2016年03月22日

僕の中の鉄子

駅の改札で切符を切るあのハサミが懐かしい。
ラッシュ時にチョ!チョ!チョ!チョ!と独特のリズムを刻んでいるのも良いし、パチンパチンと一枚ずつ丁寧に切るのも良い。
改札の床に切れ端が溜まっているのもまた趣き深い。
地方とかに行って有人改札があると、それだけで感激してしまう。
朝の駅で改札係のおっさんが神業かと思うほど見事なハサミ捌きをしつつ放っていた何気ない挨拶とか、この年になってとても重みを感じる。
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2016年03月21日

二日酔い対策

「禁酒」や「断酒」ではなく「節酒」とか言うらしいが、お酒を控えるようになってだいぶ時間が経った。
そのせいか、元々酒に弱かったのが、ますます酔いが回りやすくなった。
たまに飲酒すると、ほんの少し飲んだだけでもガッツリ二日酔いになってしまう。
これは困ったもんだとお酒のペースを工夫したり、水を大量に飲んだりしていたわけだが、それでもなかなか二日酔いを解消できない。
そんな時に「二日酔いにはブドウ糖が効くので、森永製菓のラムネが良い」という話を聞いた。
あのラムネ飲料型のボトルに入った昔懐かしいお菓子は、気軽にブドウ糖を接種するのに最適らしい。
で、物は試しと、お酒を飲んだ後にラムネ菓子を食べるようにしてみたところ、びっくりするくらい二日酔いにならなくなった。
もちろん、飲み過ぎないように気にしてもいるし、お酒の後には水も大量に飲むんだけど、それに加えてのラムネ菓子がどうやら効果テキメン。
酔いやすさなどにも体質があるように、ラムネ菓子も誰にでも効くってもんではないらしいが、僕にはぴったりだったみたい。
もうすぐ桜が咲いて花見の季節、なにかと飲む機会も増えるので、是非ともラムネ菓子を備蓄しておきたい。
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2016年03月17日

うつぶせ寝

かれこれ一年以上、うつぶせ寝を練習しているんだけど、どうしても出来ない
ちゃんとうつぶせてても、寝るって瞬間に辛くなってしまう
「もうすぐ寝落ちする…でももう限界、仰向けになりたい…いま仰向けになったら台無しだ…でも眠い…うーん…」とか夢うつつに、仰向けになって寝てしまう
何度やっても、その繰り返し
いつになったら、うつぶせ寝が出来るようになるのか
posted by 井川広太郎 at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2016年03月16日

無伴奏

『無伴奏』(2015年/日本/配給アークエンタテインメント/132分)



監督:矢崎仁司
製作:重村博文
出演:成海璃子、池松壮亮、斎藤工、遠藤新菜、松本若菜

公式サイト http://mubanso.com/
2016年3月26日より 新宿シネマカリテほか全国ロードショー!


直木賞作家小池真理子の半自叙伝的小説を原作に、70年安保闘争の最中に仙台で受験を控える少女が、年上の男たちと出会い成長していく姿を描く。

傑作でした。
こんなん矢崎監督にしかできない、誰にも真似できないような独特の映画。

ぶっちゃけ最近、見終わった瞬間に全てを忘れてしまうような軽い映画をたくさん見ていたのだが、この映画は全く逆で、見終わってから幕が上がるような本物の映画。
劇場を出た後に余韻に浸るというより、まるで現実に体験したかのような実感を持って、日常の中で感傷がグッとこみあげてくる。
それこそバッハの曲のように緻密に築き上げられた螺旋状の構成が、感動を波のように繰り返し押し上げてくる。

誰もが経験する青春の過ちと愚かさ、背伸びして傷つくことで大人になっていくあの煌めき。
それを追体験あるいは再体験するような芳醇な時間。

俳優陣が素晴らしい。
安定の池松君が見せる起伏の激しさと秘めたる歪んだ内面が抑揚をつけ、斎藤工のぽっかりと空洞のような虚無感が時代感とシンクロしている。
なにより成海璃子の肉体の眩さが心に焼き付いて忘れがたい。
美しく壊れやすく、儚く逞しい青春を表象し、とうに全て失われてしまった何かを呼び起こしてくれるようだ。
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2016年03月13日

シェルコレクター

#映画 #movie #film #リリーフランキー #橋本愛 #池松壮亮 #シェルコレクター


フロムなう
なにこれ超おもしろそう
posted by 井川広太郎 at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2016年03月09日

