2013年12月09日

キューティー&ボクサー

キューティー&ボクサー』(原題:Cutie and the Boxer/2013年/82分/アメリカ/配給:ザジフィルムズ、パルコ)

監督:ザッカリー・ハインザーリング
出演:篠原有司男、篠原乃り子
製作総指揮:キキ三宅

2013年12月21日(土)シネマライズほか全国ロードショー!

オフィシャルサイト http://www.cutieandboxer.com/



ニューヨーク在住のアーティスト、ギューチャンとその妻を追ったドキュメンタリー。
80歳を超えながら年齢を感じさせないギューチャン(本名が牛男だかららしい…)の自由気ままでエネルギッシュで適当な生き様と、それに寄り添い付き従いつつも容赦なくツッコミを入れまくる妻の"キューティー"との夫婦漫才っぷりが愛らしくて秀逸。
チラッとだけ登場し、わずかながらに語られる息子にこそ、異国の地で苦労しながら何十年も生きてきた二人の愛とリアルが詰まっている気がしてならず、その辺りの描き方には物足りなさを感じた。
個人的にはもっとディープな部分も見たかっただけに、キッチンはあるのに風呂とトイレがない家のような、生活感の無い居心地の悪さがあった。
しかし、明るく元気で仲睦まじいギューチャンとキューティーのキャラクターが微笑ましく、なれるもんなら、こういうカッコいい年寄りになってみたいものだと素直に感じさせてくれる。
巧みな撮影とオサレでスタイリッシュな編集で、ラストまで一気にグイグイ引っ張ってくれる爽快な映画。
同じくニューヨークで生きる日本人アーティストを追った傑作ドキュメンタリー映画『ミリキタニの猫』(2006/リンダ・ハッテンドーフ)を思い出させてくれた。
posted by 井川広太郎 at 15:07| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする