2006年12月05日

あたらしい映画

日曜
そういえば今年最後の融解座だったらしい。
まあ、まだ忘年会もあるらしいし、8年も通っていると今更何ともない。
しかし、近年の融解座の常連組はスゴい。
去年の『死づえ』の諸江監督のデビューに続き、今年は『恋鎖』の西條監督と俺がデビュー。
融解座を通過してデビューした映画監督は、かれこれ10人近いのではないだろうか。
継続した年月の重み、友達付き合いの大切さ、切磋琢磨する日々を思い起こす。
そういうわけなのかどうか、今月の融解座は大盛況。
毎月やってる上映イベントで、甚だしい程にフランクで、プロの映画監督や漫画家などの文化人が気軽に集まるサロンなんて、俺は他に知らない。
と、ずっと言い続けているけどあまり新しい人が増えない。
とっても不思議。
ともかくモノを創る人間や、そういうのに興味ある人には刺激的な場であると思う。
今月も多数の自主、学生映画の上映がありつつ、西條監督の新作短編『お前に雨は降っていない』も上映。
『お前に雨は降っていない』はとっても面白く、それ以上に、デビュー作『恋鎖』を踏まえて、西條雅俊という日本映画の王道を歩み得る希有な才能が開花する正にその瞬間が全編に溢れており、もはや感動的であった。
先月やってた諸江監督の新作短編も大変に面白かったし、長らく刺激し合ってきた仲間が着実に、というより爆発的に力を付けて来ているのを見ると、俺も頑張らなきゃと思う。

月曜
んなわけで融解座の後に皆で呑んで帰ってきたのだが、悪夢にうなされ5時ぐらいに目が醒める。
つーか、悪夢なんかじゃない。いま俺が観たのは、映画だ。
と、慌ててPCを起動してメモろうとするのだが、観たのは明確に映像であって、それを言語化するのは非常に困難。
幾つかの映像と、そこに流れる哲学と、そこから想起される感情しか何もない。
最低限のメモだけして、アレは一体何だったのであろうかと考える。
その後、移動の電車内で、俺が夢の中で観た映画が、かれこれ10年近く構想していた『CULT』という映画だと気付く。
気付いた途端に、一気に諸々が観えてきて、あっちゅーまにほぼ完成。
企画書にはいつでも起こせる。
あとは脚本を書くぐらい。
勿論、ここから先がまた長いのだが、ずっと構想していたが形にならずに苦心していた映画が、夢に現れ、そして一気に観えたということに個人的には達成感があって、なんつーか、また山を一つ登ったというか、何気に俺って成長していたのねという実感が湧いた。

で、それから学生時代に学ぶ場であったゼミに顔を出し、恩師の竹村先生にご挨拶。
その院ゼミでは後輩諸氏が余りにも難しい議論を展開していて、全く着いて行けない。
おかしーなー。昔は俺もここでバリバリやっていたのになあ。
やっぱ、何事にも、身体でも脳でも日頃のトレーニングが必要だと再確認。
勉強になりました。

ところで今更だが矢張り、何かを得るということは何かを失うことだ。
残念ながらそれは致し方がないことらしく、要はその覚悟が有るか否かなのだと思う。
君には勇気が足りないのだよ。
俺もだけどな。
posted by 井川広太郎 at 00:43| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
失格くんが、ネットで広いこうさぎとか、大きいこうさぎと広いこうさぎとか言ったよ
失格くんたちが、こうさぎとかをBLOGしなかったよ。


Posted by BlogPetの失格くん at 2006年12月09日 11:40
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