2008年01月12日

Survive / Ten More Years

今年は2008年ですね。
っつーことは、1998年から10年経ったってことです。
98年は、俺にとって想い出深い年です。

まずは初めてW杯観戦にフランスに行ったこと。
その時はツアーだったので、多くの人と仲良くなり、いまも勿論付き合いがあります。
その中でも一番親しい某女史は、ようやく今年、結婚するそうです。
おめでとう、何だか因縁深いね。

そして98年は、学生映画として大学のサークルで映画創りを始めた俺が、インディペンデント映画へと活動の幅を広げ始めた年でもあります。
上映会や、イベントや、共作など、その時から多くの仲間と一緒に活動するようになりました。
俺が撮影として初めて劇場公開映画を担当した『眠る右手を』の白川幸司監督とは、この時からの盟友なのです。

そんなわけで98年は、ふと過去を振り返る度に何かと思い出すのことの多い年なのですが、それから10年経った今年になって、偶然にもその時にご一緒した映画仲間に再会する機会が多いのです。

あれから10年。
それぞれに色々とあったのだと思うけど、映画の世界に身を置いていたので噂には聞いていたし、この世界に身を置く立場として再会できたことが、何よりも嬉しいし心強い。

続けるのって大変だし、続けるってのはそれだけでスゴいことだと思う。
選択したり、変えたり、新しい世界に飛び込むことも同様に素晴らしいことだと思うけど、共に闘ってきた厳しい世界だからこそ、戦友に会えたという特別な感慨も一入なのであります。

語り合うべき長い話も多いのだろうけど、ともあれ、こうしてお互いに生き延びてきたからこそまた会えたということに、感傷的にも無性に希望を抱かずにいられません。

あるいは最近になって知り合った方の中にも、役割は異なっても同じ日本の映画の世界でこれから何か新しいことをやってやろうという強い意志を持った同性代の仲間と呼べる人が増えている様に思います。

ネットビジネスの世界では76世代という言葉は一般的になっているけれど、映画の世界でも76世代がますます力を付け、いよいよ皆で何かを起こしそうな予感がします。

『東京失格』は、そういった76世代の、あらゆる分野にいる76世代の強い決意を差し出がましくも映画として小生が宣言するつもりでもありました。

俺は日本人で1976年生まれなので、76世代が負う業を実感してきたつもりです。
しかし一方同時に、幾つかの国で『東京失格』を上映する度に、何人もの海外の観客が「私達の国でもまさにこの映画で描かれている世代が、同じ様な感情を抱いている」と言ってくれました。
そうさ、きっと、今から、俺達の手で世界を動かせる。

それぞれが頑張って、それぞれの分野で力を付けて、いよいよ力を合わせて、何かを起こそうとしている、その時がますます近付いているように感じます。

だから、たとえ今は辛くても、厳しくても、苦しくても、泥啜っても、無様でも、はいつくばってでも、何としてでも生き延びようと思います。

そして、いつかまた、出会おう。
posted by 井川広太郎 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(1) | lost in blog | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2008-01-17 22:55