2006年06月05日

トランスアメリカ

トランスアメリカ』(英題:TRANSAMERICA/ダンカン・タッカー/2005)配給:松竹

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ストーリー:普通の女性として、LAでつつまし暮らすブリー(フェリシティ・ハフマン)。男性であることに違和感を持ち、肉体的にも女性になるための最後の手術を控えたトランスセクシュアルの彼女の前に、突然トピー(ケヴィン・ゼガーズ)という少年が現れる。
トビーはブリーが、"スタンレー"という男性だった頃に出来た実の息子だったのだ!過去に背を向けるブリーに、セラビストは「立ち向かいなさい。でなければ手術に必要な書類にサインはしない」と言い放つ。仕方なくNYへ飛んだブリーは、窃盗の罪で洵置所に入っていたトビーを、保釈金を払って出してやった。ブリーを教会から派遣されたボランティア女性だと思い込んだトビーの勘違いをそのままに、プリーは彼を養父の元へ送り返してしまおうと思い立つ。愛を忘れたブリーと、愛を知らないトピー。心の正しい置き場所を探す、不思議な親子の大陸横断の旅が始まる…。

公式サイト(予告編観られます):http://www.transamerica-movie.jp/

2006年7月下旬、シネスイッチ銀座ほかにてロードショー


随分前に試写で観たのになかなか書く機会が無かったのですが、今日、切欠が来たので今更ですが書きますね。

観る前に、アメリカで既に観ていた友人からも評判を聞いていたので、ワクをムネムネさせていました。

上映後の会場が、「大満足!」っていう観客の思いが漂っているかのような爽やかな雰囲気でした。

物凄く面白かったです。

主演のフェリシティ・ハフマンは女性で、“女性の姿なのだが実は男性”である役を演じている。映画を観ている最中、映像的にも物語的にも「この人は男だっけ?女だっけ?」と混乱を誘い、次第に、性別などどっちでも良いかと思えて来る仕掛けが、ジョン・ウーの『M:I-2』(2000)のようで効果的だった。

「アメリカ横断」という意味も持ったタイトルの通り、アメリカの土地性、歴史性、文化性をも通過するロードムービーなので、性や親子関係や人種問題、犯罪など、かな〜りハードでシリアスでブラックな部分もあるのだが、そういうのに(目を向けようではなく)目を伏せないっつーのがこの映画のスタンスだし、それをコメディとして描いているのが秀逸。

特に、家族と一緒にいるシーンが面白かった。それぞれが、それぞれの思いをそれぞれのやり方で言葉や表情や行動で表現しているのが、なんとも映画的で楽しい。台詞や容姿や演技だけでなく、衣装や美術、ロケーションやセットからも色々見えてくることがあって、饒舌で幸せなシーンでした。

家族のシーンだから幸せなのかな。

やっぱアメリカ映画は『わが谷は緑なりき』(ジョン・フォード/1950)を追っているのだと思った。
posted by 井川広太郎 at 22:22| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(2) | REVIEW | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あああ、面白いの映画ですにゃ!
みたいみたいみたい!!!!(゚Д゚ノ

タロー、紹介してくれてありがとう!!(おにゃw^^
Posted by ろちゃん at 2006年06月06日 03:06
>ろちゃん
シンガポールでもやるのかしら?
機会があったら、是非、観て!
きっと楽しめるから〜
Posted by 井川広太郎 at 2006年06月06日 10:25
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