2016年12月08日

ミス・シェパードをお手本に

『ミス・シェパードをお手本に』(原題 The Lady in the Van/2015年/イギリス/配給 ハーク/103分)



監督:ニコラス・ハイトナー
製作:ケビン・ローダー、ニコラス・ハイトナー、ダミアン・ジョーンズ
製作総指揮:クリスティーン・ランガン
出演:マギー・スミス、アレックス・ジェニングス

公式サイト http://www.missshepard.net/
12月10日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー


劇作家と、彼の家の庭に住み着いたホームレスの女性との交流を描くヒューマン・コメディ。
実話を描いたエッセイを元にした舞台の映画化とのこと。
ハリーポッターシリーズでも有名なマギー・スミスが、元気で高貴な謎めいたホームレスのレディを演じている。

子供の頃って必ず近所に謎の人がいて、大抵は老人だったりするが見かけただけで学校で噂話になったり、あるいはすれ違ったり怒鳴られたりすることで盛り上がったり、あの人は何者なんだろうと想像することで未知の大人の世界へと想像力を広げてくれたり。
そういえば中村高寛監督の「ヨコハマメリー」はそんな映画だったね。
時折どこからともなくやってくる寅さんとか謎のテキ屋のおっちゃんとか、そういう異質なものが身近にいることで僕らの小さな世界は成り立っているんだって実感まで行かなくとも、不思議な安心感があった。
それはもう子供にとっては半ば神秘的というか、日本的な解釈で言う所の神的な役割も担っちゃっているんだろうけど、この映画のミス・シェパードも近所の子供を鬼のように追いかけ回すシーンが一回だけあるが、きっとそういった類だったんだろうな、と。
そんな鬼ババアだかゴミババアを家に住まわしちゃうってのがシュールだし、そうすることで都市伝説的な彼女の素性を知っていくという冒険譚が実話ってのだから驚きだが、舞台を映画化したせいか、十数年に及ぶという時間経過はあまり感じなかったな。
posted by 井川広太郎 at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする
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