2012年07月31日

ラ・ジュテ

『ラ・ジュテ』1962/28分/監督・脚本・撮影:クリス・マルケル

  
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2012年07月18日

依頼人

依頼人』製作年2011年/製作国 韓国/[英題]THE CLIENT/123分/配給 ファインフィルムズ

死体が消えるという不可解な殺人事件が発生し、状況的に被害者の夫による犯行が疑われ陪審員たちの前でその罪が問われる、法廷を舞台にしたサスペンス。
「チェイサー」「哀しき獣」のハ・ジョンウが被告人の無罪を証明しようとする弁護士を、「作戦 The Scam」「セブンデイズ」のパク・ヒスンが有罪を立証しようとする検査を、「僕の彼女を紹介します」「ペントハウス エレファント」のチャン・ヒョクが妻の殺害容疑で出廷する被告人を演じる。
監督は「略奪者たち」(未)でデビューしたソン・ヨンソン。脚本はソン・ヨンソン監督とイ・チュンヒョン。



監督 ソン・ヨンソン
出演 ハ・ジョンウ/パク・ヒスン/チャン・ヒョク

映画『依頼人』公式HP http://client-japan.com/

2012年7月21日(土)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか公開


こいつはヤラレタ!面白かった!

リアル路線のようでいながら、おかしなところや突っ込みどころも満載だし、これで“法廷サスペンス”と呼べるのかと疑問にすら感じてしまうのだが、それも徹底したサービス精神の表れ、120分間ハラハラドキドキさせ全く飽きさせないクオリティが素晴らしい。

企画段階からプロフェッショナリズム高いスタッフが丁寧に緻密に作り込み、どうやって120分間、観客を楽しませ満足させるかと練りに練って、そして現場ではキャストも一丸となって、このプロジェクトに真剣に取り組んでいたであろうことが画面からも熱く伝わってくる、非情に真面目な映画。

要するにハリウッド的なんだけれど、正々堂々とハリウッドの優れた面を学び、身につけて自分のモノにして、“売れる”エンターテイメントを生み出そうという、その真摯さが壮快。そろい踏みの俳優人もカッコいい。男らしいぜ。
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2012年07月11日

ぼくたちのムッシュ・ラザール

ぼくたちのムッシュ・ラザール』原題:Monsieur Lazhar/2011年/カナダ映画/上映時間:94分/配給:アルバトロス・フィルム、ザジフィルムズ

いちばん大事なことは、教科書には載っていない。

ある朝、教室で担任の先生が死んだ。
代わりの先生は、知らない国から来た、ちょっと変わった人だった。
子供たち、そして大人たちのために、悲しみを乗り越える授業が始まる・・・。

ロカルノ映画祭での観客賞を皮切りに、トロント国際映画祭で最優秀カナダ映画賞受賞、カナダのアカデミー賞であるジニー賞で最多6部門を受賞、本年度アカデミー賞外国語映画賞ノミネートなど、2011年のカナダ映画を代表する一本。
ラザールに扮するアルジェリア出身のフェラグは、自身も亡命経験を持ち、本作でジニー賞主演男優賞を受賞。
原作は、女優としても活躍するエヴリン・ド・ラ・シュヌリエールの戯曲。
    


モントリオールの小学校。
ある冬の朝、教室で担任の女教師が首を吊って死んでいた。
生徒たちはショックを受け、学校側は生徒たちの心のケア、後任探しの対応に追われる。
そんな中、アルジェリア移民の中年男バシール・ラザールが代用教員として採用されることになった。
カリスマ性があるワケでもなく、朴訥で、少々野暮ったいラザール先生は、授業内容も時代遅れ。
しかし、いつも真摯に向き合ってくれる彼に、前任教師の死で頑なになっていた生徒たちは、いつしか心を開き始めるが、ラザール自身もまた、心に深い傷を持っていた…。

監督:フィリップ・ファラルドー
出演:フェラグ/ソフィー・ネリッセ/エミリアン・ネロン 

作品公式サイト http://www.lazhar-movie.com/

7月14日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー!


雪化粧に色使いが映える街、愛くるしい子供たち、なぜか懐かしく響くフランス語。
そして、このタイミングでこの映画が公開されるということも興味深い。

教育や学校ものはスペシャルな教師が登場して問題を解決してみせるとどうも萎えてしまうのだが、優秀ではないが特別であるという意味で、やはりムッシュ・ラザールもスペシャルな存在ではある。

だが、分からなさや曖昧さを子供と大人が共有して寄り添う世界というものは、見ていて心地よい。
わけもなく、そうだよなあって共感できる。
子供の世界が大人のそれと同じぐらい複雑で、誰もが毎日懸命であることを知らぬわけではない。
posted by 井川広太郎 at 18:09| Comment(0) | TrackBack(1) | REVIEW | 更新情報をチェックする