2014年08月23日

グレート デイズ! -夢に挑んだ父と子-

グレート デイズ! -夢に挑んだ父と子-』(De toutes nos forces/2013年/フランス/配給ギャガ/90分)



監督:ニルス・タベルニエ
製作:フィリップ・ボエファール、クリストフ・ロシニョン
製作総指揮:イブ・フランソワ=マシュエル
出演:ジャック・ガンブラン、アレクサンドラ・ラミー、ファビアン・エロー

8月29日(金) TOHOシネマズ 日本橋 他 全国順次ロードショー
オフィシャルサイト http://greatdays.gaga.ne.jp/


障害者でありながらトライアスロンに挑もうとする息子とその父が、当初は反発しあいながらも二人三脚で取り組むうちに次第に絆を深めていく姿を描くヒューマンドラマ。

開始15分からラストまで、ずっと涙が止まらなかった。

感動ものを観るのには少なからず抵抗があるひねくれた僕でも、本作はもう、素直に最高!と言いきってしまう。
「グレート デイズ!」って原題と全く関係なかったり、そもそもフランス映画でなんで英語のタイトルなんだとか、そんなことすら些細だと一蹴したくなるほどに素晴らしい映画。
「最高の二人」を意識しすぎとか、父親があまりにもアイアンマンすぎるとか、そんなツッコミすらも微笑ましいほどの爽やかな風が吹く。

シンプルだが普遍的なテーマを、完璧なエンターテイメント映画に仕立て上げている。
悪人は一人も登場しないが、それでも厳しい環境の中で一生懸命に生きる主人公の想い、父の気持ち、そして、母、姉、友人たち、それぞれの感情がヒシヒシと伝わってくる。

溜まった情感を一気に吹き飛ばすかのように駆け抜ける自転車の疾走シーンが素晴らしい。移動撮影だよ、映画は。その伏線になる友人と自転車で遊ぶシーンも効いてる。家出シーンは子供の頃を思い出した。あの風、あの肌触り。少年は孤独に向き合うことで大人になるんだ。クライマックスは涙を拭く隙すらなかった。

この映画で感動できない人とは、僕は友達になれない。そういう人に、もっと向いている映画もあるんだろうと思うけど、残念だけど僕は知らないよ。よそをあたってくれ。
この映画を観ながら、隣の席のきれいなおねーさんも、反対側の席のしかめっ面のおじいさんも、その間の僕も、みんな泣いてた。
posted by 井川広太郎 at 10:43| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする
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