2011年08月11日

ジョン・レノン,ニューヨーク

ジョン・レノン,ニューヨーク』 原題:LennonNYC/2010年/アメリカ/115分/配給:ザジフィルムズ

かつてない強烈な、人生。



“ビートルズのジョン” が “ジョン・レノン”を取り戻した街、彼が生涯もっとも愛した街、そして彼の命を奪う舞台となった街、ニューヨークをキーワードにジョンの後半生を追った映像の決定版。
オノ・ヨーコの全面的な協力、監修のもと、71年9月から80年12月まで約9年間過ごしたニューヨークの時代を本人のインタヴュー発言はもちろんのこと、ヨーコやエルトン・ジョンらの最新インタヴュー、そして信頼していたプロデューサー、ジャック・ダグラスを始め活動を共にしたミュージシャンたち、さらに友人でもあったカメラマン、ボブ・グルーエンなど、真にジョンの身近にいた人たちの証言によって鮮やかにジョンの生活が迫ってくる映画だ。

監督 マイケル・エプスタイン
出演 ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、エルトン・ジョン、ほか

作品公式サイト http://johnlennon-ny.jp/

8月13日、東京都写真美術館ホールほか全国順次ロードショー!


こんにちは。連日暑いですね。中高生の頃、ビートルズと三国志を知らないことがコンプレックスでした。

思春期男子たちが目を輝かせてビートルズや三国志について熱く語っているのを耳にする度に、ビートルズを聴いたことがなく、三国志を読んだことがない俺はすごく羨ましかったのです。

いつか聴こう、いつか読もうと思っているうちに、ビートルズと三国志を知らないおじさんになってしまったわけですが、トホホ、今となってはますます世の中知らないコトだらけなので全く困ったものなのです。

そんなビートルズも知らず、ジョン・レノンを好きなわけでもない俺でも文句なく楽しめたということも、この映画の素晴らしさの証しなのだと思うのです。

迫れば迫るほど雲を掴むように儚く消えていく人物像こそがジョン・レノンを表していると思うし、スーパースターというかほとんどモンスターと呼ぶべき巨人の孤独さはミステリーであり、ちょっと『市民ケーン』を彷彿とさせました。

なんというか、ジョン・レノンがフロントマンとして、全世界がバックバンド、とは言い過ぎでしょうか、しかし、ジョン・レノンを含めた個々人の意思とは全く別次元で起こっている壮大なプロジェクトに否応なく巻き込まれているという感じすらするのです。

ともあれ、作中で流れる数々の名曲が実際、心に沁みるんですよ。こういう時代だからでしょうか。心底、良い曲だと思いました。
posted by 井川広太郎 at 19:06| Comment(3) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする