2015年02月27日

夢枕獏「神々の山嶺」映画化

夢枕獏「神々の山嶺」映画化(text:cinemacafe.net)
http://www.cinemacafe.net/article/2015/02/19/29494.html


マジで
これは胸熱を禁じ得ない
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2015年02月17日

群盗

群盗(原題 Kundo: Age of the Rampant/2014/韓国/配給 ツイン/137分)



監督:ユン・ジョンビン
出演:ハ・ジョンウ/カン・ドンウォン/イ・ギョンヨン/マ・ドンソク/イ・ソンミン

公式サイト http://www.guntou.net/
4/25〜シネマート新宿ほかにて全国順次ロードショー!


復讐に燃える義賊と、悲しみを背負った悪の官僚とが対決するアクション活劇。
ヒーロー、コスプレ(コスチュームプレイ=時代劇)、アクションと、映画好きなら誰もが興奮し、映画監督なら誰もが撮りたい素材を、「許されざるもの」「悪いやつら」のユン・ジョンビン監督がオリジナル脚本で映画化。
スキンヘッドのハ・ジョンウパイセンが吠えに吠える!んだけど、そこはかとなく漂うコレジャナイ感は一体なんなんだろうとずっと考えていたんだけど、多分きっと真面目すぎるんだと思う。
ヒーロー、コスプレ、アクション、こういうのはやっぱりケタ違いな夢があるからワクワクするわけで、生真面目に丁寧に本気でやり過ぎると、それもなんか違う。
もっとバカバカしく、ハメを外しちゃったぐらいの余裕な遊び心が必要なんじゃなかろうか。
なんて考えながらも、若手監督のオリジナル企画でヒーロー、コスプレ、アクションものをやれる韓国映画のパワーはスゴいと唸るしかない。
posted by 井川広太郎 at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする

2015年02月08日

フォックスキャッチャー

フォックスキャッチャー』(英題FOXCATCHER/2014/アメリカ/2時間15分/配給ロングライド)



監督:ベネット・ミラー
製作:ミーガン・エリソン、ベネット・ミラー、ジョン・キリク、アンソニー・ブレグマン
出演:スティーブ・カレル、チャニング・テイタム、マーク・ラファロ、バネッサ・レッドグレーブ、シエナ・ミラー

公式サイト http://www.foxcatcher-movie.jp/
2015年2月14日(土)新宿ピカデリーほか、全国公開


第67回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞し、第87回アカデミー賞にて全5部門でノミネート。
大富豪の御曹司が金メダリストを殺したという実際の事件を映画化したサスペンス。

文句無しに今年一番。まだ2015年始まったばかりだけど、おそらく、12月になっても、これがグンバツに面白いと思う。というか、経験則から言うと、こんな面白い映画にはそうそう出会えない。
もし、年内にこれより面白い映画を観られたら、それこそ事件なので、そんな事件ならむしろ大歓迎である。

冒頭、チャニング・テイタムが独りでレスリングを練習し、一切の台詞もなく、ただただバスン、バスンとマットを叩く乾いた音だけが道場に響くシーンで、一気に引き込まれる。
なにもなく、絶望的に空虚だが、しかし、見えないどこかで、とんでもない何かが蠢いている予感が張りつめている。

台詞はひたすら排除し、カメラは小細工せず、音は極限までシンプルにと演出は徹底していて、とにかく、あらゆる要素を引いていく。
まるで鍛え上げられた日本刀のように、ストイックなまでに削ぎ落されたからこそ到達する精悍さが漲っている。
それだけに、被写体である俳優の顔と肉体、そして演技だけがむき出しになっている。

アメリカで一番モテる男チャニング・テイタム、そして40歳の童貞男スティーブ・カレル、それぞれ鬼気迫る演技で、正直、最初、誰だか分からなかった。
事件の当事者本人が演じているんじゃないかとすら錯覚させ、あちゃー、こりゃ、映っちゃいけない人が映ってるわー、というヤバさが2時間15分持続する。

生気ほとばしる肉体を上下させて荒い息を吐き出し、上目遣いで睨むチャニング・テイタムの深い瞳の奥には、乾きと飢えゆえに我を失う野生の獣の愚かさと気高さが潜んでいる。
半分口を開けて、うつろな瞳で見えない何かを捉え続けようとするスティーブ・カレルの横顔は、狂気と理性の境界線をなぞり続け、耳には決して届かない高周波を発し続けているようだ。
色っぽく不気味に、そして魅惑と誘惑を目一杯孕んだ、こんなに素晴らしい演技をする俳優陣に嫉妬を禁じ得ない。

