2007年02月27日

Comfortable+6 27日後編

20:00 ディレクターズ・ディナー

ディレクターズ・ディナーはロッテルダム国際映画祭の期間中に数回催される盛大な歓迎パーティ。
その名の通り、基本的にゲストの監督しか入れない。
結構入場も厳しくて、入り口でパスを確認されて、どの作品のどの監督だと証明出来ないと入れてもらえない。
勿論、ゴネて関口も一緒に入ったのだが。
滞在期間が短いとこの手のパーティに参加出来ないこともあるので、2日目に当たってとってもラッキー。

DSCN0262.JPG DSCN0264.JPG

映画祭本部がある劇場の二階の大ホールでのビュッフェ形式のディナー。
一応、映画祭ディレクターやプログラマーの挨拶があるが、まあ彼等も陽気におしゃべりみたいな感じで、あとは適当にテーブルについて呑んで喰って話す。

DSCN0263.JPG DSCN0265.JPG

今年のロッテルダムに来た日本人ゲストは、俺達が最初らしい。
明日からぞくぞくと日本人ゲストが来るらしい。楽しみ。

それはそうとこの場で、知り合いの海外の映画監督に何人か会う。
過去にバンクーバーやオーバーハウゼンなどで会った監督達。
「どこで会ったっけ?」「あの年のあの映画祭じゃん?」「ああ!そうだ!おめでとう!お前も来たのか!」みたいな感じ。

そうこうして楽しく過ごしていると、あっちゅー間に22時近くなる。
おやおや、もうそろそろ上映の時刻じゃんか。

関口はどっかに行っちまったし、探さなきゃなと思っていると、のんびり食事しているトニー・レインズを発見。
「あれ?俺の上映は22時15分じゃなかったっけ?」「そうだよ」「俺達はそろそろ行くけど」「そうかい。私も15分までには行くさ!」
うーん。まあ夜の上映だし、気軽で良いのかな。いや、良くないな。俺も少し酔っぱらったし醒さなきゃな。


22:00 『東京失格』European Premiere DSCN0266.JPG

関口を捕獲し、劇場に行く。
映画祭のメイン会場であるシネコンであるパテの第6スクリーン。
どれぐらいお客さんが入っているかなと劇場を覗きに行ったら、300人ほど入る座席に100人ちょっとぐらいが埋まっている。
まあ、遅い時刻だしこんなものかなと思いつつ、ちょっとしょげる。

ロビーに戻り、イントロダクションを担当してくれるトニー・レインズと合流し打ち合わせ。
したらトニーが「チケット完売らしいね!」と言う。いやー、今見て来たらそんなに入ってなかったから何かの間違いじゃないかというと、売り切れは事実だという。
でも、もうすぐ上映なのになあ。

んで、上映開始時刻の15分になっても、映画館のスタッフの人がバタバタ走り回っている。
そして俺に「君らは観るのか?リザーブは幾つ必要だ?」と聞いてくる。
なんか満席で席が足らなくなったらしい。
えー!?さっきまでガラガラだったのに!

恐る恐る中を覗くと、実際満席!きゃー嬉しい!!
後で聞いたところによると、ロッテルダムの観客は1日に何本もハシゴして1本でも多くの上映を観るため、上映開始ギリギリまで来ないんだそうだ。
流石!世界最高の観客と称される映画祭のお客様達!!
ともかく、沢山の人に観てもらえるのが嬉しい!!

そんなこんなでトニー・レインズに紹介され、上映前の挨拶へ。

本来は夜遅くの上映(上映終了は23時45分!)なので、上映後の質疑応答は無い予定だったのだが、トニーが気を利かせてくれて、上映前に幾つか彼から質問をしてきて俺が答えると言う形で進行。

しっかし俺っち酒が回っているのと緊張とで心臓がバクバクいって、たどたどしい英語で話しちまう。
が、それに馬鹿ウケする観客。
なんかめちゃめちゃノリが良くて、こっちも調子に乗ってジョークをカマしまくり、拍手喝采馬鹿ウケの観客。
うわー、結果オーライ、ナイスつかみじゃん!
後で聞いた話によると、この時間帯、特にこの日のように土曜の夜は、普段は若者向けのノリの良い映画を多く上映していて、観客もそのつもりで酒を引っ掛けてから来るような塩梅なのだという。
ビッタシカンカン『東京失格』じゃなくてまさに「ロッテルダム失格」じゃん、それ!

んなわけで、すっかり劇場が温まった22時半頃より『東京失格』のヨーロッパ初上映。

俺は劇場の最後尾で観ていたわけだが、お客さんの反応が大変に興味深かった。
バンクーバーのようにストレートな反応があるかと思っていたのだが、非常に静かな出だし。
ひょっとしてオモロくないのかしらと一瞬不安になったのだが、次第に、物凄く集中して作品を観ている熱気がジワジワと伝わって来た。
そう、まるで日本の観客みたいに。

後で聞いたところによると、オランダ人は実際、日本人に気質が似ている面が多いという。
几帳面で、シャイで、そういえば電車の時刻がヨローッパで随一正確だというのもあった。
ヨーロッパのジョークで「南下するほど電車の時刻が不正確で陽気になる」といのがあるらしい。

ともかく、物凄く一生懸命作品を観てくれているのが伝わって来て、本当に嬉しかった。

上映後、舞台挨拶や質疑応答は無く、お客さんはそのまま帰るのだが、劇場の後ろにいる俺に気付いた何人かが近付いて来て一言ずつ、本当に一言ずつ声を掛けてくれた。
特に記憶に残っているのが、ゴッツイ喧嘩強そうなお兄さんが「最高だったぜ!」と言ってくれたのと、素敵なおばさまが「素敵な時間を有り難う」と言ってくれたこと。
こっちこそ有り難うと言いたい。つーか、そう言ったけど。

そういえばベルギーに住んでいる邦人の方が来て下さって、お花まで頂いた。
有り難うございます!!

DSCN0269.JPG


24:00 3人で呑む

俺と関口と、映画祭のスタッフの緒方さんとで3人で初上映の無事を祝って呑む。
緒方さんがえらく『東京失格』を気に入って下さって、俺も嬉しくやたら上機嫌で色々と話す。

DSCN0268.JPG

緒方さんに連れて来てもらったこのパブは、ロッテルダムでも有名な店らしく、広い内装には様々な国の意匠が施されている。

ヨーロッパの玄関口であるロッテルダムらしくて素敵だな。


25:30 ホテルに戻る

流石に疲れが出た俺は、まだ呑むという2人を残して、先にお暇する。
posted by 井川広太郎 at 14:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ロッテルダム旅行記2007 | 更新情報をチェックする

2007年02月26日

Comfortable+5 27日中編

13:15 劇場視察

ロッテルダム国際映画祭は、ロッテルダム市街の複数の映画館で行われているが、その中心は7つのスクリーンを持つシネコンであるパテ!。

パテ!はロッテルダムセントラル駅からほど近く、映画祭本部の真向かいにある。

今夜行われる『東京失格』のヨーロッパプレミアもこの劇場で行われるので、ちょいと見に行こうかということになる。

DSCN0237.JPG パテ!外観

DSCN0240.JPG ガラス張りの外壁には上映作品のポスターがビッシリ

DSCN0238.JPG チケット売り場にはいっつも黒山の人だかり!

DSCN0241.JPG チケットを買ったら2階のロビーに上がる

DSCN0242.JPG 各スクリーンに通じるロビーには有名監督達の巨大な顔写真も

DSCN0252.JPG 因になぜかSONY製品のゲーム機の体験スペースも

DSCN0239.JPG ロビーにも上映スケジュールなどが貼られ…

と、前方から見慣れた赤い角の帽子の人が!!
マサさんだ!!

マサさんは『ミリキタニの猫』という映画のプロデューサーで、バンクーバー国際映画祭でもご一緒した。
その後もメールの遣り取りで、ロッテルダムで再会することを知っていたが、まあ!なんという偶然!

カナダに次いでオランダで、映画祭で顔を会わす知人がいるなんて素敵!

しかも丁度これから『ミリキタニの猫』の上映が始まるという。
バンクーバーで見逃していたので、これ幸いと、チケットをGETして上映するスクリーンに向かう。


13:30 『ミリキタニの猫171.jpg

ニューヨークに住む80歳の日系人ホームレスで画家のミリキタニと監督であるリンダとの交流を描いたドキュメンタリー。
ミリキタニの人生は、広島、日系人収容所、そして9.11と、常に戦争の影に脅かされ、同時に彼はそのアンチテーゼとして絵を描き続ける。
ともあれ、下手な英語を駆使する卑屈ながら陽気なミリキタニの人柄はあまりにも魅力的であり、同時に彼の絵は本当に素晴らしい。
特に、リンダとの交流を通じてたたずまいが変わって行くミリキタニの姿に、ひどく胸を打たれる。

いやー、本当に驚くほど素晴らしい映画だった。バンクーバーで観られなかったのを心から後悔した。こんなにスゴい映画とは!!
実際、『ミリキタニの猫』は世界中の映画祭で高く評価され、同時に観客投票でも常に上位にランクされる人気作。
日本でも必ず公開して欲しい作品だが、とにかく日本人なら必ず観ておいた方が良い傑作です。

DSCN0250.JPG DSCN0244.JPG

上映後は、監督のリンダとプロデューサーのマサさんが舞台挨拶と質疑応答。
日本映画ではないけれども、日系人を対象にした、日本をテーマにしたこんな素晴らしい映画が世界中の多くの観客に観られ、評価されていることに、俺っちが何故か物凄く誇らしさを感じた。
こういう映画こそ、日本で公開して、日本人が観るべきなんだと思う。


16:00 パブで呑む DSCN0254.JPG

『ミリキタニの猫』を観て興奮した俺と関口は、とりあえずパブでビア呑んで語らって落ち着こうということになる。

DSCN0253.JPG 広場の青果店


17:30 ディレクターズ・ドリンク

ロッテルダム国際映画祭では、毎日この時刻に、ゲストを対象にしたディレクターズ・ドリンクが催され、立ち飲みパーティ形式で、様々な国のゲストと親睦を深められる。

DSCN0255.JPG ディレクターズ・ドリンク前に本部一階のバーで軽く呑む
後ろにはマサさんとリンダが!

DSCN0261.JPG これがディレクターズ・ドリンク全景。
映画祭本部がある劇場の二階のパーティーホールで行われる。

青いカバンを持っている人は間違いなくゲストだが、そうでなくともここにいる人は基本的にゲストか映画祭スタッフ。

とりあえず身近にいる人と気軽に話したりしている。

とってもシャイな俺っちは日本では非常に人見知りで、パーティなどでも知らない人とは恥ずかしくてなかなか話せない。
向こうから声をかけられることも少ないので、いつも非常に寂しい思いをしたりしている。
しかし、海外にいると知らない人でも気軽に話せるし、向こうからも頻繁に声を掛けてくれるし、すぐに仲良く慣れる。
なんでだろう。
やっぱ下手な英語が逆に良いのかしら。

ともあれ、こういう場は世界中の映画作家と仲良くなれる場なので非常に楽しい。

DSCN0256.JPG そんな中、仲良くなったオーストリアの映像作家
短編部門に招待されていて、世界中のサイケなミュージシャンやイベントでコラボしていて、日本にも来たことがあるって!

んで、『ミリキタニの猫』のマサさんとリンダと色々話す。
リンダには初めて会ったのだが、映画について色々と聞かせてもらう。
映画同様、リンダもえらく気さくで知的で明るくて、やっぱし素直な映画なのだなあと思った。

DSCN0259.JPG DSCN0258.JPG

マサさん、リンダと。
なぜ澄まし顔と笑顔の二枚あるかは『ミリキタニの猫』を観れば分かります!


しっかし、今晩は上映があるのに呑みっぱなしの俺達。

んなわけで、ディレクターズ・ドリンクに続いてこれからディレクターズ・ディナーに向かう!

posted by 井川広太郎 at 23:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | ロッテルダム旅行記2007 | 更新情報をチェックする

2007年02月24日

取材受けた

今日はcinraという季刊のフリーCDマガジンの取材を受けました。

cinraが個性的なミニシアターとして注目しているというシネマアートン下北沢で昨年デビューした映画監督として、『恋鎖』の西條雅俊監督との対談形式で行われました。

詳しい情報は掲載号であるcinra magazine vol.13(4月20日発行)が近付いたら発表するとして、いやー、西條さんと対談なんて感無量。

かれこれ少なくとも5〜6年の付き合いがあるわけだが、まさか同じ年に同じ劇場でデビューして、んで若手監督同志として偶然にも対談することになるとは2年前には想像だにしなかったね。

人生ってオモロいね、ビックリだね!

