2006年09月22日

そして君は知ることになるだろう

高校の同期である友人が結婚するとのこと。
なんで急にって聞いたら「30歳だしケジメかな」だって。
そうだよなー、ちゃんと30年生きてきたなら、そういった立派なケジメを付けられるんだよなと羨ましく思う。
本当なら近々行われる結婚パーチーで思いっきり悪口を言ってきたいところなのだが、残念ながら彼の悪いところは思い付かないので、おめでとうと祝福してくるつもり。


ここんとこ、つーか公開中からずっとバンクーバー国際映画祭に参加する為の準備に追われている。
物見遊山に行くなら兎も角、俺にとっては最高の舞台であって、またとないチャンスであるから、色々と準備が必要。
一応、コンペティションにノミネートされたのだしゲストとして扱われる訳だが、こっちはかなり地道に泥啜っているのです。


しかし先週、その準備が一段落したところで、先月の『東京失格』劇場公開の為の数ヶ月の疾走の疲れが出たのか、全く仕事が手につかない本格的に駄目な子になる。
俺みたいな無能なうえに駆け出しの若造が休養を必要とするなんて贅沢にも過ぎる。
俺より才能ある奴が世界中には五万といて彼等ですら必死こいてるのにもかかわらず。にもかかわらず!である。
数日休んだロスを計算しつつ、困ったなーと頭を悩ませ、でも疲れが少しはとれたし、楽日から幾日も経ってないから、まあいっかと許す自分をグーで殴りたい。

そういえば、劇場デビュー&誕プレで頂いた十本程の酒がもう直き尽きる。やっぱ一ヶ月と持たなかった。


ともあれ今週からまた健気に労働しているのだがそんなある日、ロケ地にかなり早く着いたので朝飯でも喰ってコーシーでも飲もうかとマックに入ると、熊ちゃんにバッタリ会う。
ってゆーか横浜でだぜ!?物凄い奇遇じゃんか、これ!
『東京失格』での熊ちゃんの演技が格好良すぎて、鑑賞した多くの女子から「あのバンドのギターの人カッコ良い!」と言われまくっているんだという話をしたら、「何かの間違いだよー」と照れる。
素直に喜べないシャイな一面なんて見せようものなら益々人気が上がりそうなので、ぶっちゃけムカつく。


移動中のiPODでのヘビーローテーションは、様々な映画のサントラに加え、『KYPCAHT』『接客』。
最高に好きなバンドの2つが友達なんて、俺は最高にオトクだと思う。

で、『KYPCAHT』『接客』を聞き込んでいるうちに『Talking Heads』の素晴らしさを再発見した。
David Byrneのボーカルにますます嵌まる。


またしても移動中、『眠る右手を』に出演していた某役者にバッタリ会う。
実は会うの数年ぶりかも。
こないだ『東京失格』劇場公開記念のオールナイトで『右手』を観直したばかりのこれまた奇遇!!
急いでいたのであんまちゃんと話せず、どうしても言いたかった一言が言えなかった。
曰く「『眠る右手を』は最高も映画ではないかもしれないけど間違いなく最強の映画の一つ」。


今日、ロケの待機時間中、ふと、作品のアイデアが湧きまくる。
俺はいつも頭の片隅に幾つか企画があって、それらを年中日ながら練っていて、ある程度カタチになってきたら企画書に起こしたりするのだけれど、その中には数年寝かせているものや、集中的に構想しているものもある。
そして今日思い付いたのは、『PLASTIC LIFE』という仮題で呼んでいるアイデアで、ボコボコ思い付くまま乱雑にメモっていた。

映画の企画って、人によって全く創り方が違うのだが、俺は物語とか映像とか設定とかに依って構想するだけではなく、「映画の気持ち」とか「映画の雰囲気」とか「映画の印象」とかから構築していく。
だから日常とか、見たものや、聞いたもの、体験したもの、思ったこと、感じたこと、体験したことなどからふと生まれたりして、それは散歩中だったり、雑談中だったり、ぼーっとしている時だったりもして、それがそれらの在り方で急に具体的になると、慌ててメモったり、絵に描いたりする。

言わば、数十本ある映画の企画は、それぞれ違う生まれ方をしていたりする。

というのも、彼等が本当にその姿を獲得するのは唯一「映画が完成した時」であって、言ってしまえば企画書も脚本も、ほんの仮の姿に過ぎない。

文字も、映像も、音も、彼等にとっては要素以前の仮初めなのだ。

その、まだ観ぬ姿を追い求めながら、いつ本来の姿が得られるか分からぬ彼等の為に俺は便宜上の姿を与えているだけなのだ。


ところで、バンクーバーでの上映に来てくれるというバンクーバーや北米在住の友人や知人が複数名いるのだが、その一部から既にチケットの入手が困難という話を聞いた。

ほんまかいな。

こんなデカイ規模の映画祭のコンペに参加するのは何分初めてなので実情が分からない。

遥々バンクーバーまで来てくれた人が入場出来なかったら洒落にならないな。


というわけで明日から編集地獄とバンクーバー準備最終仕上げ。


今月末に俺達が経つバンクーバー国際映画祭では、世界中の映画人と会うことができて、日本では公開機会が与えられないような最先端で最高峰の映画が沢山観られる。

いやん、わくわくするわ。
posted by 井川広太郎 at 02:44| 東京 ☁| Comment(7) | TrackBack(2) | lost in blog | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
失格くんがだいぶおもしろいということを
(一つ前のエントリ参照)
Posted by タクン at 2006年09月22日 04:50
わくわく。。

(って、やはり、日本語難しい、特に、たろーの日記。。www)
(ゞVゞ)/きゃ〜〜ぁぁ!!(ゞ。ゞ)/
Posted by ろちゃん at 2006年09月22日 13:02
H E LLLLL O !!!!!!!!!!!!!!!!!!

Posted by irei☆ at 2006年09月22日 19:02
まじですか。。
チケット早めに確保しなきゃなんですね。。、
Posted by キタワァ at 2006年09月22日 19:34
羨ましく機会や素直とバッタリとか見たものや
失格くんたちが、羨ましく高校や映像などを獲得したかった。
Posted by BlogPetの失格くん at 2006年09月24日 15:45
「映画の気持ち」とか「映画の雰囲気」とか「映画の印象」とかから構築していく。>>

を、企画書におとすのって、めちゃくちゃ難しくないですか。紙ベースで伝えるのって、ほんとに。ね。。。


世界中の映画人と出会えるなんて、最高ですねー☆
Posted by ちい at 2006年09月25日 17:20
>タクン
このエントリーでもまたなんか言ってるよ。

>ろちゃん
変な日本語だから真似しないようにね!!

>irei☆
HELLO!!

>キタワァ
いや… 何かの間違いだと思うけど… 
映画祭公式ページでは売り切れゴメン情報が載っているけど『東京失格』はまず大丈夫でしょう。
でも前売り買っといた方が安全ではあると思うー

>ちい
そう、めちゃくちゃ難しいよ。時間もかかる。
構造や物語に依った作品の企画は書き易いよね。
でも、やっぱ俺の創りたいものは映画だからねー
Posted by 井川広太郎 at 2006年09月25日 19:51
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ホテル 東京
Excerpt: 旅行に行ったら夜景のきれいなホテルに泊まりたい.そんな人も多いのではないでしょうか.たとえば、 東京・横浜・舞浜エリア
Weblog: 旅行情報 Gメン
Tracked: 2006-09-22 15:06

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