2008年12月10日

きつねと私の12か月

きつねと私の12か月』2007年/フランス/96分/原題:Le Renard et L'Enfant/配給:松竹

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アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞に輝いた前作「皇帝ペンギン」の世界的大成功で、今や、動物ドキュメンタリーの第一人者となったリュック・ジャケ監督。彼が動物に魅せられるきっかけとなったのは、少年時代に森で出会った、たった一匹のきつねでした。本作は、モンブランを臨む山岳地帯で育った監督自身の実体験をベースに、野生のきつねと少女のふれあいを描く、ジャケ監督初の長編フィクションです。

フランス本国で公開されるや、ファミリー層はもちろん、心癒されたい大人の女性たちにも愛されて、240万人を超える動員を記録する大ヒット!ドキュメンタリーの名手ならではの視点で、森の動物たち、大自然の四季折々の移り変わりを、圧倒的なカメラワークでフィルムに収めながら、きつねと少女の友情の物語を、時にやさしく繊細に、時にリアルにほろ苦く紡いでいきます。

心に沁みる物語!息を呑むほどに圧倒される映像美!
「皇帝ペンギン」のリュック・ジャケ監督が新たな扉を開ける!

夕陽が輝き、山肌を金色に染める秋の午後。少女リラは山道で美しいきつねに出会った。柔らかそうなとび色の毛に覆われた姿、つぶらな瞳に魅せられたリラは、ひと目見た瞬間に恋に落ちた。きつねにテトゥと名をつけた彼女は、警戒心が強く滅多に人前に現れないテトゥに会うため、毎日森へ通う。リラの想いに応えるかのように、少しずつリラとの距離を縮めていくテトゥだったが…。

監督/原作/脚本:リュック・ジャケ
共同脚本:エリック・ロニャール
撮影:ジェラール・シモン
出演:ベルティーユ・ノエル=ブリュノー トマ・ラリベルトゥ

公式サイト http://kitsune12.jp/index.html

1月10日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、恵比寿ガーデンシネマほか全国公開


こ、これは… ご、ご、ごくり… ご、ご、ご、極上の…

最高のファンタジー映画だった。
ウキウキして、ワクワクして、ハラハラして、ドキドキして、ムネムネした。
ムネムネしっぱなしだった。   

こんなのカップルで観に来たらキャーッとか言って手の繋ぎっぱなしですよ、俺は独りだから膝にかけてたコートをギューッと胸に抱きしめていたけど。
いやマジで。
うっかり夏場に観て抱きしめる手荷物が無かったら困るんじゃないかな。
それぐらい、ウキウキして、ワクワクして、ハラハラして、ドキドキしてムネムネしっぱなしだった。



観ているだけで感情が溢れ出し心が動きまくるから、身体も自然とそれに反応してしまう。
まさに「アクション返し」である。
観終わった直後に映画館を飛び出して、森に向かって走り出したくなる感じ。
うおー!って意味も無く。

撮影とか、編集とか、脚本とか、演出とか、モンタージュ理論とか、そういった技術や知識や経験の積み重ねはこういう映画を撮るためだったのではないかとすら思いたくなる。
物凄く贅沢な映画だ。
一見すると派手さはないが、とても丁寧に撮られたワンカットワンカットが少しずつ見事なほどに美しく積み上げられていく。
シンプルなものを拘り抜いて作ることこそが最高の贅沢だ。
上手い!文句無しに上手くて、もう映画を観ているってことすら忘れてしまうくらいに心地よくて、すっかり映画の世界に完全に身を委ねてしまう。
いや、そう、まさに、子供の頃に母親に物語を聞かせてもらっているような感じ。

動物が地表に標した足跡を追っていくうちに森の奥深くに入り込んでしまうように、我々の日常のほんのちょっと向こう、ささやかな想像力さえあれば誰でもいつでも行くことが出来るような冒険を垣間見せ、この世界の美しさを気付かせてくれる。
まさにファンタジー!
posted by 井川広太郎 at 20:54| Comment(0) | TrackBack(1) | REVIEW | 更新情報をチェックする
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映画「きつねと私の12か月」
Excerpt: [E:slate]私は本当は映画が大好きなんですけど、最近はテレビすら観るヒマが
Weblog: おねぇ〜ちゃんズHi!
Tracked: 2008-12-24 15:09