スキヤキ

30代でいられるのも、あと半年と気付いた一人ぼっちの夜
posted by 井川広太郎 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2016年03月08日

今日、宅配便を近くの営業所から発送したんだが、モノは段ボール箱に入れた額縁。

「われもの注意」とか「取扱注意」とか「天地無用」とか、そういうシールを貼るのかなって思ってたら、担当の人が「額」と書かれたシールを段ボール箱にビターンって貼っててビビった。

ん?え?いや…ちょ!ちょ待てよ!
「食器」とか「楽器」なら分かるんだけれど、「額」って…

専用のシールを作るほど「額」を発送する需要って多いのかと不思議に思って聞いたら、「うちの営業所からは結構、多いです」とのこと。

うーん…世の中、知らないことだらけで奥が深い。
posted by 井川広太郎 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2016年03月04日

見えない目撃者

『見えない目撃者』(原題:我是証人 The Witness/2015年/中国・韓国合作/配給ギャガ・プラス/112分)



監督:アン・サンフン
出演:ヤン・ミー、ルハン、ワン・ジンチュン、チュー・ヤーウェン

公式サイト http://gaga.ne.jp/mokugekisha/
4/1(金)TOHOシネマズ新宿ほか全国順次ロードショー


目の見えない女が交通事故に遭遇したことから事件に巻き込まれていくサスペンス。

2011年に製作された韓国映画「ブラインド」を監督自ら中国でリメイクした作品とのこと。
街中のシーンが結構色々とあるのだけど、大きな通りにも広い店内にも人気がなくて、とても怖かった。
まるで廃墟かゴーストタウンのように人がいないのは盲目の暗喩なのだろうか、それとも中国の都市では普通の光景なんだろうか。
posted by 井川広太郎 at 18:35| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする

木靴の樹

『木靴の樹』(原題L'albero degli Zoccoli/1978年、日本初公開1979年4月28日/イタリア/配給ザジフィルムズ/187分)



監督エルマンノ・オルミ

公式サイト http://www.zaziefilms.com/kigutsu/
3月26日(土)より 岩波ホールほか全国順次公開


19世紀末のイタリア北部の農村で、貧しい小作人として暮らす四家族を描く。

時々、このままずっとこの映画を観ていたいと思うことがある。
侯孝賢の『悲情城市』や、ジョン・フォードの『わが谷は緑なりき』とかジャン・ルノアールの『フレンチ・カンカン』とかがそうだが、この作品を観ている時もまた、心の底からそう思った。

派手な物語は特になく、地主に搾取され、寒さに震え、豚を解体し、トマトを栽培し、酒を飲み交わし、子が生まれ、学校に行き、洗濯物を預かり、恋をするというように、四家族の生活を淡々と描いている。

それが、どうしようもなく面白い。
上映開始直前にこの映画が3時間オーバーと知り、2時間超の映画すら鑑賞意欲がわかない僕としてはかなりモチベーションが低かったのだが、見始めたら虜になって、どうかこの映画がずっとずっと終わらないでくれと願っていた。

映像にはドキュメンタリーのような生々しさと、フィクションならではの瑞々しさと、いや、どんなドキュメンタリーでもフィクションでも目にしたことがないような、どうしようもない力強さがみなぎっている。
どうやったら、あんなに美しい映像が撮れるのか、僕には全く想像もつかないが、でも、そんなことはどうでもいい、とてつもなく甘美な時間に、ただただ酔いしれていたい。

人生を感じさせる映画ではなく、本当に人生そのもののような映画というのがこの世にはあって、映画を観たというよりも、まるで映画の世界で自分自身が生きていたようにすら感じる。

僕が生まれて間もなくの頃に作られた映画で、そもそも遥か昔を描いていて、イタリアの農村になど行ったこともないのに、どうしようもない郷愁というか、懐かしさというか、心地よさというか、実感やぬくもりを感じずにはいられない。

確かに彼らの暮らしは貧しく厳しいのだけれど、しかしまるで理想郷かパラダイスのようにすら見える。
なぜなのか、それは原風景的な何かなのか、彼らの喜怒哀楽に満ちた日々と、家族の強い結びつきと、隣人との深い交流と、自然と共生がそう思わせるのだろうか。

とにかく、べらぼうに面白かった。
観たのは先月だが、いまだに興奮さめやらぬ。
僕らは映画の続きを生きている。
posted by 井川広太郎 at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする