2012年11月21日

ボーンズ・ブリゲード

ボーンズ・ブリゲード』(2012年/アメリカ映画/カラー/111分/BONES BRIGADE:AN AUTOBIOGRAPHY(原題)/配給:グラッシィ)

【2012年サンダンス映画祭正式出品】

80年代、アメリカを席巻した伝説的スケートボード・チーム
“BONES BRIGADE”の真実に追ったドキュメンタリー!


世界的大ヒットを記録した『DOGTOWN & Z-BOYS』のステイシー・ペラルタ監督最新作

70年代スケートボード界に革命を起こし、ストリートカルチャーの発信源となったチーム、Z-BOYSの一員だったステイシー・ペラルタ。映像作家として数々の作品を手掛け、2001年にZ-BOYSの真実を描いた自伝的ドキュメンタリー『DOGTOWN & Z-BOYS』を発表。全世界で100万枚以上のDVDセールスを記録する驚異的な成功をおさめた。そして、Z-BOYS解散後の80年代、低迷期に入ったスケート業界を救ったのが、ペラルタ自身が作り上げた伝説的チーム、BONES BRIGADEである。10年以上の時を経て、ペラルタが再びパーソナルな題材に挑んだ本作『ボーンズ・ブリゲード』は『DOGTOWN & Z-BOYS』の続編ともいうべき作品として、若い野心的な若者たちの、スケートボードに対する情熱、スキル、友情、不可能を可能にする信念が、現在では莫大な金額を動かす巨大産業へと発展させ、スケートボード業界の礎を築いていった物語。それと同時に初めて作られたスケートボードのビデオ作品や、音楽、クロスボーンのグラフィック、ユニークな広告など、現在スケートボードから派生するカルチャーが多方面に広がっているのもこのチームがあったからこそだ。当時のスケートキッズを熱狂の渦に巻き現在でも世界的知名度を誇るBONES BRIGADEの主要メンバーたちのインタビューと当時の貴重なアーカイヴ映像を織り交ぜ、輝きと刺激に満ち溢れた80年代のストリートカルチャーの真実を浮き彫りにするー。


なぜ、彼らはチームとして生きることを選んだのか?

ペラルタ監督は言う。「なぜ、彼らがBONES BRIGADEであり続けたのか?そして頂点へ登りつめた後のチャレンジはどこへ向かっていったのか?僕はこの疑問を追求するために映画化を決めたんだ」。
最高のパフォーマンスとチームとして機能することだけを考えていた彼らは、自分たちは人気があってヒップでクールだとは思っていなかった。高い技術を持った才能豊かなBONES BRIGADEのメンバーたちは、それぞれがいつでもひとりでやっていける実力はあった。しかしなぜチームとしてまとまっていたのか? BONES BRIGADEのメンバーとしてスケートの歴史上で最高のチームであり続けた。
いったい何が彼らをそうさせたのか?その答えにたどり着いたとき、僕らはこのチームの本当の偉大さを知ることになる。



監督:ステイシー・ペラルタ 『DOGTOWN & Z-BOYS』
出演:トニー・ホーク、スティーヴ・キャバレロ、トミー・ゲレロ、ロドニー・ミューレン、マイク・マクギル、ランス・マウンテン、クリスチャン・ホソイ、ジョージ・パウエル、ベン・ハーパー、フレッド・ダースト、シェパード・フェアリー

作品公式サイト http://bonesbrigade.jp/
12/1(土)より渋谷シネマライズ他全国順次ロードショー!


子供の頃に海を越えてやってきたブームに乗って少し遊んだことがある程度で、あまりスケートボードに興味は無かったのだけれど、この作品はかなり楽しめました。スケート好きには堪らないものなのかもしれないけど、間口が広いので、スケートを知らない人にとっても面白く、入門としても最適だと思います。

誰でも耳にしたことはあるあのマックツイストの開発秘話など感動的だし、天才的なスーパースター達の人間味溢れる苦悩や壮絶な努力を物語るエピソードの数々、そしてチーム内のライバル心と固い友情にも深く感情移入できる。ただ、全般的に踏み込みが浅く、ヒロイズムに浸っている印象も否めず白けてしまうところもあり、ドキュメンタリーとしては正直、甘さを感じたのだが、本作は当事者で出演者でもあるステイシー・ペラルタが監督したとのこと。

それでもこの作品が面白いのは、なんといってもスケートの映像が圧倒的だから。80年代当時からの膨大な量の映像を巧みに編集し、スケートの迫力と魅力が様々な形で徹底的に表現されている。奇抜なカメラアングルや迫力の移動撮影を見事に繋いだ大胆なカッティングは、まるで自分が実際にスケートをしているような気にさえさせ、スピード感だけではなく複雑な技術や高い創造性まで感覚的に伝わってくる。なぜ、スケートが多くの若者に受け入れられ、街に出て、音楽やファッションと融和していったのか、その歴史を体感できるようだ。

なんだかチラシやメインビジュアルが怖そうなのでビビっていたんだけど、実際に観てみると、とても爽やかで感動的な作品でした。彼らの影響もあったのか確かに日本でもスケートブームがあったし、なんてったってウチにもスケボーがバッチリあった。そういえば裏には骸骨の絵が描いてあったような気もする。まさか… そんなわけで、全国のスケート好きはスケートを好きになって欲しい人に勧めて一緒に観に行くと懐かしい話が出てきたり、相互理解が一気に進むかもしれませんぜ。
posted by 井川広太郎 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする
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