2012年12月14日

やくたたず



遅ればせながらようやく、三宅唱監督『やくたたず』をオーディトリウム渋谷で観た。
非常に良かった。
彼の映画の欠点はあまりに映画的すぎて言葉にすることが難しいことだと思うのだが、個人的には最新作『Playback』に至る直前のモヤモヤというか試行錯誤が見えたようで、スッキリした。
三宅唱の映画なので役者がみな素晴らしいのは当たり前なのだが、本作ではシーンごとに大人と子供を行き来するようなヒロインが謎めいていてチャーミングで抜群に良い。
それにしても登場人物達の顔がみな素晴らしくて、観ていて惚れ惚れする。
モノクロームの画面の中で見渡す限り雪に覆われた北海道はまるで和紙のように美しく、行き当たりばったりに疾走して足跡を残していく彼らの姿は筆から滴り落ち飛散する墨汁のようだ。

というわけで、今年を代表する傑作であり、いま観るべき映画、三宅唱監督『Playback』はやはり大好評で続々と期間を延長して上映しているようなので、この機会に是非!
posted by 井川広太郎 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする
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