2004年09月26日

自作を語るvol.1  BY井川広太郎

部活動自体が気まぐれな東京失格なので、部誌も気楽に行きたいものです。

で、元々多作、言い変えれば「映画撮るのが一番楽しい遊び」と知っている俺が、同じ匂いを感じた福島監督を誘ったのが部の起源であるからして、この部誌では、最早一般では観ることが不可能に近い数多の自作を振り返るなんてとっても有意義で恥ずかしい思い付きコラムを載せようかとひらめく。

つーわけで第1回は、実際、質問も多い作品から。

「COMMUNICATION」(1999/miniDV/60min)
デビュー以来のテーマである“嘘んこドキュメンタリー”の完成型の一つ。古本屋で買った“ゴダール”という本に30年前の所有者の書き込みを見付け、その人物を辿るというロードムービー。一見してフィクションであるにも関わらず、違和感と共にドキュメンタリー的なリアリティを保ち、どこまでが事実でどこからが虚構かの判別がつかず、その緊張感が吸引力となり、同時に旅する退屈さや苛立ちを観客が追体験するという趣向。結構評判が良かった。特に、映画監督仲間からの好評を得たのが嬉しかった。ちなみに観た後みんなが「こことここが作りでしょ!?」とか言ってくるが、当たった人は独りもいない。撮影はVX1000だが、編集はビデオデッキへのダビングという超アナログ方式。ジョグシャトルぐるぐる回しながら徹夜で編集してました。いまでは決して創る事の出来ない乱暴な作風がとってもいとおしい。
posted by 井川広太郎 at 22:41| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする
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