2007年02月26日

Comfortable+5 27日中編

13:15 劇場視察

ロッテルダム国際映画祭は、ロッテルダム市街の複数の映画館で行われているが、その中心は7つのスクリーンを持つシネコンであるパテ!。

パテ!はロッテルダムセントラル駅からほど近く、映画祭本部の真向かいにある。

今夜行われる『東京失格』のヨーロッパプレミアもこの劇場で行われるので、ちょいと見に行こうかということになる。

DSCN0237.JPG パテ!外観

DSCN0240.JPG ガラス張りの外壁には上映作品のポスターがビッシリ

DSCN0238.JPG チケット売り場にはいっつも黒山の人だかり!

DSCN0241.JPG チケットを買ったら2階のロビーに上がる

DSCN0242.JPG 各スクリーンに通じるロビーには有名監督達の巨大な顔写真も

DSCN0252.JPG 因になぜかSONY製品のゲーム機の体験スペースも

DSCN0239.JPG ロビーにも上映スケジュールなどが貼られ…

と、前方から見慣れた赤い角の帽子の人が!!
マサさんだ!!

マサさんは『ミリキタニの猫』という映画のプロデューサーで、バンクーバー国際映画祭でもご一緒した。
その後もメールの遣り取りで、ロッテルダムで再会することを知っていたが、まあ!なんという偶然!

カナダに次いでオランダで、映画祭で顔を会わす知人がいるなんて素敵!

しかも丁度これから『ミリキタニの猫』の上映が始まるという。
バンクーバーで見逃していたので、これ幸いと、チケットをGETして上映するスクリーンに向かう。


13:30 『ミリキタニの猫171.jpg

ニューヨークに住む80歳の日系人ホームレスで画家のミリキタニと監督であるリンダとの交流を描いたドキュメンタリー。
ミリキタニの人生は、広島、日系人収容所、そして9.11と、常に戦争の影に脅かされ、同時に彼はそのアンチテーゼとして絵を描き続ける。
ともあれ、下手な英語を駆使する卑屈ながら陽気なミリキタニの人柄はあまりにも魅力的であり、同時に彼の絵は本当に素晴らしい。
特に、リンダとの交流を通じてたたずまいが変わって行くミリキタニの姿に、ひどく胸を打たれる。

いやー、本当に驚くほど素晴らしい映画だった。バンクーバーで観られなかったのを心から後悔した。こんなにスゴい映画とは!!
実際、『ミリキタニの猫』は世界中の映画祭で高く評価され、同時に観客投票でも常に上位にランクされる人気作。
日本でも必ず公開して欲しい作品だが、とにかく日本人なら必ず観ておいた方が良い傑作です。

DSCN0250.JPG DSCN0244.JPG

上映後は、監督のリンダとプロデューサーのマサさんが舞台挨拶と質疑応答。
日本映画ではないけれども、日系人を対象にした、日本をテーマにしたこんな素晴らしい映画が世界中の多くの観客に観られ、評価されていることに、俺っちが何故か物凄く誇らしさを感じた。
こういう映画こそ、日本で公開して、日本人が観るべきなんだと思う。


16:00 パブで呑む DSCN0254.JPG

『ミリキタニの猫』を観て興奮した俺と関口は、とりあえずパブでビア呑んで語らって落ち着こうということになる。

DSCN0253.JPG 広場の青果店


17:30 ディレクターズ・ドリンク

ロッテルダム国際映画祭では、毎日この時刻に、ゲストを対象にしたディレクターズ・ドリンクが催され、立ち飲みパーティ形式で、様々な国のゲストと親睦を深められる。

DSCN0255.JPG ディレクターズ・ドリンク前に本部一階のバーで軽く呑む
後ろにはマサさんとリンダが!

DSCN0261.JPG これがディレクターズ・ドリンク全景。
映画祭本部がある劇場の二階のパーティーホールで行われる。

青いカバンを持っている人は間違いなくゲストだが、そうでなくともここにいる人は基本的にゲストか映画祭スタッフ。

とりあえず身近にいる人と気軽に話したりしている。

とってもシャイな俺っちは日本では非常に人見知りで、パーティなどでも知らない人とは恥ずかしくてなかなか話せない。
向こうから声をかけられることも少ないので、いつも非常に寂しい思いをしたりしている。
しかし、海外にいると知らない人でも気軽に話せるし、向こうからも頻繁に声を掛けてくれるし、すぐに仲良く慣れる。
なんでだろう。
やっぱ下手な英語が逆に良いのかしら。

ともあれ、こういう場は世界中の映画作家と仲良くなれる場なので非常に楽しい。

DSCN0256.JPG そんな中、仲良くなったオーストリアの映像作家
短編部門に招待されていて、世界中のサイケなミュージシャンやイベントでコラボしていて、日本にも来たことがあるって!

んで、『ミリキタニの猫』のマサさんとリンダと色々話す。
リンダには初めて会ったのだが、映画について色々と聞かせてもらう。
映画同様、リンダもえらく気さくで知的で明るくて、やっぱし素直な映画なのだなあと思った。

DSCN0259.JPG DSCN0258.JPG

マサさん、リンダと。
なぜ澄まし顔と笑顔の二枚あるかは『ミリキタニの猫』を観れば分かります!


しっかし、今晩は上映があるのに呑みっぱなしの俺達。

んなわけで、ディレクターズ・ドリンクに続いてこれからディレクターズ・ディナーに向かう!

posted by 井川広太郎 at 23:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | ロッテルダム旅行記2007 | 更新情報をチェックする
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素晴らしい作品でしたぞ!
Excerpt: 下で紹介した、ドキュメンタリー映画 "The Cats of Mirikitani"「ミリキタニの猫』、観てきたよ。 とにかくよくリサーチしたな、って感じで、作品の進行中にも「ミリキタニ」さんの..
Weblog: Spaced Out in NYC / ニューヨークのぼーっとした妙な日常
Tracked: 2007-03-05 17:37