2008年06月13日

落下の王国

『落下の王国』 2006年/アメリカ/118分/原題:The Fall/配給:ムービーアイ

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君にささげる、世界にたったひとつの作り話。
構想26年、撮影期間4年。映像の魔術師ターセムが魂を込めて作り上げたのは
生きる力とやさしさをくれる ぬくもりのカレイドスコープ<万華鏡>

時は1915年。映画の撮影中、怪我を負い病室のベッドに横たわるスタントマンのロイは、追い討ちをかけるように恋人を主演俳優に奪われ、自暴自棄になっていた。そこに現れたのが、腕を骨折して入院していた5才の少女・アレクサンドリア。
きっかけは、少女を操るためだった。ロイは動けない自分に代わって、自殺するための薬を薬剤室から盗んで来させるべく、アレクサンドリアの気を引こうと、思いつきで6人の勇者が世界を駆け巡り、悪に立ち向かう【愛と復讐の冒険談】を聞かせ始める。その場しのぎで紡いでいった他愛も無い寓話は、やがて少女と青年の唯一無二の《二人の物語》となり、少女に希望を与え、青年自身をも救う、驚きと輝きに満ちた壮大な叙事詩へと育っていく...。

前作「ザ・セル」の意匠を凝らした画作りで観客を驚かせたターセムが、今回はCGに頼らず、世界24カ国以上、13の世界遺産を含む美しいロケーションを背景に、4年の歳月をかけて、こつこつと手作りで一級の美術品を完成させました。

監督:ターセム
出演:リー・ペイス/カティンカ・アンタルー/ジャスティン・ワデル 他

今秋ロードショー!


うっかり、すっかり、本物の映画でした。

冒頭から「見ること」と「見られること」の葛藤が渦巻くサスペンス、めくるめくファンタジーが広がり始めると、胸躍るアドベンチャー、ときめくラブロマンスかと思いきや、言語や社会を描くポリティカルな視点も強く、卓越したコメディで笑わせ、愛おしき愛で琴線を容赦なく震わせ、終わること無きオディッセー、そして最後は映画愛、映画愛、映画愛。

映画が映画として疾走して、物語でも言葉でも音でも映像でもなくなって、もはや映画以外の何ものでもないという迷走が行き着く先はもう、全てであって何ものでもない、映画はアクションでしかないという万歳三唱、天使が法螺吹く映画讃歌。

映画という嘘を付くことへの躊躇いすら、アクションという真実に辿り着くための寄り道にしか過ぎない。

アナタの嘘は、アタシの真実なの。

と、意味不明なことしか言えない馬鹿になってしまうほど面白い。
面白い映画を見た時だけ馬鹿になります。
いや〜、面白かった。

邦題がなんだかゴツいけど、実は物凄くお気楽な映画です。だって映画だもん。時を忘れ気付いたら違う世界にいるような夢にあふれたお伽噺。子供の戯言。大人の独白。最高にオモロい。

やべえ、この映画カッケエ。嫉妬するわ。
なので、とりあえずもう一回観に行きます。

いや〜、映画って本当にいいもんですね!
posted by 井川広太郎 at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする
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