2013年01月18日

エンド・オブ・ザ・ワールド

エンド・オブ・ザ・ワールド』原題 Seeking a Friend for the End of the World/製作年 2012年/製作国 アメリカ/配給 ミッドシップ、ツイン/上映時間 101分

なぜか楽しくて、だけどちょっと切ない
ちょっと切なくて、だけどなんだか温かいロマンティック・ストーリー

もうすぐ人類が滅亡すると知らされたら、人は何を考え、人生の最後に何をしようとするだろう?誰と一緒に最期を迎えたいと思うだろうか?この映画が描くのは、地球滅亡を目の前にして、昔別れた最愛の女性に会いに行こうとする中年男と、彼と行動を共にすることになった隣人女性との奇妙な旅。だが、そこに悲壮感はなく、全編が温かく不思議なユーモアに包まれている。 世界の終わりが迫っているのに、なぜか夏休みのようなのどかな空気が漂う街の風景。 旅先で出会うのは酒やドラッグに溺れるイカれた楽しい連中ばかり……。二人の旅のお供は捨て犬とお気に入りのレコード。ホリーズの名曲「安らぎの世界へ」ほか珠玉のロック&ポップスに彩られながら続ける人生最後の旅には、どんな“結末”がまっているのだろうか―?


スティーブ・カレル&キーラ・ナイトレイ主演
才能溢れるキャスト・スタッフが贈る”世界の終わり”

人生に後悔し、真実の愛を求め旅に出る主人公ドッジを演じたのはスティーヴ・カレル。『40歳の童貞男』で注目を浴びたコメディアンが、本作では抑えた演技で中年男の葛藤をリアルに表現し、ほのかなユーモアを滲ませる。彼と行動を共にするペニーには、キーラ・ナイトレイ。清楚なクールビューティのイメージが強い彼女が、突き抜けた演技で自由奔放な役を見事に演じ、新境地を開拓。二人のアンサンブルも絶妙だ。また、名優マーティン・シーンが重要な役で出演しているのも見逃せない。 『エターナル・サンシャイン』『50回目のファースト・キス』など奇想天外な設定のロマンティック・ラブストーリーをヒットさせてきたスティーヴ・ゴリンがプロデューサーを務め、このジャンルに新たな傑作を誕生させた。監督は本作がデビュー作のローリーン・スカファリア。全米初登場3位を記録した『キミに逢えたら!』で注目を浴びた女性脚本家が、気鋭のスタッフを結集し、自らの脚本をもとに、初監督とは思えない完成度の高い作品に仕上げている。



監督ローリーン・スカファリア
出演スティーブ・カレル/キーラ・ナイトレイ

公式サイト http://sekainoowari-movie.jp/
2013年1月18日(金)、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。


世界の終わりを迎えた時、たまたま出会った男女が慰めあうという、あらすじだけだと身も蓋もない話なのだが、いまの日本で、この長閑な終末感がどう受け止められるのか、逆に興味深い。

スティーブ・カレルが終始、陰鬱で、いつどこで転調するのかと身構えていたのだが、結局、そのままのトーンで終えてみせた。
キーラちゃんが全てのカットで不細工な顔でキメてみせる役者魂は素晴らしいのだが、かわいいお顔も見たかった。
ポップなようでいて、芸達者な2人が醸し出す微妙な重苦しさが全編に漂っている。

ド派手なシーンは無いものの、世界の終わりを予感させる演出はなかなか面白い。
あっけらかんとした面もあり、日常が日常としてダラダラと続きつつ、小規模ながらパニックも暴動もあるわな、でも、やっぱり世界は結構広かったりする。

だからこそ、この呑気な絶望感は愛と人生の不毛を表象しているようで、世界が終わることなんかより、むしろそっちの方が怖い。
posted by 井川広太郎 at 02:29| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする

2013年01月08日

『恋人たち』予告編/tokyo/lovers(2012)-Trailer

今年も宜しくお願い致します。



井川広太郎長編監督第二作『恋人たち』公式サイト
http://tokyo-lovers.seesaa.net/
posted by 井川広太郎 at 02:55| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする