2006年01月13日

スクリーン初め

昨日、2006年になって初めて劇場で映画を観る。

当初はとあるプレス試写に行こうと思っていたのだが、急遽、福島拓哉監督に誘われて、K'SCINEMAにて鑑賞。

THE FINAL CUT(2004/オマール・ナイーム)

人間の記憶と“記録としての映像”を巡るSFサスペンスで、低予算ながら巧みで飽きさせない脚本で、アメリカンテイスト満載の映画でした。

予備知識全く無しで見たのだが、タイトルも内容も映画色が強く、今年のスクリーン初めとしてはなかなか相応しい作品だったのではないかと二人してご満悦だったのだが、そんな我々に衝撃を与える事実が発覚。

監督・脚本はこれが長編映画デビューとなるレバノン出身のオマール・ナイーム(26歳)。

おいおい、マジかよ・・・

すげーよ、オマール君・・・

『THE FINAL CUT』もエンターテイメントとして完成しており、その枠に収まりきらない細かい設定や心理はザクザクと切っている。それらを一々突いて行けば“穴”と言えなくもないのだが、見終わってからの喉越しは、ストーリーが明確な分、スッキリ爽やかだったりする。

『東京失格』とは、スタンスからして全く違う映画。どっちが良いとかは思わないけど、結果が全ての世界で、卓越した脚本でしっかりと自分の世界観を表現出来ている技術と腕力を素直にスゴいと思う。これから何十年間どんな映画を何本も撮って行くのか。

因に、オマール・ナイームの脚本に惚れ込み彼を監督に仕上げたこの作品のプロデューサーは、インディペンデントの金字塔である『セックスと嘘とビデオテープ』(1989/スティーブン・ソダーバーグ)を世に送り出したニック・ウェクスラー。

なるほど。

やっぱ、アメリカ映画は奥が深い。
posted by 井川広太郎 at 16:18| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする
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