それにしても気心知れた仲なので、ぶっちゃけトークも満載、呑み仲間らしくダラダラと話が長引いてしまい、取材スタッフの方には予定を遥かに上回る長時間ご迷惑をお掛けしてしまいました。申し訳ない。

まあ、そんなこんなでどんな対談になったのか、掲載号の発行をお楽しみにね!
posted by 井川広太郎 at 00:36| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2007年02月23日

ブラッドフォード国際映画祭上映決定

イギリスのthe 13th Bradford International Film Festival (9-24 March 2007) 第13回ブラッドフォード国際映画祭で『東京失格』が上映されます。

UK Premiereです。UK Premiere!カッコイイ!!

残念ながら俺は現地に行けないのですが、イギリスのお客様にどう観られるのか、本当に楽しみです。

日本のシネマアートン下北沢で世界初公開し、カナダのバンクーバー国際映画祭でInternational Premiere、オランダのロッテルダム国際映画祭でeuropean Premiere、そしてUK Premiereイギリスで4カ国目です。

少しずつですが確実に『東京失格』は成長しています。

まだまだ東京失格!ますます東京失格!!

一つでも多くの国で失格出来るように今後も展開して行きますので、これからも応援宜しくお願い致します!
posted by 井川広太郎 at 15:25| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

Comfortable+4 27日前編

2007年01月27日(土)

09:00 朝食 DSCN0214.JPG

ホテルのビュッフェで朝食。
すげー充実したメニューで、美味くてヘルシー!!
思わず食い過ぎる。

DSCN0212.JPG


で、実は昨晩泊まった部屋は何の間違いか禁煙室。
これは我々には大変に困ったことなので、ダメ元で喫煙室に変えられないかとホテルのフロントにゴネる。
するとあっさり「今すぐ移動するならokよ。いまならチャンスよ!」と快諾。
ホテルはほぼ満室のようだし無理だろうと思っていたが、言ってみるものだねえと言いながらそそくさと荷物を喫煙室に移動する。


10:00 散歩 DSCN0226.JPG

ホテルの部屋の消耗品が足りなく、日本からは全く持って来ていなかったので、関口と散歩ついでに買いに行く。

DSCN0219.JPG ホテル横の川沿いの道

DSCN0220.JPG 水上バス乗り場

DSCN0216.JPG なぜか飛行機雲が多い。気候の関係?

DSCN0224.JPG 朝焼け。まさにダッチライト!!

スーパーでは各々の消耗品の他、ビール1パックやら、お菓子やらたんまり買い込んだのだが、なんと10ユーロ(1500円)もしなかった!!安い!!

DSCN0227.JPG スーパーの外側にあった犬を繋ぐフック


11:00 ミーティング

今朝は映画祭本部で、映画祭がセッティングしてくれたセールス担当の方とのミーティング。
このフランス人のおねーさんは既に『東京失格』を観てくれていて、作品にあった海外セールスエージェントを具体的に紹介してくれる。
作品にあった国、会社ごとの傾向の違い、そしてバイヤーやエージェントを一人一人名簿に照らし合わせて教えてくれる。
海外の映画事情に疎い我々には聞くだけで楽しいし、映画祭期間中も物凄く役立ったし、これからも役立つ。
ノリも良いし、話もオモロい人で、すげー楽しい1時間でしたー


12:00 パブで呑む 

関口と一杯呑もうかと、適当なパブを探しにショッピングモールの方へ歩いて行く。

DSCN0228.JPG DSCN0236.JPG 標準的な街角

すると、前方の広場に何やらステージのようなものが。
何やっているのだろうと近付いて行くと、そこは即席のアイススケート場だった!

DSCN0229.JPG DSCN0230.JPG

土日だけやってるイベントか何かかと思ったら、この時期はずっとここでやっているらしい。
確かに見ていると、次々に親御さんを連れたちびっ子がやってきて、慣れた様子でスケート靴を借りて履いて、そしてスケートを楽しんでる。

んなわけで、俺達はスケートを見ながら、横のパブで一杯。

DSCN0232.JPG DSCN0231.JPG

少し大きな広場沿いのパブは、こうしてビニールに囲まれた半オープンテラスが着いていて、固形燃料を燃やす暖房もある。こりゃナイス!!
ビールは勿論種類も豊富で、価格も1パイントで大体2ユーロ(300円程度)とお安い!


13;00 コロッケ DSCN0234.JPG

小腹が空いたので、既に習慣となっているコロッケの自販機にGO!
この時、俺は同じように自販機で売っているバーガーを召す。

DSCN0233.JPG

土曜日の午前は、まだ開いていない店舗も多く、人も疎ら。
しかし、それにしても映画祭のポスターは至るところにあり、街を上げてのイベントなのだと痛感。

さて、そろそろ俺達も映画祭のメイン会場の視察にでも行こうかという事になる。
posted by 井川広太郎 at 21:28| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | ロッテルダム旅行記2007 | 更新情報をチェックする

2007年02月09日

Comfortable+3 26日後編

19:00 ロッテルダムに向かう電車内 DSCN0188.JPG 

いよいよ欧州にて電車移動。
すげー楽しみにしたのだが、外は真っ暗で車窓からは何も見えない。

遠くの幹線道路の常夜灯や車の列になった明かりが見えたり、たまにマンション群の明かりが見えたりはするのだが、行程の概ねが真っ暗。

やっぱ日のあるうちに電車に乗るべきだったと後悔しつつ、なぜこんなに暗いのかも気になる。

DSCN0194.JPG 特急なので唯一の途中停車駅であるハーグ

DSCN0195.JPG 乗車券。予想通り車掌の検札がありました


19:35 ロッテルダム・セントラル到着!! DSCN0196.JPG

快適な運行で予定時刻にロッテルダムの中央駅に到着!
うわーって感じ!

大都市だけあって、この駅での乗降客はかなりの数。
この後、俺達が乗っていた電車はベルギーまで行くらしい。

例によって改札がないまま駅の下の通路に行くと、そこにはまたコロッケの自販機が!
ロッテルダムの初コロッケを早速ご賞味。美味い!

DSCN0198.JPG DSCN0199.JPG DSCN0200.JPG

駅前はデカいロータリーを作るのか工事中。
んで見渡しは悪いのだが、地図好きにはタマラン鳥瞰写真の地図があってとっても便利!

DSCN0201.JPG

この鳥瞰写真やプリントアウトして来た地図、そして通りすがりの人に聞いたりして映画祭本部を目指す。


19:50 映画祭本部到着 DSCN0203.JPG

駅から歩いて5分程、目抜き通り沿いの映画祭本部に到着。
ここは普段はコンサートホールらしく、期間中は映画祭が一階から五階までの殆どを貸し切り、本部から様々な事務室、そしてパーティ会場も押さえているらしい。

DSCN0204.JPG

DSCN0205.JPG

しかし、話に聞いた通り、事務系のオフィスはほとんど閉まりかけている!
慌てて二階のゲストオフィスへ。

PCが並んだカウンターでID欲しいんだけどとスタッフらしきおばさまに声をかける。
聞かれるままに名前や作品名を名乗ると「じゃあ写真を撮るからこのカメラに向かってスマイルして☆」とpCに付いている小さなwebカメラを指差される。
到着情報として顔写真をwebにでも載せるのかしらと思いながらサービス精神でナイス☆スマイルをかます。
と、おばちゃんはニヤニヤしながら後ろの機械でプラスチックのID にいきなりプリントし始める!

DSCN03872.JPG

「この機械調子悪いのよねー、あら、素敵に出来上がったわ☆」
まさかID用の写真とは…
俺が慌ててリテイクを要求すると「何言ってるの!これがあなたの一番素敵な表情よ!」と一喝。
おばちゃんは会って1分で俺の全てを知りつくしたらしい…

因に後日、様々なゲストのIDを見ることになるわけだが、こんなナイススマイルは俺だけでした。
しかも聞いた話によると、この情報は登録されるので、今後ロッテルダムに招待された時は、いつもこの写真でIDが制作されるらしい…

その後、色々なカウンターに行ってプログラムや事務所類、プレゼントなど貰う。

DSCN0438.JPG プログラムなど。この青いカバン持ってる人はゲストってこと!

と、突然「ひょっとして井川監督ですか?」と日本語で声をかけられる。

彼はのこ映画祭の唯一の日本語が話せるゲスト担当のスタッフで緒方さん。
今日は俺達の担当では無かったらしいのだが、たまたま通りかかったらしい。

「井川監督が約束の時間に来ないって、ゲストコーディネーターが心配してましたよ!」

えー、来る前にメールで電車で20時までには来るって言っておいたのにな。
道草が過ぎたのかしら?

ともかく、緒方さんと合流し、今回の旅行を色々と手配してくれたゲストコーディネーターに挨拶し、必要な書類などのチェックをし、今夜は早目にホテルにチェックインしますかということになる。


20:30 ホテルに向かう DSCN0260.JPG

緒方さんが「ホテルへの道すがら街を案内しますよ!」と言ってくれるのでお言葉に甘える。

DSCN0206.JPG 映画祭のメイン会場であるシネコン

DSCN0207.JPG この奥がショッピングモール。遠くに見える塔はドイツ軍がこの辺一帯の空爆の時に唯一標的から外した建造物とのこと。っつーか某国は未だに「誤射」しまくってるのに当時の技術って!

因に緒方さんは、普段はロッテルダムやオランダでの日本から来た撮影クルーのコーディネイトなどもしているらしく、あのシンジ・オノがロッテルダムのクラブであるフェイエノールトにいた時も仕事で関わったことがあるらしい!
オランダの歴史や政治、ロッテルダムの街だけではなく、その辺りに付いても色々と興味深いお話を聞かせて頂きましたー

と、トニー・レインズに道でばったり会う。
え!え!なんで!?と戸惑う俺だが、向こうはやあやあ!という感じ。
トニーは世界的な映画批評家で、数々の映画祭のプログラマーを担当しており、先のバンクーバーでも大変にお世話になった。
ロッテルダムに来るまで知らなかったが、明日の『東京失格』の上映はトニーがイントロダクションしてくれるらしい。
いやー、知らなかったけど、嬉しい!
「いま着いたのかい?君達が日本からの最初のゲストだ!ともかくロッテルダムを楽しんで!」


21:00 ホテルに到着 DSCN0271.JPG

今回泊まるのはチューリップイン!!
なんてベタベタな名前なんだと思ったが、外観は結構普通。

映画祭関係者が泊まるホテルとしては、一番遠いとこなのだが、むしろ、マース川(≒ライン川)沿いだし、道すがら色々なところを通れるし、とっても快適!

DSCN0208.JPG DSCN0210.JPG ホテルの前のマース川


21:30 街を散策 DSCN0211.JPG

緒方さんの案内で街を散策。
三たび発見した自販機でコロッケ買い食いしたり、パブで酒呑んだりしながら、ロッテルダムのダウンタウンの中心部を練り歩く。
お陰で一晩で大体の地理が把握出来ましたー


24:30 ごろにホテルに戻る

流石に疲れたー
海外に来た時はいつもそうだが、これまた長く楽しく充実した初日だった。
つーか、いよいよ明日ヨーロッパプレミア上映。
即効寝る。
posted by 井川広太郎 at 23:34| Comment(1) | TrackBack(1) | ロッテルダム旅行記2007 | 更新情報をチェックする

2007年02月06日

Comfortable+2 26日中編

16:45 到着ロビー DSCN0163.JPG

飛行機から空港に移ると、目の前にパブが!!
どうせこの後入国審査諸々で時間取られるのだから慌てても仕方ないと、さっそくオランダでの初ビールを頂くことにする。

DSCN0162.JPG DSCN0160.JPG

これから4泊の間に浴びる程飲むであろうオランダでのビールの一杯目。
旅の疲れで一気に全身に回り気持ち良いわー


18:00 スキポール空港 DSCN0166.JPG DSCN0165.JPG

んなわけで、小1時間程呑み、入国審査(思ったより全然ユルかった)も終え、そうですここはアムステルダムのスキポール空港。
時間があったらアムステルダムの市街にでも寄ろうかとも思っていたが、電車で少し(と言っても十数分)かかるようなので、まあとりあえず空港の外に出てアムスの空気に触れる。

そういや到着ロビーから入国審査口への移動中、自動小銃(!)を構えた兵士がうようよいて、これが超国家かと面食らった。
空港内は、まあ普通の空港なのだがあまり広すぎず、搭乗到着ゲートも、電車のホームも、タクシー乗り場も物凄く近くにあって、利便性を優先して計画的に立てられた便利な空港だなと思った。

ここからは電車でロッテルダムまで約45分の移動をする。
映画祭から車の手配もあったのだがそれは断り、折角のヨーロッパなのでと敢えて世界の車窓的に電車でののんびり気ままな旅を選んだのだ。
先の情報で、オランダの電車は(ヨローッパらしからず)物凄く時刻に正確と聞いていたので、映画祭の本部に到着予定の20時までには少し予定があり、空港内でぶらぶら酒呑んだりして遊んでいる。

DSCN0173.JPG DSCN0174.JPG DSCN0183.JPG

んで、オランダと言えばコロッケ!
俺は知らなかったのだが、コロッケはオランダが発祥の地らしく、ジュースや煙草の自販機はろくにないくせに、コロッケの自販機は至るところにあるという。
んな馬鹿なと思ったが、本当にあった!
というわけで、早速ご賞味。
棚のように小窓が並んでおり、一品大体概ね1.2ユーロ(200円弱)を入れると取り出せるという仕組み。
小窓の中では暖めてあり、取り出して直ぐに食べられる。
美味い!
ビールに合う!!
癖になりそう!!

DSCN0170.JPG DSCN0168.JPG

で、ようやく電車の切符を買いに行く。
と、窓口が何と二種類!
国内線用と国際線用があるのだ!
ここはヨーロッパ、うっかり電車を乗り超したらそこは外国という可能性も大いに有り得るのだ。
島口育ちの感覚からすると信じられない!恐ろしい!!

画像右の地図、山手線のような円を描く路線のてっぺん、日暮里辺りがスキポール空港(因にその右隣辺りがアムス)。
で、ロッテルダムは円の下、品川辺り。
ぐるっと海岸線に沿っての45分の旅。

んで、ロッテルダムまで10ユーロの切符を購入し、空港のエントランスの真下にある駅のホームに降りる。
切符売り場はあるのに、空港内から駅のホームには改札口がない。
車内での改札なのだろう。

DSCN0178.JPG DSCN0178_2.jpg DSCN0181.JPG


ホームには別方向に向かう電車が停まっていた。
落書きだらけの車体の先頭部に「spicA」と書いてある。
SPICA!!SPICAかよ!!
そういえば、その電車はドイツ方向に向かう。
マジでオーバーハウゼンを通るのかもね!

向かうべく方向への電車が来たが、車掌に聞いたらこの電車はロッテルダムには停まらないという。
おかしいな。チケット売り場で聞いたのと違う。どうやら1本乗り過ごしたらしい。
じゃあ、どれに乗れば良いの?と聞いたら、ちょっと待てと電子手帳みたいなのを取り出し調べてくれる。
すげー、親切だー。

次の電車まで時間があるので、上の階に戻り、またスキポール空港内で酒呑んで遊んでいる。

DSCN0169.JPG 空港内のモニュメントの中で彷徨うjun sekiguchi氏

DSCN0171.JPG ちびっ子広場

DSCN0175.JPG さすがオランダなトルコのケバブ屋

DSCN0184.JPG スーパーには当然のように寿司もあり

DSCN0177.JPG いつの間にやら日もとっぷりと暮れる


18:50 あの列車に乗って行こうぜ DSCN0186.JPG DSCN0187 ??R?s?[.JPG

どうやら空港で二時間程遊んだ計算になるが、ようやく電車に乗る。
まあ、到着する駅であるロッテルダムセントラル駅から映画祭本部へは5分とかからないはずなので、20時には間に合う計算。上出来、上首尾。
さあ、ここから45分間のロッテルダムへと電車の旅の始まりー!!
posted by 井川広太郎 at 23:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ロッテルダム旅行記2007 | 更新情報をチェックする

2007年02月05日

Comfortable+1 26日前編

監督作『東京失格』がロッテルダム国際映画祭に招待された。

オランダ第二の都市であり、ヨーロッパ最大の港であるユーロポートがあるロッテルダムで開催されるこの映画祭は、世界三大映画祭に次ぐ映画祭であるとも言われ、(特に若手の)作家をフューチャリングする芸術性の高い映画祭としては最大級の規模で、俺は長らく目標としていた。

自身の初監督作でのヨーロッパ初上陸の地としても、EUROを肌で学ぶ場としても、オランダは全くもって最適。


2007年01月26日(金)

09:00 日暮里 DSCN0122.JPG DSCN0123.JPG

同行するミュージシャンの関口と待ち合わせ。
貧乏な俺達がいつも口を揃えるのは「いつかスカイライナー(とか成田エキスプレス)ってゆーのに乗ってみたい」。
しかし、こうゆうぶらり途中下車の旅が好き。
好きっつーか、映画的だと思う。


09:30 電車内 DSCN0126.JPG

途中の駅で、友人である北村さんが乗り込んでくる。
北村さんはドイツ在住のサウンドデザイナー(録音、整音、作曲など、映画の音に関する全てを担当するスペシャリスト)で、たまたま帰国中だったのだが会う機会がこの時しかないのでと、見送りがてら成田まで同行してくれるのだ。

つーか、ドイツの友人が、オランダに発つ俺を日本で見送ってくれるって、何か変。

初対面のミュージシャンの関口とは息も合ったようで、何やら難しい話をしていた。


10:00 成田 DSCN0128.JPG DSCN0129.JPG

3人で酒呑んだり、煙草との暫しの別れを惜しんだりしているのも束の間、諸々の手続きやら何やらで、あっちゅー間に離陸の時間になる。

ところで大量に余っている「東京失格ライター」をロッテルダムで配ろうと幾つか持参したのだが、矢張りオランダは厳しいので機内への持ち込みは一個とのこと。
折角なので北村さんにプレゼントする。
ここで北村さんとはお別れ。
来てくれてありがとー。
前回はドイツで会って、今回は日本。次はどこで会うことになるのか…


12:20 アムステルダムにGO!!

初搭乗のKLMオランダ航空でアムステルダムのスキポール空港へと向かう12時間の空の旅。

DSCN0130.JPG ハイネケンのストレート缶!!初めて見た!!

DSCN0131.JPG 一食目。うっかり粗方喰い終わってから撮りました。

DSCN0136.JPG 機内後部で関口と只管ハイネケンでbloc partyしているとこ。

DSCN0132.JPG DSCN0139.JPG 左)太陽、右)ロシアの大地

DSCN0143.JPG 間食で出たカップラ。延びきってたけど美味い!


機内では『ディパーテッド』と『ブラックダリア』を見る。
『ブラックダリア』は50年代プログラムピクチャー臭プンプンでオモロかった。


DSCN0149.JPG DSCN0152.JPG 二食目。なぜか蓋の裏に数独が付いてた。

DSCN0153.JPG いよいよアムス!アムス!!


16:20 アムステルダム到着 DSCN0157.JPG

12時間のハズなのに、なぜか時刻は26日の16時!!
今日はまだまだ遊べるぜー

期待と期待でドキをムネムネさせながら、ついにオランダで小さな一歩を踏み出す!!
posted by 井川広太郎 at 19:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ロッテルダム旅行記2007 | 更新情報をチェックする

BLOCK PARTYするぜ

DSCN0436.JPG


やたー

BLOCK PARTY.のライヴのチケットをゲットしたー

ロッテルダムの日々があまりに幸せで楽しくて素晴らしかったから、東京での忙殺の日常が夢のように実感なかったけど、やっとリアリティが獲得出来た気分。

今から一ヶ月間、ウキワクー


つーか、今日の仕事帰りにコンビニで購入。

話には聞いていたが、コンビニでのチケット購入はとっても楽ちんで便利で早い!!

機械音痴の俺もひとりでできたー!!

そういえば友人がこれ関係の仕事をしているとか言ってたっけ。

さっちゃん!これナイスだよ!!

Jump right!
posted by 井川広太郎 at 01:06| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする