2013年07月15日

トゥ・ザ・ワンダー

トゥ・ザ・ワンダー』(原題 To the Wonder、2012年、アメリカ、配給ロングライド、上映時間 112分)

監督 テレンス・マリック
出演 ベン・アフレック、オルガ・キュリレンコ、レイチェル・マクアダムス、ハビエル・バルデム

オフィシャルサイト http://www.tothewonder.jp/

『天国の日々』『シン・レッド・ライン』テレンス・マリック監督最新作。
8月9日(金)、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国公開.



冒頭の、刹那のビデオ映像に衝撃を受けてから、あっという間に流れ去って行く。
物語らしい物語はなく、しかし時間軸すら縦横無尽に駆け巡る恋人たちのとりとめのない情景は、むしろ観る者の記憶の欠片の一つ一つに触れていくような、なんとも破廉恥で扇情的な触覚に近い。
そうしてぽつり、ぽつりと散りばめられた色とりどりの断片が、次第に点描あるいはモザイクのように重なりあっていって、後半に進むにつれその色彩の集合は、まるで真っ白な輝きを帯びて来る。
余白が多い映画というのはよくあるけれど、これは真っ白な映画という印象。
恋人や愛する人と一緒にこの映画を観ると、きっと恋や愛や自分たちについて、とりとめもなく語り合いたくなるに違いない。
空白を恐れて埋めようとすればするほど、この映画の味わいは増していくんだと思う。
posted by 井川広太郎 at 10:12| Comment(0) | TrackBack(1) | REVIEW | 更新情報をチェックする
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