2019年09月30日

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ

シネマート新宿の月曜メンズデーは地味に値上げしたもののそれでも1200円なので、今日は「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」を観た。
高校入学を目前に控える多感な陰キャ女子が、退屈な日々という名の怒涛の思春期をサバイブする青春映画の傑作。
泣いた。僕はこの映画が本当に本当に愛おしい!

普遍的な青春物語を、生まれた時からSNSや動画配信が当たり前というデジタルネイティブ世代にアップデートしている。
ややもすると説明的で助長になってしまう内向的なモノローグを見事に映画的に昇華しているのも素晴らしい。

とにかくもう僕のような未婚で独身の中年男子ですら完全にお父さん目線で見てしまうわけだが、いやしかし思春期の惑い、好奇心、不安といった繊細な情動には誰もが共感できるはず。
凡庸な日常に潜むドラマは美しくも時に残酷で、ドキドキするしハラハラするし、全ての瞬間がサスペンスかスリラーのように劇的だ。

優劣なんて誰が決めるんだ、是か非かなんて関係ない、お父さんは君を守るためなら何でもする。愛してるんだ、おやすみ。

posted by 井川広太郎 at 22:28| Comment(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

イカワと最恐のホラー映画を作ろう!



動画配信サイト「ニコニコチャンネル」で毎週金曜日21時より放送している「境界カメラ」というホラーチャンネルの中の、「イカワと最恐のホラー映画を作ろう!」という番組のMCを担当しています。

この番組は月に一度、金曜21時から1時間半程度の生放送をしていて、「ホラーが苦手な映像ディレクターのイカワがリスナーやゲストの助言を元にホラー映画のパイロット版制作を目指すトーク番組」という構成で、最近観た映画の話に始まり、リスナーから勧められたホラー映画を観て感想を言ったり、タピオカミルクティーを飲んだり、プレゼント企画もあったりと盛りだくさんです。

この8月からスタートし、次回3回目の放送は、10月4日金曜21時からです。
どなたでも登録などせずに無料でご覧になることができます。(一部、有料会員のみ)
どうぞよろしくお願いいたします。

【境界カメラ#103】「イカワと最恐のホラー映画を作ろう!」#3 
https://live.nicovideo.jp/gate/lv322208389
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2019年09月29日

テルアビブ・オン・ファイア

『テルアビブ・オン・ファイア』(2018年製作/97分/ルクセンブルク・フランス・イスラエル・ベルギー合作/原題:Tel Aviv on Fire/配給:アットエンタテインメント)



監督:サメフ・ゾアビ
製作:ミレナ・ポワヨ、ジル・サクト、アミール・ハレル、バーナード・ミショー
出演:カイス・ナシェフ、ルブナ・アザバル、ヤニブ・ビトン

11/12(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次公開
http://www.at-e.co.jp/film/telavivonfire/ 


パレスチナの超人気メロドラマの脚本家が、親交があるイスラエル人から内容に口出しされ困惑する姿を描く

最近も「エンテベ空港の7日間」という実際にあったテロ事件を描いた映画を観たばかりだし、そうでなくとも殺伐とした入植やら政争といった報道を日々目の当たりにしている我々外国人からすると、イスラエルにもパレスチナにも関心は尽きない。

だからこそ監督作「東京失格」がエルサレム国際映画祭で上映された時は、とても奇妙な感じがしたし現地に行きたかったのだがそれは残念ながら叶わなかった。
そんな我々に持ってこいなのがヴェネツィア国際映画祭で作品賞を受賞など世界中で評価されているという本作「テルアビブ・オン・ファイア」である。

この映画の中ではイスラエルとパレスチナを行き来して生活する人々の様子が描かれ、庶民の暮らしや価値観、そして彼らがそれぞれの国をどう見ているのか、僕らが知らないリアルの一端が垣間見えてきてとても興味深い。
皮肉が絶妙に利いたタイトルの通り脚本は完全にコメディ仕立てなのだが、しかし演出はあまりそうはなってはおらず、個人的には観ていてどうも居心地が悪かった。

主演の男、どっかで見たことあるなあと思っていたら、自爆テロを行おうとするパレスチナ人青年を描いた「パラダイス・ナウ」の主役だった。
とんでもなく振り幅が大きい役柄を演じているだけに、見比べると尚更オモロイかも。
posted by 井川広太郎 at 18:19| Comment(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする

2019年09月20日

トスカーナの幸せレシピ

『トスカーナの幸せレシピ』(原題 Quanto basta/2018年/イタリア/配給 ハーク/92分)



監督 フランチェスコ・ファラスキ
製作 ファビアノ・グラーネ、ダニエレ・マッツォッカ
製作総指揮 アンドレア・ボレッラ
出演 ビニーチョ・マルキオーニ、バレリア・ソラリーノ、ルイジ・フェデーレ、ベネデッタ・ポルカローリ、ジャンフランコ・ガッロ、アレッサンドロ・ヘイベル

公式サイト http://hark3.com/toscana/
10月11日(金)より東京・YEBISU GARDENCINEMAほかにて全国順次公開


挫折した天才料理人が、アスペルガー症候群の青年に料理を教えることで再生していく姿を描く

古今東西、料理にまつわる映画は数多いが、特に欧州ではレストランのシェフが主人公の作品が多い気がする
天才だが問題があるというキャラクターが多く、リーダーとしての孤独や葛藤に始まり、共同作業の中で仲間の存在に助けられる様が描かれる

ブラッドリー・クーパーの「二ツ星の料理人」とかジャンレノの「シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜」とかドキュメンタリーだが「ノーマ、世界を変える料理」とか記憶に新しい
いかにも花形職業なんだろうが、この映画もその系譜に入る、のかなあ

お馴染みのTVショー「料理対決」がクライマックスなんだが、なぜか「師匠にアドバイスを聞ける」というお助けルールがある
プロット上どうしてもこのレギュレーションを作りたかったのは分かるのだが、せっかくの新人料理人コンテストなのにとなんだかモヤモヤした
あと、登場する女子たちがみんなキレイ
posted by 井川広太郎 at 11:55| Comment(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする

2019年09月14日

台風家族/イメフォフェス

今日はTOHOシネマズが毎月14日のサービスデーで1,200円なのでTOHOシネマズ新宿で市井昌秀監督の「台風家族」を観た。

それから渋谷のシアターイメージフォーラムで開催されているイメージフォーラム・フェスティバル2019を鑑賞。
こちらは大学の映画サークルの後輩の国本の作品が上映されていたのだが、イメフォフェスって久しぶりで懐かしく感慨深い。

posted by 井川広太郎 at 19:03| Comment(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2019年09月11日

帰れない二人

今日は新宿武蔵野館が毎週水曜日の映画ファンサービスデーで1000円なのでジャジャンクーの「帰れない二人」を観た
圧倒的にというか桁違いに上手すぎる演出と俳優の演技にただただ見惚れていた
息を呑む美しさで撮影も素晴らしいなと驚いてたらエリック・ゴーティエだった
アウトローのカップルを通じて庶民の日常と中国現代史を描くなんて発想そのものが壮大すぎてぶっ飛び
ところで字幕の「渡世」って語感が素晴らしすぎて、英語ではなんて訳しているんだろう

posted by 井川広太郎 at 17:23| Comment(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2019年09月09日

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

今日はイオンシネマ板橋がハッピーマンデーで1100円なので「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観た
マンソン・ファミリーによる殺人事件の話と知らなかったし、そもそもそんなことよく知りもしないんだけど、それにしてもあんまり愉快な映画じゃないね
ロマン・ポランスキーだし、ローズマリーの赤ちゃん だし、カサヴェテスの家みたいのが映るし、あの時代のハリウッド、この映画をどんなふうに観るんだろうなんて考えてしまって憂鬱

posted by 井川広太郎 at 19:02| Comment(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2019年09月03日

バイス/記者たち 衝撃と畏怖の真実

今日は久々の飯田橋ギンレイホールで「バイス」と「記者たち 衝撃と畏怖の真実」の二本立てを観た。
アメリカをイラク戦争に導いたと言われる副大統領チェイニーを描いた映画と、そのイラク戦争の正当性を主張するアメリカ政府の嘘を暴いたジャーナリストたちを描いた映画。
この二本は続けて見ると圧倒的に面白い!強くオススメ!飯田橋にゴー!!



posted by 井川広太郎 at 21:12| Comment(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2019年09月01日

ロケットマン

誕生日であり映画サービスデーである今朝、こんな日こそメジャー映画を観に行こうとググったのだが、あいにくワンスアポンアタイムインハリウッドはどこも売り切れ。
バルト9でロケットマンの午前の回が一枚だけ残っていたので速攻ゲットして観に行った。
エルトンジョンの曲には全く興味ないんだけど、意外と楽しめた。同監督によるクイーンの映画と比較するのはアレだけど、二本とも観ると良きね。
エルトンの相棒である作詞家役がどっかで観たことあるなあとずっとモヤモヤしていたのだが、なんとリトルダンサーのエリオットなんだって!胸熱!
あと、その作詞家の最初の彼女役がめちゃくちゃ可愛くて気になった。

posted by 井川広太郎 at 18:33| Comment(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする