2012年08月02日

かぞくのくに

かぞくのくに』製作年2012年/製作国日本/上映時間100分/配給スターサンズ



病気治療のために25年ぶりに北朝鮮から一時帰国した兄ソンホと、彼を迎える妹リエら家族の姿を通し、価値観の違いと変わらぬ家族の絆を綴っていく人間ドラマ。
主人公リエ役には、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』でアジア・フィルムアワード助演女優賞にノミネートされるなど、世界が注目する新鋭女優・安藤サクラ。
リエの兄ソンホ役にはNHK大河ドラマ「平清盛」、『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』の井浦新(ARATA)、数々の賞を総ナメにした韓国映画『息もできない』の監督・主演のヤン・イクチュンが出演している。
監督は、『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』のヤン・ヨンヒ。
本作は監督の実体験がベースになっている。

監督 ヤン・ヨンヒ
キャスト 安藤サクラ/井浦新/ヤン・イクチュン/京野ことみ/大森立嗣

作品公式サイト http://kazokunokuni.com/

8月4日(土)テアトル新宿、109シネマズ川崎ほか全国順次ロードショー!!


生々しい実体験をドライなフィクションとしてまとめあげた重厚な脚本と、それに真っ向から向き合って応える俳優陣の気迫のこもった演技が見事。
「あの国で、死ぬまで生きるしかない」というヤン・イクチュンの台詞が重く、響く。
井浦新の「おまえは考えて、考えて、考えろ」という願いが届いたのかどうか、「韓国に行けない」安藤サクラが感情的に暴走する姿は絶望なのか、希望なのか。
物語として特別な状況を描いてはいるが、家族がいる人なら誰でも通じるところがあり、必ず感じるなにかがあると思う。

 

posted by 井川広太郎 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(1) | REVIEW | 更新情報をチェックする