2006年02月17日

君の小皺は君の人生だから矢張り俺には愛おしいものなんだぜ

今日はSeeSaa様の緊急メンテナンスがあったらしく、一時、不具合が発生したようです。
その時間にアクセスされた方にはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

今日のロケは移動時間が撮影時間の倍近くあった。
で、現場は超巻き。
カメラマンである俺に「納得いく撮影させられなくてゴメン!」と思い、編集マンである俺には「負担掛けちゃうけどスマン!」と思いながら、ディレクターである俺は兎に角速やかに現場をこなすことを最優先する。
移動時間が長いとあれだね、疲れるけど、担当さんやスタッフと無駄話が沢山出来るから良いね。

『東京失格』の現場では、ほんの3カット、数十秒の為に、丸1日掛ったこともある。
やっぱ映画は贅沢だなと思うし、だからこそ出来る表現なんだなとも思う。

好きな映画は、100年前の作品でも何度も見ちゃう。
好きな本や漫画は何度も読み返す。
好きな絵の前で、1時間立ち尽くしたこともある。

別に作り手がどれぐらいの時間をそれに込めたかなんて、ただの観客である俺には関係ないし判断基準は面白いか否かだけなんだけど、やっぱ作品はそういった時間経過すら孕んでいて、受け手としてそれを充分に咀嚼するには、それ相応の時間を要する場合もある。

例えば、人生で言えば日常とか。

何気ない、直ぐに忘れてしまうような日常の中に溢れる感情とか。

そういった一見無駄に思えるような退屈さの中に俺は比類無き豊かさを感じ、それを捉える為に映画とカメラを選び、そして『東京失格』という作品を創った。

だから慌てずに作品の完成をじっくり待ってね。
posted by 井川広太郎 at 01:18| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする
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