2015年08月29日

京都で暮らしたい

割と本気で京都に引っ越そうかなんて気の迷いが生じてしまったのは、京都弁の女子に萌えたりするからでも、京都が舞台の愛読書があったりするからでもなく、ましてやこないだ観た映画がたまたま京都でロケされていたからでも、最近読み始めた小説が京都の話だったからというわけでもなく、ふと京都出身の女子のことを思い出したからに違いないのである。
posted by 井川広太郎 at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2015年08月21日

ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女

『ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女』(2014/A GIRL WALKS HOME ALONE AT NIGHT/アメリカ/101分)



監督・脚本:アナ・リリー・アミールポアー
出演:シェイラ・ヴァンド、アラシュ・マランディ
製作総指揮者:イライジャ・ウッド

オフィシャル・サイト http://vampire.gaga.ne.jp/
9月19日(土)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー


死と絶望とアメリカ文化が蔓延するイランの架空の都市を舞台に、孤独に生きる吸血鬼少女と、彼女と出会うことで運命が変わっていく青年の姿を描く異色のホラー。

設定はホラーなんだけど、ボーイ・ミーツ・ガールな物語で、映画的にはジャームッシュという、ありそうでなかった、いや、無かったようであったような気もするけど、やっぱり独特な雰囲気の映画。
原題のA GIRL WALKS HOME ALONE AT NIGHTは、まさにそんな感じがよく出ていてカッコイイ。

最初、ガチでイラン映画と勘違いしていたので、ワンシーンごとに「マジで!?マジで!?」と本当に驚かされたのだが、純然たるアメリカ映画だそうで、ロケ地はアメリカのゴーストタウンらしい。
なるほど、しかし、それはそれで十分にヤバい気もする。

フックのあるログラインや、キャッチーなポスタービジュアル、そしてデフォルメされたキャラクターなどといった「世界観」で魅せる映画というのは、まだまだ可能性があるから面白いし、ジャンルものと見せかけつつ、新たな切り口を提示して、独自のスタイルを貫くこういう映画、やりたい。
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2015年08月16日

天使が消えた街

天使が消えた街』(原題 The Face of an Angel/2014年/イギリス・イタリア・スペイン合作/配給 ブロードメディア・スタジオ/101分)



監督:マイケル・ウィンターボトム
製作:メリッサ・パーメンター
出演:ダニエル・ブリュール、ケイト・ベッキンセール、カーラ・デルビーニュ

公式サイト http://www.angel-kieta.com/
9月5日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開


国際的なスキャンダルとして注目を浴びる「英国人女子留学生殺害事件」の映画化に取り組む映画監督が、裁判が行われている現地イタリアで取材中に出会う女たちに翻弄され、数奇な運命に巻き込まれていくというファンタジックな社会派ドラマ。

映画の冒頭で示されるように、本編はダンテの『神曲』をモチーフにしている。
そして驚くことに劇中でも、”実際にあった英国人女子留学生殺害事件”の映画化に取り組んでいるはずの主人公が、その映画の構造は神曲からインスパイアされているということをハッキリ口にする。
なんとも複雑に入り組んだ映画だ。

劇中で、映画監督が構想をプレゼンするシーンがあるのだが、”作品”について語り合いたい彼の一言一言を切り取り、プロデューサーたちは配役やプロモーションについてばかり意見を言い、すれ違ったまま建設的な話し合いは出来ず、主人公は深い溝を感じるというシーンがある。
確かに、”映画あるある”ではあるけれど、いや、しかし何なんだ。

そういったもろもろを踏まえると、「英国人女子留学生殺害事件」をスキャンダルな映画にするようオファーされたマイケル・ウィンターボトム監督が、苦悩の末、自らの葛藤をそのまま映画化したような、そんな話なのではないかと邪推してしまうぐらい、奇妙な作品だ。

にしても、『神曲』がどこから出てきたのか、よく分からない。
イタリアだからなのか。そうでもしないとフォルムが見つからなかったのか。そこまで苦しんだのか。絶望の底で何を見たというのか。そして一体、誰がベアトリーチェなのか。

とにもかくにも、ケイト・ベッキンセールがイイ女すぎてヤバい。
これでもかというぐらい美女ばかり出てくる映画ではあるが、ケイト・ベッキンセールの溢れ出る大人の色気がマジでハンパ無くて比類無きほどに圧倒的である。

それにしても映画監督って、映画の中ではみんなモテてるよね。
うらやましいなあ。
posted by 井川広太郎 at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする

2015年08月05日

ROSSOウィークデイ★シネマにて『恋人たち』上映



こんにちは。

8/27(木)の夜に、新宿御苑前駅そばにあるバー「GYOEN ROSSO 198」で開催される【ROSSOウィークデイ★シネマ】というイベントで、監督作『恋人たち』が上映されます。

平日の夜にライブと映画がコラボして、ゲストもあり、ドリンクやフードも楽しめるという新しいイベントです。

恋人たち』の上映はもとより、kokaneeさんという素敵なバンドの演奏やトークもあるということで、わたくし自身、とても楽しみにしております!

お時間ある方は、ぜひ遊びに来てください!

詳細は、イベントページでご確認ください
https://www.facebook.com/events/1626584854250581/
posted by 井川広太郎 at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2015年08月03日

最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション

最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション』(原題 The Final Member/2012年/カナダ/配給 ギャガ映像事業部/73分)



監督・製作:ジョナ・ベッカー、ザック・マス

公式サイト http://saigo-no-ippon.gaga.ne.jp/
8月8日(土) シネマカリテほかにて順次ロードショー


アイスランドに実在するあらゆるほ乳類のペニスを展示している博物館に唯一チン列されていない人間のペニスの座を巡って、創設者である館長と、元アイスランド一のプレイボーイである老人、そして世界一のペニスも持つと自称するアメリカ人の3人が壮絶な駆け引きを繰り広げる姿を追ったドキュメンタリー。

メチャメチャ面白かった!!
完全にイカれた3人が、大真面目にペニスについて熱く語り、自らのプライドを賭け、そして人生をペニスに捧げる。

劇中で館長が言っている通り、ペニスについて語ることがタブーになっているのはおかしい。本当にそう思う。
けど、40年間もペニスの収集してペニス博物館を作ってしまうのも、完全にどうかしてる。
自分はアイスランド一のプレイボーイだと吹聴するのも、自分のペニスは世界最高だと信じるのも、完全にクレイジーだ。
そんな、どうかしている連中が、名誉と栄誉という私利私欲の果てにペニスという固い絆で結ばれ、お互いのことを尊敬し、ライバルとして競い切磋琢磨し、時には語り合い、そしてウザくなったら罵り合う、人間味に溢れた姿が非常に魅力的だ。
こんなの見ていて面白くないわけが無い。決して関わりたくはないけれど。

実は元教師というペニス博物館館長が、博物館の運営と同時進行で宣教師の本の翻訳やキツネの研究本の執筆もしているというのに驚かされる。
人口たった30万人のアイスランドだが、国民それぞれがこうして八面六臂の活躍をすることで成り立っているのだろうか。
さらにアイスランドには、ペニスの「法的な長さ」を規定したという伝承があるとかなんとか、これも冗談なのかと思っていたのだが劇中、最後の最後まで気にしているので、意外と本当なのかもしれない。
なんだか色々と大丈夫なんだろうか、マジで。

面白い奴らの魅力をありのままに描いているようでいて、実は撮影もすこぶる上手いし、特にドキュメンタリーでありながらノリのいい作劇的な編集で見やすく分かりやすく面白く魅せていくテクは圧巻。
なんだかホント、隅々まで出来が良くて、思いっきり楽しめるチン品にして傑作だった。
posted by 井川広太郎 at 10:56| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする