7) | TrackBack(2) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2006年09月19日

オーバーハウゼン旅行記3/ドイツ上陸

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ロシアのシェルメチボ空港からドイツのデュッセルドルフ空港へは、約3時間。

それにしても、ずっと椅子に座って飯喰っている気がする。

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んなわけで、ついにドイツに上陸!!

ばんざ〜い!!と唱和する面々の顔にも疲れが色濃く出ている。しかし、ついに着いたぞ!!

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空港で出迎えてくれてのは、映画祭のボランティア・スタッフ。

ここ、デュッセルドルフは、ドイツ

以下、つづく


posted by 井川広太郎 at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | オーバーハウゼン旅行記2006 | 更新情報をチェックする

2006年09月16日

オーバーハウゼン旅行記 2

今回はロシアの航空会社AEROFLOTで、ロシアのシェルメチボ空港での乗継ぎ便。

アエロフロートは、以前は色々と槍玉に挙げられていたが、最近はスッカリ大人しくなったようだ。

しかし、機内でアルコール類のサービスが無いなど、流石安いが一番!相変わらずな一面もある。

でも、機内食は割りとフツーだった。出て来るのは遅いなと感じたけど。

ともあれ、トランジットで行ったことの無い国に立ち寄るのは楽しい。

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というわけで日本を発ってから8時間程でロシアに初上陸(正確には入国してないけど)。

シェルメチボ空港は噂以上に活気が無い!

薄暗く、静かで、どんよりと曇った空気が空港内を支配し、飛行機を待つ乗客も従業員も、みんな無言でしゃがみ込んでいる感じ。

長いフライトの殆どがロシア上空を飛んでいたことを思い出すと、空恐ろしくなる。

疲れているせいもあって、その空気に飲まれそうな我々は、まあ呑んで喰うべということで、数時間の待ち時間を食事に費やすことにする。

しっかし、空港のレストランの値段は世界中どこも高い。

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この時食べたのは、キエフ風チキンだか何だか(普通)と、キャビア・サンド(ただのイクラをクレープで包んだだけ=福島・談)と、ミラノ風スープ(マズい=白川・談)。

久々のアルコールと疲れでダラダラだったが、今度は来るときはちゃんと入国して、ちゃんとしたロシア料理が喰いたいです。

ともあれ、あと数時間でドイツに着く。
posted by 井川広太郎 at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | オーバーハウゼン旅行記2006 | 更新情報をチェックする

オーバーハウゼン旅行記 1

白川幸司監督作『SPICA』が、第52回オーバーハウゼン国際短編映画祭のインターナショナル ・コンペティションに正式出品された。

白川監督に同行し、主演の福島拓哉さん、鈴木薫さん、そして撮影監督の俺が2006年5月6
日(土)から10日(水)の4泊5日の日程でドイツのオーバーハウゼンを訪れた。


オーバーハウゼン国際短編映画祭 The International Short Film Festival Oberhausen

今回で52回目を迎えるオーバーハウゼン国際短編映画祭は、世界でも最も歴史のある映画祭の一つであり、「最も応募数が多い映画祭」と知られているように世界中から毎年数千の作品応募があるという短編映画祭としては最も権威のある由緒正しき映画祭である。

映画が文化として広く受け入れられている欧米では短編映画は需要も高く、同時に長編映画を撮る重要なステップであり、そういう意味でもオーバーハウゼンは我々のような若手の映画監督にとっては登竜門であり、長らく目標としてきた映画祭なのだ。
映画祭公式サイトより抜粋
「私にとってオーバーハウゼンは映画監督になる為の最初のそして重要な一歩でした」ロマン・ポランスキー
「映画監督になると決意するのに、オーバーハウゼンでの日々が私にとっては役立ちました」ヴィム・ヴェンダース
「オーバーハウゼンが映画史を築いたという事実は疑いようがありません」ゲルハルト(1998〜2005 ドイツ首相)


〓〓〓〓 1.png因にオーバーハウゼンはドイツの工業都市で、かつては石炭などの採掘で栄えたものの、現在は文化都市として新たな発展の方向を模索しているとのこと。
しかし、映画史的には重要な街であり、1960年代前半、映画祭期間中に「オーバーハウゼン宣言」が若手映画監督らによって示され、従来までの商業的な映画を批判し、ニュー・ジャーマン・シネマと称される新たなドイツ映画の潮流を生み出した。



そのメインプログラムである「インターナショナル・コンペティション」に『SPICA』が正式にノミネートされるという快挙に監督以下一同沸き立った。

いままでも白川作品は数多くの映画祭に招待されてきたが、このように権威のある映画祭のましてやコンペティション部門へのノミネートは、さらに大きな前進を果たしたことになる。


んなわけで、嬉々として一同ドイツに旅立ったわけなのだが、その顛末はーっ!!

 

まずは成田空港へ向かう。
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2006年09月13日

夢がいっぱい

バンークーバーの準備で心身共に削られるような日々。

疲労には限界がないと知りました。つーか既にK点越え、バッケンレコードなんだろうな。なんかゾンビみたい。とっくに朽ち果てているが、今生に未練があるのか、いつまでも前に進み続ける。ああ、俺はやる気に飢えているよ。しっかし頭も身体も付いて来ないので仕事の効率が物凄く悪い。しかし、やるしかない。

もう数日で一段落。そしたら休むどー!!


今日は後輩の池野拓哉が所属するパパ・タラフマラのスズナリでの公演が楽日なので、レンダリング掛けてから観に行く。

パパ・タラフマラはダンスと、演劇と、アートが融合したようなパフォーマー集団。

舞台嫌いの俺だが、池野が自信たっぷりに観てくれと言うから馳せ参じる。

『僕の青空』と題された"それ"は全く例えようもない何かを70分程舞台で繰り広げる。

単純に身体能力が高いというだけでも一見の価値がある。やっぱ基礎はバレエだと改めて痛感する。

劇場は超満員。終幕後も拍手が鳴り止まず、他では決して見られない凄みを堪能していた。


その後、隣のシネマアートン下北沢に行って一服する。

いまは西條監督の『恋鎖』が大好評上映中!

今日も雨の平日ながら多くのお客様がいらしていて、評判の良さを垣間みる。

俺が寄ったのが丁度、上映開始の21時頃で偶々、西條監督が劇場にいたので世間話する。

西條さん、俺が言うのも何だけど、この作品と共に物凄く成長したと思う。数年付き合いがあるけど、急にカッコ良くなった。多分、もうすぐにでも売れっ子になる、これから上がっていく男のオーラをプンプンさせている。羨ましい!!

実は『恋鎖』には俺もクレジットされています。

上映は22日までなので、是非、劇場で観て下さい!


で、バンクーバー国際映画祭の公式サイトに『東京失格』(英題:lost in tokyo)の上映情報が載っています。

作品の紹介文でメチャメチャ嬉しいこと言われてます。でへ。

訳(by俺)『今まで撮影監督として活躍してきた井川広太郎(彼は白川幸司と2004年にVIFFを訪問している)は、この作品を撮る為に監督、脚本、撮影、編集を務めた。
ジョン・カサベテスの『Husbands』(物語と構造が類似している)の影響を受けて、彼は30代という自分自身の世代の迷いと不安と言い訳とを骨の髄まで切り裂いていく。
東京の現実に深く根ざして、最初の場面から最後まで本当に心に響き渡り、『東京失格』は殆どの日本のインディペンデント映画が想像さえしない地点にまで辿り着いている。
終盤の長いドライブ・シーンは全くもって見事であり、自信に満ち、演技は確信的で、これは注目に値するデビュー作である。』

DRAGONS & TIGERS COMPETITIONのノミネート作品は『東京失格』を含めて今のところアジアから8本で、招待作品を含めると日本からは18本みたいです。

早くバンクーバーに行きたい!!
posted by 井川広太郎 at 01:09| 東京 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年09月08日

月蝕

TVで『死ぬまでにしたい10のこと』という映画を観た。

物凄く良かった!泣いたよ。

撮影や演出も良かったし参考にもなった。

つーか、良い映画だった。


この映画、公開時の2003年にも気になっていた。

百貨店で当時の恋人がスーツを選んでいる間に側に貼ってあったポスターを眺めながら一緒に観に行こうかと考えていたのだが、タイトルがダサイから止めた。

しかし原題は『my life without me』。それに気付いていたら観に行ってたのにな。

で、彼女が選んだスーツを試着して見せた。ドキがムネムネした。俺が平静を装って感想を述べていると店員が「お連れ様、超素敵じゃないですか!」と宣った。俺は悔しくて思わず苦笑した。


ところで今日は月蝕だった。

さっき思い出して慌ててマンションの屋上に上がったが、東京は曇りで見えず残念。

でも、東京の夜景は、やっぱ美しいな。
posted by 井川広太郎 at 04:27| 東京 🌁| Comment(5) | TrackBack(1) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2006年09月05日

祭のあと

結局、楽日である9月1日から休んでいない。

土曜にバンクーバーに発つ今月末までにしなきゃいけないことのリストを作ったら、とても時間的な余裕が無いことに気付く。

なので、楽しかった想い出を胸に、楽日翌日から地味に仕事をこなしていく。

忙しいのなんて大嫌い!暇が一番だと思う。だって、そうじゃなきゃ映画のことを考える時間が足りないじゃないか。

今も世界中で新しく素晴らしい映画が天才達の手によって生まれていっているのに、凡庸な俺が片手間で映画をやっていて良いわきゃない。

もっと映画を観て、もっと勉強して、もっと沢山撮って、心を解放し映画に全てを捧げたい。その為に臥薪嘗胆、いまは地道に泥を啜るの。


そんな中なのだが日曜、友人に拉致られ「東京JAZZ FESTIVAL」に行く。

勿論、興味はアリアリだが、何分時間がないし、その日は俺にとって大事な日だから家で大人しく仕事をしていたかったのだが、無理矢理連れて行かれる。仕方ないなあと楽しむ。

音楽を、しかもジャズを酒も煙草も禁止されたコンサートホールで大人しく座って聞くなんて苦痛だなと思っていたのだが、その予感は的中。居ても立ってもいられない程に素晴らしかった。苦痛に耐えながらの数時間は、それでもやっぱり素晴らしかった。

ところで、バンクーバーに行く前にぶっ倒れたりしたらシャレにならないな。

忙しかったりすると、深く考えないようにしたりする。それが嫌。

今日は山を一つ片したので、俺としては贅沢の限りを尽くし古着を1000円近く買う。

あー、疲れた。今日はもうメールの処理でもしながら酒呑むべ。明日からまた頑張ります。


無限の愛を。
posted by 井川広太郎 at 21:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年09月02日

公開終了。そして寝る。

楽日は予想通り、超満員御礼で入場出来ないお客様が多数いました。

申し訳ありません。つーか残念です。

なんでいつも同じ過ちを繰り返すのだろうと悲しい気持ちになります。

ともあれ、『東京失格』の劇場公開は終りました。

ご鑑賞頂いた皆様、有り難う御座居ました。

皆様に観て頂き俺は本当に嬉しいし、何よりそうしてやっと『東京失格』という映画は世に生まれることが出来ました。

これからも『東京失格』と俺との関係は一生続くし切れないし消えないのだろうけど、それ以上にこの劇場公開で多くの人と関われたことが幸せです。

どうか今後も宜しくお願い致します。

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また、ここに挙げきれない程のお祝いや誕プレを頂きました。有り難う御座居ます。

頂いたお手紙やメールには少しずつ返事を書かせて頂きます。


んなわけで俺の人生で最大のイベントである2週間はあっという間に過ぎました。

すげー頑張ってたけど、やっぱ終ると後悔ばっかで、もっとやりたい、もっとやれたと省みるばかりです。

あまりにも色々なことが起き過ぎて、正直疲れたので少し休みます。

でも、俺の映画人生は始まったばかりだし、ぶっちゃけお先真っ暗だし、夢も希望も未来もあったもんじゃないし、ああやりがいがあるなあと思う。


バンクーバーに行くまで、何も決まらず、何も整理出来ず、何も解決しないで傾れ込むことになるかもしれない。

それでも良いかと。

だって、こんなの始まりに過ぎないし、これから起こる日々のほうがずっと面白いに決まっている。

そうだろ? この映画の前と後と、君は同じ人生だと言えるか?

この映画で出会った人々が何人いる?

この機会に得たinputをいつか血にして肉にして、新たな映画としてoutputする時、その時は今までに観たことの無いような世界が目の前に広がるとは思わんか。


とえりあえず日本で多くの人に観て頂けた喜びを胸に、俺は世界中の映画人に『東京失格』を身体ごとぶつけて来るぜ。

映画LOVE!!
posted by 井川広太郎 at 17:46| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年09月01日

超満員御礼/30歳になっちゃった/そして楽日

31日の興行は御陰さまで超満員御礼。

沢山の方が来て下さり、色々なお話を聞かせて頂き、親愛なる仲間と朝まで呑んだ。

ありがとう!

残すは映画サービスデーであり、俺っちの誕生日であり、楽日である9月1日のみ。

ぶっちゃけサービスな1日だから、俺は最高に気楽に行くから。

混むかもしれにから鑑賞予定の方は早めに来て整理券をGETすることを勧めるけど、俺はどーなっても責任とらないからね。

今年最後のサマーフェスティバル。

来いよ。

楽しくやろうぜ。
posted by 井川広太郎 at 06:24| 東京 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする