2011年07月28日

エッセンシャル・キリング

エッセンシャル・キリング』英題:ESSENTIAL KILLING, 2011年, ポーランド/ノルウェー/アイルランド/ハンガリー, 1時間23分, 配給:紀伊國屋書店 /マーメイドフィルム

第67回ヴェネチア国際映画祭W受賞!! 審査員特別賞 / 主演男優賞(ヴィンセント・ギャロ)

セリフを一切排し、83分逃げまくる男を描いた怒濤のノンストップ・アクション!!



17年ぶりに手がけた『アンナと過ごした4日間』が東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、キネマ旬報誌の洋画ベストテン第7位に輝き見事な復活を遂げたポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキ。
世界に先駆け彼を断固支持して来た日本の映画ファン待望の新作が遂に上陸する。

『ランボー』とアンドレイ・タルコフスキーの作品を足して割ったような映画と監督自らが語る本作は、極限まで削ぎ落したシンプルなストーリーと今だかつて見たこともないサバイバル・アクションの連続でヴェネチア国際映画祭に一大旋風を巻き起こした。
イスラエル、ポーランド、ノルウェー、の3カ国にまたがるロケーションを敢行し獲得した壮大な極地の風景描写は見る者を圧倒すること間違いなし。
米軍に追われるアラブ人兵士を顔面の筋肉と鍛え上げた肉体で演じきったヴィンセント・ギャロは、大自然と格闘し魂の救済を願う人間の苦悩をスクリーンにたたきつけている。

本年度ミニシアター界最高の話題作、これは見逃せない!

監督 イエジー・スコリモフスキ
出演 ヴィンセント・ギャロ、エマニュエル・セニエ、ほか

公式サイト http://www.eiganokuni.com/EK/

7月30日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムほか、全国順次公開.


こんにちは。

映画を観ていて、時々、「この俳優は走りっぷりがこの作品にピッタリだから配役されたのではなかろうか」と思うことがあります。

走るというのはシンプルな行為であるからこそ、人によって見た目も印象も全く違い、演技的な要素も踏まえつつ、矢張りそれぞれ独特のフォルムであり、役者の走りっぷりは映画の何かを決定づけていると思うのです。

映画がアクションだとして、走るという行為はアクションの基本であるから至極当然なのかもしれませんが、この作品でのヴィンセント・ギャロの走りっぷりが全く見事で、いや、もう、脳裏に焼き付くような見事な走りっぷりなのです。
posted by 井川広太郎 at 02:52| Comment(0) | TrackBack(1) | REVIEW | 更新情報をチェックする

2011年07月27日

私の未明展




『私 の 未 明 展』
2011年7月20日(水)〜7月31日(日)
恵比寿 GALERIE MALLE
http://galeriemalle.jp/
秋山 花 網中いづる 宇野亜喜良
寺門孝之 野村直子 深瀬優子
福田真一 + プロダクション花城
古屋亜見子 山下以登
*お問い合わせはギャラリーまで


宇野亜喜良さんら蒼々たる面々のデザイナー、画家、イラストレーターさん達による企画展に、私がちょこっと参加した映像作品もなぜか一緒に展示させてもらっています。

小さなギャラリーの隅っこの小さな小さなモニターで『眠い町』という5分ほどの小品を流させてもらっているのですが、他の展示されている作品と比べ、あまりの場違いに恐縮しきりである反面、本当に有り難い経験をさせて頂いたと感謝感激なのであります。

展示されている絵画、イラストは本当に素晴らしいものばかりで、さらに、都会の喧噪の中であることを忘れさせるほど素敵なギャラリーなのです。

お近くにお越しの際は是非、この機会に立ち寄ってみて下さい。
posted by 井川広太郎 at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2011年07月01日

グッド・ハーブ

グッド・ハーブ』(2010/メキシコ/原題:Las buenas hierbas/120分/配給:Action)

母が教えてくれたのは 、心に効く薬草(グッド・ハーブ)だった…



メキシコと言えば、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの「アモーレス・ペロス」を初めとして、不法移民や麻薬戦争、貧困や犯罪などといった衝撃的なテーマでアクション満載な映画が多いが、その中で、唯一、女性を主人公に映画を撮り続けているのが、本作の監督、マリア・ノバロ。

これまでの作品が、ベルリン国際映画祭やサンダンス映画祭で受賞したにもかかわらず、日本公開は、本作が初めて。自らの経験をもとに書いた脚本には、 メキシコのハーブが数々出て来る。母のララはメキシコ国立自治大学(UNAM)の民族植物学者という設定で、UNAMの植物園でもロケが行われた。

地下鉄、コミュニティラジオ局、そしてアパートの洗濯場。喧噪のメキシコシティの中で、独自のゆるやかなリズムで生きる女性たちと、先住民の英知であるハーブが醸し出す物語は、メキシコの知られざる一面を世界に発信した。

監督:マリア・ノバロ
出演:ウルスラ・プルネダ,オフェリア・メディーナほか

公式サイト:http://www.action-inc.co.jp/hierbas/

2011年7月23日(土)より、シネマート新宿にてロードショー!


こんにちは。

女子ワールドカップで快進撃の「なでしこジャパン」は今夜、メキシコ代表と戦うそうです。

U-17日本代表が準々決勝ブラジル戦を控えるU-17ワールドカップは、メキシコで開催されています。

親日家が多いなどともよく耳にしながらも、多くの日本人が知っているようであまり知らない国、メキシコ。

その、メキシコの今が垣間見える映画なのであります。

天然のハーブがゆっくりと身体に染み込んでいくような独特のタッチが味わい深い作品。

化学調味料や添加物てんこ盛りのケミカルでジャンクな"ムービー"とは一味も二味も違うのです。

登場人物達が全く道徳的ではなく、むしろ愚かなほど欲望に忠実に生きている人間らしい姿が、繊細で切なく生々しい物語であるこの映画の独特のスパイスになっています。

そういえば、日本が震災の影響で辞退した今日から始まる南米選手権には、ゴールドカップを優勝したばかりのメキシコ代表も出場するそうです。
posted by 井川広太郎 at 21:03| Comment(4) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする