2015年08月16日

天使が消えた街

天使が消えた街』(原題 The Face of an Angel/2014年/イギリス・イタリア・スペイン合作/配給 ブロードメディア・スタジオ/101分)



監督:マイケル・ウィンターボトム
製作:メリッサ・パーメンター
出演:ダニエル・ブリュール、ケイト・ベッキンセール、カーラ・デルビーニュ

公式サイト http://www.angel-kieta.com/
9月5日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開


国際的なスキャンダルとして注目を浴びる「英国人女子留学生殺害事件」の映画化に取り組む映画監督が、裁判が行われている現地イタリアで取材中に出会う女たちに翻弄され、数奇な運命に巻き込まれていくというファンタジックな社会派ドラマ。

映画の冒頭で示されるように、本編はダンテの『神曲』をモチーフにしている。
そして驚くことに劇中でも、”実際にあった英国人女子留学生殺害事件”の映画化に取り組んでいるはずの主人公が、その映画の構造は神曲からインスパイアされているということをハッキリ口にする。
なんとも複雑に入り組んだ映画だ。

劇中で、映画監督が構想をプレゼンするシーンがあるのだが、”作品”について語り合いたい彼の一言一言を切り取り、プロデューサーたちは配役やプロモーションについてばかり意見を言い、すれ違ったまま建設的な話し合いは出来ず、主人公は深い溝を感じるというシーンがある。
確かに、”映画あるある”ではあるけれど、いや、しかし何なんだ。

そういったもろもろを踏まえると、「英国人女子留学生殺害事件」をスキャンダルな映画にするようオファーされたマイケル・ウィンターボトム監督が、苦悩の末、自らの葛藤をそのまま映画化したような、そんな話なのではないかと邪推してしまうぐらい、奇妙な作品だ。

にしても、『神曲』がどこから出てきたのか、よく分からない。
イタリアだからなのか。そうでもしないとフォルムが見つからなかったのか。そこまで苦しんだのか。絶望の底で何を見たというのか。そして一体、誰がベアトリーチェなのか。

とにもかくにも、ケイト・ベッキンセールがイイ女すぎてヤバい。
これでもかというぐらい美女ばかり出てくる映画ではあるが、ケイト・ベッキンセールの溢れ出る大人の色気がマジでハンパ無くて比類無きほどに圧倒的である。

それにしても映画監督って、映画の中ではみんなモテてるよね。
うらやましいなあ。
posted by 井川広太郎 at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック