2018年04月12日

29歳問題

『29歳問題』(原題 29+1/2016年/香港/配給 ザジフィルムズ、ポリゴンマジック/111分)



監督 キーレン・パン
挿入歌 レスリー・チャン、レオン・ライ、ビヨンド
出演 クリッシー・チャウ、ジョイス・チェン、ベビージョン・チョイ、ベン・ヨン、ジャン・ラム、エレイン・チン、エリック・コット

公式サイト http://29saimondai.com/
5月19日(土)、ロードショー!YEBISU GARDEN CINEMA他


30歳を目前に迎えたワーカホリックな女が、全く正反対に自由奔放な人生を送ってきた同年齢の女と出会うドラマ

女優キーレン・パンがライフワークとして演じてきた舞台を、自ら監督し映画化したものらしい。
そんなわけで舞台の初演の頃の2005年の香港が舞台のようで、香港の俳優や歌手といったスターのネタがてんこ盛りになっている。

レオン・ライのモノマネしたり、ビヨンドの歌が出てきたり、懐かしかったり笑えたり。なにより、レスリー・チャンがヒロインのアイドルというのは、どうにもこうにも胸熱。
なんだけど、レスリー主演という「日落巴里」というドラマを見たことないので、そのドラマに憧れてヒロインがどうしてもパリに行きたがるというのが全く理解できない。
それが大きなドラマツルギーになっているだけに、分からないことが残念。

初めの方に出てくるバスのシーンが王家衛の「天使の涙」(95)のパロディとは分かったんだけど、それ以外はシーンとしてのオマージュはどこにも発見できなかった。
他にも香港映画に詳しい人ならクスリとくる仕掛けが色々と施されているのかもしれない。

最近は「あの頃」、つまり80~90年代の香港スターを扱った映画が多いと言われる。
当時若者だったファンたちが大人になって懐かしむようになり、あるいは制作者となっての第一線にいるからかもしれない。
台湾映画「私の少女時代」(15)なんかはアンディ・ラウの存在そのものをネタにしつつ、なおかつアンディを知らない人にもちゃんと分かるように描いていて、スターの有効活用ともいうべき映画的なダイナミズムに感動した。
posted by 井川広太郎 at 09:32| Comment(0) | REVIEW | 更新情報をチェックする
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