2006年10月17日

止まっていた時間がまた動き出す

バンクーバーから帰国した当日から、その後処理や、旅行中に溜まった何だかんだや、新たな諸々などに追われ過酷を極める。

なんだよ、それ。

明日から一週間ちょっとの間、ロケなどでビッシリくさいので、今日は天気が良いことを口実に休みにする。

昼前からビール片手に哲学堂公園まで散歩。

いやん、最高の散歩日和だわ。ビールは美味いし、ニート最高!!

やたら美人の白い猫がベンチで日向ぼっこしていたので並んで座っていたら、しばらくして奴はひょいと移動する。

嫌われたのかなと思ったら、奴は陽がモロ当たる目の前の地べたに居座った。

いい子だな。

Oct16_1403.jpg Oct16_1407.jpg

やっぱバンクーバーという地は、そのコンペに参加したということは、『東京失格』を上映したということは、俺にとってあまりに感傷的であった。

その日々は改めて旅行記に書き記すとして、なんつーか、一つの人生が終ったなと、そう実感した。

現地でTVの取材中に、今後の予定はと聞かれ「『東京失格』という映画ともう暫く手を繋ぎ世界を回っていたい」と俺は応えた。

ふと出た言葉ではあるが、それは間違いなく真実で、実際、彼との幸せな時間はもう暫く続くであろうし、何としても続けていたい。

しかし、『東京失格』を創る為に感情も思考も人生も捧げてきた日々は終わり、新しい人生が始まるであろうことを俺は予感している。

脚本、撮影、編集とまさに創っている最中、俺は『東京失格』と自己同一化していたのだが、多くの観客に触れることで彼は自立し、いまは手を繋ぐべき最愛の他者となったのだ。

お互いに次の道に進む為に始めなければならない。

そんなわけで、止まっていたかのような時間を、撮影を始める前の今から1年とちょっと前を、帰国してからやたらと思い出し、猛烈に感情的になっている。

っていうか、物凄くピンチ。ねえ、君!早く俺を救わなきゃ!

矢張り、何かをするときは邁進する必要があるが、それを吸収するには暇(いとま)が必要だ。

そういえばバンクーバーで『東京失格』を観た誰かが、早いカットバックの合間に差し込まれるロングショットがそれまでの膨大な台詞や映像を受け入れる一時で心地よく同時に受け入れる為にもっと長く続いてくれと思った、というようなことを言っていた。


で、最近、非常にヘビーローテーションなのが、"Bloc party"というバンドの"This modern Love"という曲。

この曲はバンクーバーの某レストランで偶然聞いて、イントロ数秒でビッタンコ来て、店のオーナーに速攻聞いたらアルバム名"Silent Alarm"まで記したメモをくれて、帰国してから『東京失格』のミュージシャンの関口純も大好物とのことで取り寄せてもらった曰く付きの曲。

んなわけで、まだ構想前の妄想段階だが、次回作のアイデアは2つあって『PLASTIC LIFE(仮)』と『This modern Love(仮)』。

どっちも切なく悲しく狂おしい恋愛映画だよ!
posted by 井川広太郎 at 02:22| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
きょう失格くんは、東京失格は予定したよ♪
Posted by BlogPetの失格くん at 2006年10月23日 12:39
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