2015年08月03日

最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション

最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション』(原題 The Final Member/2012年/カナダ/配給 ギャガ映像事業部/73分)



監督・製作:ジョナ・ベッカー、ザック・マス

公式サイト http://saigo-no-ippon.gaga.ne.jp/
8月8日(土) シネマカリテほかにて順次ロードショー


アイスランドに実在するあらゆるほ乳類のペニスを展示している博物館に唯一チン列されていない人間のペニスの座を巡って、創設者である館長と、元アイスランド一のプレイボーイである老人、そして世界一のペニスも持つと自称するアメリカ人の3人が壮絶な駆け引きを繰り広げる姿を追ったドキュメンタリー。

メチャメチャ面白かった!!
完全にイカれた3人が、大真面目にペニスについて熱く語り、自らのプライドを賭け、そして人生をペニスに捧げる。

劇中で館長が言っている通り、ペニスについて語ることがタブーになっているのはおかしい。本当にそう思う。
けど、40年間もペニスの収集してペニス博物館を作ってしまうのも、完全にどうかしてる。
自分はアイスランド一のプレイボーイだと吹聴するのも、自分のペニスは世界最高だと信じるのも、完全にクレイジーだ。
そんな、どうかしている連中が、名誉と栄誉という私利私欲の果てにペニスという固い絆で結ばれ、お互いのことを尊敬し、ライバルとして競い切磋琢磨し、時には語り合い、そしてウザくなったら罵り合う、人間味に溢れた姿が非常に魅力的だ。
こんなの見ていて面白くないわけが無い。決して関わりたくはないけれど。

実は元教師というペニス博物館館長が、博物館の運営と同時進行で宣教師の本の翻訳やキツネの研究本の執筆もしているというのに驚かされる。
人口たった30万人のアイスランドだが、国民それぞれがこうして八面六臂の活躍をすることで成り立っているのだろうか。
さらにアイスランドには、ペニスの「法的な長さ」を規定したという伝承があるとかなんとか、これも冗談なのかと思っていたのだが劇中、最後の最後まで気にしているので、意外と本当なのかもしれない。
なんだか色々と大丈夫なんだろうか、マジで。

面白い奴らの魅力をありのままに描いているようでいて、実は撮影もすこぶる上手いし、特にドキュメンタリーでありながらノリのいい作劇的な編集で見やすく分かりやすく面白く魅せていくテクは圧巻。
なんだかホント、隅々まで出来が良くて、思いっきり楽しめるチン品にして傑作だった。
posted by 井川広太郎 at 10:56| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする
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