2007年03月15日

Comfortable+11 29日後編

19:30 『松ヶ根乱射事件』 

モートンと約束があるという関口と別れ、俺は引き続きCINERAMAにて山下敦弘監督の『松ヶ根乱射事件』を鑑賞。
劇場のロビーに行くと、山下監督がオランダ人の老夫婦に囲まれながらスープを食ってる。一瞬、本気で家族なのかと錯覚した。
それから山下監督と雑談しながら映画祭スタッフの人達と合流し、劇場へ。シネコンであるCINERAMAの中の1000人は入るかという一番デカイスクリーン。すげー。

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んで、映画の方はというと、ただただビックリした。実は山下監督の作品を劇場で観たのは初めてなのだが、とにかくとても若干30歳の監督の映画とは思えない。90歳ぐらいの大ベテランの作品のようだった。
その辺を上手く表現する言葉を思い付いたのだが、ちょっと大袈裟なのと、悔しいのと、別のところで使えそうだからここでは書かない。ぐへ。

呆気にとられるほど大胆な映画で、めくるめく活劇に興奮せずにはいられない。カットが変わるごとに大冒険が始まるような期待感と緊張感を禁じ得ない。ものすごく映画的な映画だった。世界にはスゴい人がいる。こういう映画を観ると「日本映画は不調」とかの批判は本当に寝言だと思う。


22:00 『フリージア

んで、『松ヶ根』が終ったら山下監督含めた皆その足で、今度は熊切和嘉監督の『フリージア』を観に行く。

劇場はLUXORといういわゆるシアター然とした多分ロッテルダムでも歴史ある劇場。ここも1000人入りそう。すげー

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ロビーで熊切監督や、映画祭のプログラマーであるGertjan Zuilhofと合流。

劇場に入ると既に観客は熱狂状態。『東京失格』の一回目の上映もそうだったが、この時間帯の客はアクション映画などを好むノリの良い若者が多く、要するに熊切監督や『フリージア』にピッタリの客層。
熊切監督の過去の作品を観ている人も多いようで、舞台挨拶でも一言一言に歓声を上げてくれ、監督としたらこんなにやりやすいことはないだろう。

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んで映画の方は漫画原作くらしいのだが、ストーリーはほぼオリジナルとのこと。非常にSFな設定で、そのうえに熊切監督らしいバイオレンスな描写も多いのだが、なにより役者達が素敵。1人や2人でなく、何人もの役者が物凄く素敵に映えていた。演出力ってこういうことなんだと思う。


24:00 ホテルのラウンジ

熊切監督、山下監督、そして俺と映画祭のスタッフの方達と劇場側のホテルのラウンジでささやかな打ち上げ。
さすがに両監督はお疲れの様子で、皆くつろいで飲む感じ。


25:00 JAZZ PARTY

折角だからもう一軒ということになり、これまたすぐ側のクラブに行くことになる。
と、そこはJAZZ PARTYの真っ最中。
そういえば今日の昼間にJAZZ PARTYがどうとかって誰かに誘われたなあと思ったら、映画祭スタッフの若い男女グループがみんないる。
「あ!きたきた!遅かったじゃない!」みたいな感じで歓迎されたので、そのまま合流。

映画祭スタッフの若い男女グループ(多分、20代前半が中心)はみんな陽気な良い奴ら。
勿論それぞれ仕事もキッチリするが同時に彼等自身が映画祭を楽しむ気がまんまんで非常に接しやすく、期間中にしょちゅう飲んだり話したりしてもらっていた。
彼等にもお別れをいたいなと思っていたのでナイスタイミング。

一人一人に明日帰るんだという話をしてハグする。「もーちょっと居たら良いじゃない!」と言われて、こんな快適な街を離れるという辛さが増す。

ベロベロになるまで呑む。



27:00 ホテルに戻る

熊切監督、山下監督とタクシーで戻る。
俺がタクシーを捕まえようとしていたら、2人がトルコ人グループと仲良くなり一緒に写真を撮ったりしていた。

明日帰るのかあ。
やだな。
posted by 井川広太郎 at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ロッテルダム旅行記2007 | 更新情報をチェックする
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