2012年10月01日

キック・オーバー

キック・オーバー』英題:HOW I SPENT MY SUMMER VACATION/2012年/イギリス/95分/配給:クロックワークス

 『マッドマックス』『リーサル・ウェポン』シリーズでハリウッドでの地位を確立し、長きに渡って第一線を走り続けてきたメル・ギブソン。
『ブレイブハート』のアカデミー賞監督としても映画史に大きな足跡を残しているが、それでも多くのファンが待ち望んでいるのは、やはりアクション・スターとしての彼だろう。
そんな期待に応えるべく放たれた新作『キック・オーバー』が、いよいよ日本上陸!

メキシコの刺すような熱もそのままに、ギラギラとした熱気を発するA級アクション。誰もが見たかったタフでラフなメル・ギブソンが、ここにいる!


世界一ヤバイ場所で、デカイヤマを踏め!
メル・ギブソン完全復活!
全世界待望のノンストップ・アクション!!

マフィアから大金を強奪した通称“ドライバー”(メル・ギブソン)は、アメリカからメキシコへと国境を越えて逃亡を図るが失敗。
逮捕され送還された先は史上最悪の刑務所“エル・プエブリート”。
常識もモラルも通用しない世界で、凶悪な囚人、マフィア、悪徳所長、地元警察、など有象無象の輩を敵に回すことになる。
狙いはもちろん、盗んだ大金だった!
果たして彼は大金を取り戻し、脱獄できるのか!



監督 エイドリアン・グランバーグ
主演 メル・ギブソン

公式サイト http://kickover-movie.com

2012年10月13日(土)、 新宿バルト9ほか全国ロードショー


この映画は、当たり。当たりか外れかで言ったら、断然、当たり。
ありがちなアクション映画かと思ったら、一味も二味も違うんだぜ。

まず、痛みを伴うアクション描写。
殴り、殴られ、傷つけ、傷つくことの痛みを、徹底的に映像表現するから、どんな些細なアクションも迫力と説得力があり、また登場人物たちの心の痛みまで感じることが出来るので、観ていてハラハラドキドキする。

さらにメインの舞台となる“エル・プエブリート”の美術セットが素晴らしい。
実際に、似たような刑務所があったらしいのだが、人々が息づく様子、生活感、匂いまでもが漂ってきそうな狭いながらリアルな世界観が、映画的な醍醐味に満ちている。

かと思ったら、一番の見せ場のハズの大銃撃戦シーンが、メキシコを舞台にした某アクション映画へのオマージュになっていて、大迫力で血みどろながらのギャグに抱腹絶倒。
なんというテンコ盛りの遊び心。

原題の「HOW I SPENT MY SUMMER VACATION」、つまり「私がどのように夏休みを過ごしたか」という、シリアスなアクション映画には似ても似つかないふざけたタイトルそのままに、非常に愉快な映画だった。

やあ!ちびっ子の諸君!タフなガイを、タフガイって言うんだぜ!
posted by 井川広太郎 at 00:48| Comment(0) | TrackBack(1) | REVIEW | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 「キック・オーバー」★★★☆ メル・ギブソン、ピーター・ストーメ、ケビン・ヘルナンデス、 ダニエル・ヒメネス・カチョ、ヘスス・オチョア、 ドロレス・エレディア出演 エイドリアン・グランバーグ監督、 ..
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Tracked: 2012-10-29 19:30