2017年03月12日

たゆたう

『たゆたう』(2016年/日本/モラモラプレス/91分)



監督:山本文
エグゼクティブプロデューサー:山口真人
出演:寺島咲、手塚真生、木下ほうか

公式サイト http://tayutau-movie.com/
新宿 K's cinemaにて2017年4月1日公開


自身の性別について違和感を感じている女が、望まない妊娠をしてしまったルームメイトの女のお腹の中の子を自分が育てると提案するのだが…

女たちのリアルな性と生、セックス観と人生観が生々しい、今時珍しいほど真摯で骨太なドラマ。

二人の女が素晴らしく美しい。
のだが、性的な魅力を醸し出しながらも、彼女たちはどこか乾燥していてサバサバしている。
女性監督ならではの、女たちに寄り添いつつも突き放した、ドライな演出が冴えている。

どっしりと構えたカメラが、時折、不安定な手持ち撮影になって乱れ、見る者の感情を激しく揺さぶる。

荒波でも凪でもなく、しかし緩やかに移ろい揺れ動く不確かさを知った時、僕らは何処に立つ瀬を求め縋ればいいのか。
posted by 井川広太郎 at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする
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