2016年01月27日

マンガ肉と僕 Kyoto Elegy

マンガ肉と僕 Kyoto Elegy』(2014年/日本/配給 和エンタテイメント、KATSU-do/94分)



監督:杉野希妃
エグゼクティブプロデューサー:奥山和由
プロデューサー:中村直史、杉野希妃
出演:三浦貴大、杉野希妃、徳永えり、ちすん

公式サイト http://manganikutoboku.com/
2016年2月11日(木) 新宿K's cinemaシネマにて先行上映、2月13日(土)より全国順次公開


京都を舞台に、様々な女性とめぐり合いながら成長していく青年の姿を描く青春映画。

女優そしてプロデューサーとして活躍する杉野希妃さんの初監督作品ということで観る前は少し身構えていたのだが、正直なところ面白くて驚いた。

冒頭のマンガ的な展開もなるほどタイトルが『マンガ「肉と僕」』だからなのかと、うっかり勘違いしていた。
正しくは「マンガ肉」であって、はじめ人間ギャートルズに出てくるような骨つき肉のことなわけだが、つまりはタイトルは『「マンガ肉」と僕』であるということが分かり始めた頃から雰囲気が変わってくる。

パラパラとページをめくるように、そして過ぎ去りし日々が儚く消し飛んでいくかのようにあっさりと時間を超えて展開していく構成が、後半にはアッと驚くような質量を携えて「僕」にのし掛かってくる。
その重み、肌と身体で感じる確かな圧力。
その確かさこそが青春なんですよ、僕らが体験したことも、失ったことも全部。
過ちも、喜びも、その全部を包み込む何かも、きっと。

少しデフォルメされた世界も青春こそが持つちょっぴり肥大化した自意識の表れであって、涙が乾いた後のような爽やかさがこの映画には満ち溢れている。
そこに鴨川を吹く風を感じずにはいられないのである。

あと、後半に登場するちすんが可愛すぎて俺、病みそう。
posted by 井川広太郎 at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする
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