事実は小説より奇なりという。確かにそうだ。だが、映画が現実よりもリアルな瞬間はある。この作品に漲る緊張感と真実味はどうだ。
実際の事件を映画化しているので、ネタバレもクソもなく、話は最初から分かっているわけだが、先の見えない恐怖感、足下が揺らぎ消えるてしまうような不安感、そして俳優の顔と肉体に宿る底知れぬ何かが極上のサスペンスを味わわせてくれる。

あまりにも濃厚で、かつ清らかで、その上で神秘的であるがゆえに、単純な理解と安直な結論を断固として拒否し続ける強さと弱さが共存する静謐なその画面は、悶絶するほど魅力的であり、いわば、ハラハラと、ドキドキと、ワクワクがシャワーのごとく止めどなく、流星群のごとく輝かしく、洪水のごとく溢れんばかりにオンパレードしている。
ただ、それらが一切、可視化されておらず、無音で、つまりは暗闇の眩さと沈黙の饒舌さをこれでもかというばかりに堪能させてくれる傑作なのである。
posted by 井川広太郎 at 11:30| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする

2015年02月06日

陽だまりハウスでマラソンを

陽だまりハウスでマラソンを』(原題 Sein letztes Rennen/2013/ドイツ/配給 アルバトロス・フィルム/105分)



監督:キリアン・リートホーフ
出演:ディーター・ハラーフォルデン、ターチャ・サイブト、ハイケ・マカッシュ、フレデリック・ラウ、カトリーン・ザース

オフィシャルサイト http://www.hidamarihausu.com/
3/21(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー!


本作で78歳という史上最高齢でドイツ映画賞最優秀主演男優賞を受賞したドイツの国民的喜劇俳優ディーター・ハラーフォルデン主演のヒューマン・コメディ。
かつてマラソンで金メダルを獲得した老人が、入居させられた老人ホームでの退屈な日常と融通の利かない職員の態度に鬱憤がたまり、規則を破って再びマラソンに挑戦する姿を描く。

実は恥ずかしながら私も、最近ジョギングを始めたところなのです。
当初は痩せることが目的でしたが、走ったところで全然、痩せない。周囲からもアドバイスされたのですが、少々のジョギング程度では、痩せないっていう話は本当だったようです。
本作でも、主人公のじいさんがマラソンのトレーニングを始めますが、でっぷり太った腹はほとんど小さくなりません。その辺は、リアル。

しかし、かといって私はジョギングを止めてはいない訳です。
中年にもなり運動不足の解消をなどという消極的な理由がないわけではないのですが、なによりも走ることが快感なのです。
ランニングハイ的なアレなのか、脳内物質が遠慮なく排出されてくる感じで、デトックスやら何やら、とにかく気持ちいいのです。
嫌なことがあっても、走ると汗と一緒に流れてしまうのか、本当に忘れてしまいます。
特に、映像編集とか脚本執筆とかで家に籠もりっきりの時は、神田川沿いを走ることこそが、最高の気分転換になります。
おかげさまで、しばらく走らないと、身体がウズウズするようになりました。

とはいえ、走るのが昔から大の苦手な私が、この年になってジョギングなど始めたところで、大して走れるようにはなりません。
数キロでバテる私からすると、42.195キロとか想像を絶するし、そもそも時速20キロで走るなんて不可能です。マラソンランナーは超人だと本気で思います。
しかし、ほんの数キロの軽いジョギングでも、本当に楽しいのです。楽しいから走る、それだけです。
最近は、長距離走るのはむしろ不健康ということは周知されていますが、ジョガーの皆さんのほとんどは、単に気持ちいいから走っているのではないかと思います。
健康とか長生きとかって正直よく分からないけど、楽しいとか気持ちいいとかは簡単に実感できるわけです。

そんなこんなで私は、毎日という訳でもなく、気が向いた時にエッホエッホと走っているわけです。
そんな適当なスタンスなので、なかなか距離も時間も伸びませんが、しかし、走っている時は速度を一定に保つように時計を見ながら気を使っています。
最近は(どうしたら少しでも痩せ効果を得られるか)走るたびに色々と試したりして、自分にベストな距離と時間と速度を模索している最中なのであります。
今日は時速10キロをキープ、翌日は時速9.5キロぐらいにしてみようとか自分で決めて、一定の速度を保つようにして走っています。
ですが、ついつい速く走ってしまったり、逆に疲れて遅くなったり、他のランナーの影響も受けてしまいますし、スタートからゴールに至るまで一定した速度で走るというのは、なかなか難しいものです。
その辺の実感も伴ってか、本作でじーさんが、ひたすらマイペースに走るというダサカッコいい走法は、笑われてもバカにされても自分の信念を貫くという真っ直ぐな生き様そのもののようで、胸にジンと響くのであります。
posted by 井川広太郎 at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする