2012年02月08日

フラメンコ・フラメンコ

フラメンコ・フラメンコ』原題FLAMENCO FLAMENCO/2010年/スペイン/101分/配給ショウゲート



名匠カルロス・サウラ監督と光の魔術師ヴィットリオ・ストラーロが、一流アーティストたちを迎えフラメンコの真髄に迫る−。

『カラスの飼育』『血の婚礼』『カルメン』などの名作を次々と生み出し、名実共に世界的巨匠と謳われるカルロス・サウラ監督と、『暗殺の森』『ラストエンペラー』などの作品で“光の魔術師”という異名で賞される撮影監督のヴィットリオ・ストラーロが出会い、初めてタッグを組んだ作品が、1995年の映画『フラメンコ』だった。世界的に活躍していたバイラオール(男性舞踊家)のホアキン・コルテス、バイラオーラ(女性舞踏家)のメルチェ・エスメラルダ、マリア・パヘス等を迎えたこの作品は、日本でもヒット作となり、フラメンコ熱が一気に加速した。
その後も『タンゴ』『サロメ』『ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い』などダンスと音楽をテーマにした作品を真摯に撮り続けてきたカルロス・サウラ監督がヴィットリオ・ストラーロと組み、満を持して更なるフラメンコの真髄に迫ったのが本作『フラメンコ・フラメンコ』だ。
本国スペインで“最高の芸術作品”と賞された本作がついに幕を開ける。

監督:カルロス・サウラ(「フラメンコ」「タンゴ」「ドン・ジョヴァンニ」)
撮影監督:ヴィットリオ・ストラーロ(『暗殺の森』『ラストエンペラー』『地獄の黙示録』)
音楽:イシドロ・ムニョス
出演:サラ・バラス、パコ・デ・ルシア、マノロ・サンルーカル、ホセ・メルセ―、ミゲル・ポベダ、エストレージャ・モレンテ、イスラエル・ガルバン、エバ・ジェルバブエナ、ファルキート、ニーニャ・パストーリ、ほか

公式サイト http://www.flamenco-flamenco.com/

2月11日(土)より、渋谷のBunkamuraル・シネマ他 全国順次公開


こんにちは。
ちょっくら仕事で山梨に二週間ほど滞在していたんです。
いままでにない長期滞在で、素敵なところだと率直に思うと同時に、凄まじい盆地感に衝撃を受けました。

完全に山に囲まれていて、陽は山から昇り山に落ち、その底を平らな街が続き、高台からは“県”をほぼ一望できる。
この土地ならではの感受性やら何やらが育まれて然りだなあと思うわけです。
そんな、うっかり忘れがちな当たり前のことを改めて深く実感した一方で、どこか懐かしさも感じたのです。
山梨出身で東京在住の某氏が山の上で街々を見下ろしながら、「本当に、美しい景色だと思うんです」と淡々と語った時、なぜか感極まりましたね、俺は。

我々人類に等しく不可欠なものである音楽と歌と踊りは、その土地ごと、国ごと、文化ごとに違った形を持っているわけですが、フラメンコというフォルムも、スペイン、アンダルシアの地理や気候や歴史に由来しているのかもしれません。
そういったドメスティックものが、縁もゆかりもない余所者の胸を打つと、やはり我々はどこかで繋がっているのだと実感したりします。
個人的なものが普遍性を獲得する瞬間、そのダイナミズムに萌えちゃうのです。

一度だけ、本場スペインのフラメンコを生で鑑賞したことがありますが、素晴らしいものでした。
あの瞬間、訪れたこともないスペインと、何かがどこかで繋がっているんだと確信しましたね。
posted by 井川広太郎 at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする
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