2017年10月06日

ワン・プラス・ワン

アンヌ・ヴィアゼムスキーと聞いて真っ先に浮かぶのが「ワン・プラス・ワン」なのはどうなんだろうと思ったが、この予告編を観ればやっぱり彼女に一番相応しい映画なんだと

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2017年09月16日

パリ、テキサス

ちょっとここのところ創作意欲というか、新しい脚本のアイデアが浮かばずに苦しい
内から出てくるものがなく、なんとなく無気力
ぽっかりと胸に穴が空いたような気持ち
でも、そういう時間やエモーションもまた掛け替えのないもの
僕はパリ、テキサスのような映画が好きで、そんな映画を撮りたかったんだ

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2017年09月07日

禅と骨

大ヒット作「ヨコハマメリー」の中村高寛監督による映画「禅と骨」を観てきた。
前作から実に11年ぶりとなる新作なのだが、制作期間も8年に及ぶという力作で、長年待った甲斐がある素晴らしい作品であった。
本作は、アメリカ人の父と日本人の母との間に生まれ、禅僧となったヘンリ・ミトワを追ったドキュメンタリーである。
のだが、ポップでハイセンスなタイトルに始まり、ドラマパート、アニメパートなども挿入され、なんでもありのお祭りのような、つまりはとてつもなく映画的な映画であるとしか言いようがない。
表現するためには決して妥協しない中村監督の強い想いが、自由に解き放たれた傑作だ。

なによりも明るく奔放なヘンリ・ミトワのキャラクターが魅力的なのだが、ハーフとして日本で育つ困難、元芸者であるという母の苦労、渡米後に太平洋戦争が勃発し強制収容所に収監されたこと、国籍の選択に迷いながらもそこで結婚し子供を授かったことなど、その数奇な運命は日本の歴史をなぞる。
なのに悲壮感はまるでなく、ポジティブとかネガティブとか言う以前に楽しく生きることに全力なヘンリ・ミトワの痕跡をたどるだけで、面白くて仕方がない。
本編の中に「知足」の話が出てくるが、とてもじゃないが足るを知っているように思えない。欲のままに生き、望み、愉しみ続けるヘンリ・ミトワの人間味あふれる生き様は、果たしてあの困難な時代をもこうして生き延びたのかと納得させるほど、どうしようもなく素敵だ。

帰国後に文字通り日米の架け橋となるべく僧侶となってからも、ヘンリ・ミトワはむしろ拍車をかけて破天荒になっていくわけだが、それに振り回される家族の視点からも話が展開していくのも素晴らしい。
近くで、冷たくも優しく彼を見守る家族は、時に喧嘩し、いら立ち、距離を取り、それぞれが自立した一個人として敬愛を持って接する。そうしたどうしようものさを抱えた家族的な営みにシンクロして、ヘンリ・ミトワを決して美化せず、むしろ徹底的に生々しく泥臭く真実味を持ってカメラは迫り続ける。

その結果、被写体であるヘンリ・ミトワと監督との関係性がむき出しになっていく。
被写体との関係性とその変化を包み隠さずに見せ切ってしまうのが中村監督の凄みなのだが、ヘンリ・ミトワと監督がそれぞれの率直な感情や想いをあらわにするシーンでは、ドキュメンタリーとは何か、カメラとは何か、映画を撮るとはどういうことなのかにまで肉薄する。
そこで、ヘンリ・ミトワと監督が似ているのだと気づく。頑固で、奔放で、決して譲らず、しかし優しく寛容で、一切の妥協をしない、ものづくりをする人間の狂気じみた信念の強さと、それを分かち合った者同士の共感がそこにはあり、乱暴だったり口は悪かったりしても、彼らはつねに真剣でどこまでも真摯なのだ。

膨大な取材を重ねたドキュメンタリーに加え、俳優たちが演じるドラマパートがまた良い。
ヘンリ・ミトワを誠実に演じるウエンツ瑛士に始まり、画面に圧倒的な母を示してみせる余貴美子、そして緊迫するシーンで緊張感をたぎらせる永瀬正敏など、各俳優がドキュメンタリーのインパクトに負けない存在感を発揮していて、驚くほど見応えある。

さすがドキュメンタリストでありながらドラマ演出にも長けた中村監督という印象だが、いずれにしろ、ドキュメンタリーやドラマやアニメを自在に行き来するスタイルもまた、ヘンリ・ミトワの奔放さを表しているような気がしてならない。ハチャメチャでありながら、これしかなかったのだ!という強い意思とそれを貫いた爽快さも感じられる。
映画本来の自由なフォルムで、やりたい放題楽しんで、何はともあれ生きて死んだ。メチャクチャ面白い人生賛歌。これは是が非でも!
9/2(土)よりポレポレ東中野、キネカ大森、横浜ニューテアトルほかにて、順次公開。

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2017年09月04日

エル ELLE

誕生日9月1日は、多くの劇場で割引料金で映画が観られる映画サービスデー。
バーホーベンの「エル」を観ようと思っていたんだけど、タイムスケジュールの都合で先にピカデリーで「新感染」を観ることに。
観終わってから、さて「エル」のチケットを買おうと新宿東宝に行ったら、なんと次の回は売り切れで、数時間待つ夜の回でないと空席がない。
それはしんどいので、セルゲイ・ポルーニンのドキュメンタリーを観ようとシネマカリテに行ったのだが、こちらもかなりの売れ行きで、ちょっと厳しめの席しか空いていない。
ならば初志貫徹で「エル」を観んべ!と新宿東宝に戻りチケットを購入しようとしたら、なんと狙っていた夜の回も空席があと二つ!
好きではない最前列のシートだけど、これはもう致し方ないと腹を決める。
開映まで時間があるので、一度家に帰って飯食って、新宿東宝に戻って映画を観終わったら、日付が変わる頃であった。
いやしかし、さすがバーホーベンと言うべきか、「エル」粘って観た甲斐あった。

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2017年08月31日

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦

占領下のチェコでナチスの幹部ハイドリヒの暗殺が計画されたという史実に基づく話だが、サスペンスとして超一級品。
さすが天才映画監督ショーン・エリス、自ら構える手持ちカメラを大胆に扱いつつ築く緻密な映像設計で、ドキュメンタリータッチでありながら劇的な映画に仕立て上げている。
冒頭のジクジクする足の怪我から始まり、徹底的に身体と心の「痛み」を演出することで、当時の状況を表現しつつ、ドラマに深みと緊張感を張り巡らせている。
大量虐殺し、密告を強要し、恐怖と武力で支配しようするヒトラーの”手口”にも”動機”にも、怒りと軽蔑と嫌悪感しか感じない。
だが、それを相手に戦う主人公たちを単なるヒーローとして祭り上げるのではなく、むしろ戦争という大局に巻き込まれた被害者の一人として扱っている。
彼らは使命感に燃えながらも、迷うし、恋もするし、無駄に命を捨てることになるかもしれないという不安と葛藤し、悲壮感すら漂っている。
激しい銃撃戦で、銃弾や手榴弾の雨あられの中でバッタバタと犬死していくドイツ兵の一人一人にも家族や恋人がいることを想起させ、戦争の徹底的な不条理さというか馬鹿馬鹿しさを強く印象付ける。
主演の二人が、クリストファー・ノーラン版「バットマン」のスケアクロウのキリアン・マーフィーと、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の彼であってムッハー。
そしてヒロインの二人が圧倒的に儚く可憐で美しく、素晴らしく圧倒的な運命の女感。哀しいよな。写真を残そう。

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2017年08月25日

ストロンボリ

ストロンボリ式噴火と聞いて、その語源となったイタリアの火山島ストロンボリでロケされた映画を思い出す
ロッセリーニの作品への出演を熱望したバーグマンが主演し、二人は撮影中に恋に落ちたという
巨匠と大女優との不倫は映画史における事件だが、まさにその舞台となった作品
クライマックスでバーグマンが顔を手で覆うシーンがあまりにも美しく、忘れがたい!

posted by 井川広太郎 at 05:31| Comment(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2017年08月24日

グーニーズ

こないだ久しぶりにグーニーズを観たら、うかつにも号泣してしまった
つーか基本的に映画館以外で映画を観ないんだけど、どうしてもグーニーズ観たくなってオンラインで探した
すると、アマゾンであったんだけど、それはプライム会員専用とのこと
なーんだ、俺、観られないじゃん、と思いつつもポチったら、なんと普通に再生された
え?!俺ってアマゾンプライム会員だったの?!
よく分からないけど、グーニーズ観られたので、吉

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2017年08月23日

ひみつの花園

ボルダリングをやってみた
想像してたよりずっとキツかったし難しかったけど、面白かった!
身近で気軽でゲーム性あって、適度の負荷で頭と全身使うし、こりゃ女子に人気でるわけだ
とはいえ、まだまだ流行り始め、欧米だとクライミング映画は多いけど、ボルダリング映画は聞いたことない
NYを舞台にしたオシャレなラブコメとかには、ボルダリングのシーンとかありそうだけど
なんかボルダリング映画、企画しよっかな
そんなわけでクライミングのシーンがある「ひみつの花園」

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2017年08月20日

ロッキー

元J-NETWORKライトヘビー級王者・木村秀和選手引退エキシビションマッチ&セレモニーに行き「お疲れ様」と言うつもりだったが、なぜか「おめでとう」と言うハメに。
何を言ってるが分からねーと思うが、俺もよく分からない。
リング上でサプライズでプロポーズとか男前にも程があるが、とにかく、これしかない。

posted by 井川広太郎 at 23:37| Comment(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2017年08月19日

レイジング・ブル

こないだ温泉に行った時に久しぶりに体重計に乗ったら、見たことのない数字が表示された
そんなわけで減酒を決心
人生がハードモードすぎて毎晩酒を飲むと今度は身体がヘビーモードになってしまうという悪循環を断ち切らねば
いやいや役作り、役作りで太っていただけなんですよ
でも次の役作りで、今度は痩せなきゃいけないんですよ
いやー、まいっちゃうな、てへへ
役作りで増減といえばデニーロ、レイジング・ブル

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2017年08月18日

ピクニック

画家オーギュスト・ルノワールの子である映画界の巨匠ジャン・ルノワールの中編「ピクニック」を観にユジク阿佐ヶ谷へ。
実はユジク阿佐ヶ谷に訪れたのは初めてだったが、良い劇場だった。

学生の時、ゼミの飲み会で「一番好きなルノワールは何か?」という話になり、みなそれぞれ順に好きな作品を挙げていき、俺も「フレンチカンカン」と譲らず盛り上がる。
最後に、野崎先生はなんだったかな「大いなる幻影」か「捕えられた伍長」と言ったのかしら。
ともかく意外に思った俺が「あれ、ピクニックではないんですか?」と聞いたら、「ピクニックは別格だからランキングには入れないんだ」と一蹴された。
そんなわけで随分久しぶりに「ピクニック」を観たわけだが、心のど真ん中を射抜かれた。衝撃。

posted by 井川広太郎 at 17:33| Comment(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2017年08月17日

クリフハンガー

雨の中、夜の高尾山に登ってきたよ
ナイトハイクって流行っているらしいけど、雨じゃ景色も夜景もへったくれもないよね
高尾山に登るのは久しぶりだったけど、記憶よりはるかにキツく、思ってたよりは全然短かった
そんな気軽さがウケるんだろうけど、目的のビアホールは雨なのに意外と人いた!
高尾山口駅直結の温泉も堪能できたし、めっちゃ楽しめた
それはそうと山の映画といってクリフハンガーしか思い浮かばない俺はもうダメかもしれない

posted by 井川広太郎 at 08:30| Comment(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2017年08月15日

野火

戦争映画は傑作も多いが、この映画もメチャメチャ面白かった!

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2017年08月12日

800 TWO LAP RUNNERS

陸上ものの映画っていっぱいあるような気もするけど、思いつくのは『800 TWO LAP RUNNERS』だけだった
内容はあまり覚えてないけど、とにかくレースシーンが良くて、日本の青春映画ってこういうのだよな!って感じだが、そもそも『ストロボエッジ』『PとJK』の廣木隆一監督作品である


【予告篇】800 TWO LAP RUNNERS 投稿者 Rui_555
posted by 井川広太郎 at 20:57| Comment(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする

2017年08月01日

砂丘

僕が生涯で最も好きな映画の一つがミケランジェロ・アントニオーニの『砂丘』であるが、この脚本に参加しているサム・シェパードは『パリ、テキサス』の脚本も手がけていることで知られる劇作家であり、『ライトスタッフ』など多数の作品に出演している俳優でもあった。

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2017年07月31日

突然炎のごとく

ジャンヌモローの主演作と言ったら、ついこないだ観たばかりで、現在もシアターイメージフォーラムで上映中の『天使の入江』を真っ先に思い浮かべてしまう。
ジャンヌモローのとてつもない奔放さと問答無用のファムファタール感に圧倒される名作だ。
そう、ジャンヌモローは、とてつもない奔放さと問答無用のファムファタール感を併せ持つ稀有な女優であり、だから一本挙げるとしたら、やはり『突然炎のごとく』。
秀逸な邦題も、本当に彼女に相応しいと思う。

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2017年07月23日

T2 トレインスポッティング

前作のトレインスポッティングは公開当時、観る前からチラシを部屋に飾るぐらいにワクワクしてた。
けど、どんな映画か全く覚えてない…
だからか、続編であるT2 トレインスポッティングも見逃していたのだが、早稲田松竹で前作と続編の二本同時上映というプログラムがあったので観に行った。
で、なんで内容を覚えてないかよく分かった。
全然、俺の好みじゃねー!
つーことで改めて「未来を選べ」というポジティブなキャッチコピーとオシャレ感と音楽を前面に打ち出した宣伝は素晴らしかったなあと、しみじみ。



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2017年07月14日

絞死刑

個人的に大好きな大島渚監督の作品の中でも、最も面白かったものの一つ。
最近では、シアター・イメージフォーラムにて公開中の鈴木洋平監督『丸』を評して、映画評論家トニー・レインズ氏が「大島渚監督の『絞死刑』以来50年を経て、日本に再誕した最良のコメディ・ノワールだ!」なんて言っていて驚いたが、いずれにしろ50年経ってもインパクトは全く変わらない。
予告編からしてすっ飛んでいてメチャメチャおもろい。

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2017年07月01日

四月の永い夢

中川龍太郎監督『四月の永い夢』、第39回モスクワ国際映画祭にて国際映画批評家連盟賞&ロシア映画批評連盟特別表彰をW受賞、おめでとうございます。すごい!

僕はこの映画についてなら本当に何時間でも語れるくらいに強い強い思い入れがあるのだけれど、とりあえずいまんとこ今年観た映画の中では断トツに好きな映画。
一足お先に観せて頂いたので「猛烈に素晴らしい!」なんて周囲には話していただけに、この受賞は素直に嬉しい!
この勢いのまま多くの人に観て欲しい!

『四月の永い夢』は来春(2018年)全国劇場にて公開予定!

映画『四月の永い夢』
キャスト:朝倉あき 三浦貴大 川崎ゆり子 高橋由美子 青柳文子 志賀廣太郎 高橋惠子
監督:中川龍太郎
製作総指揮:石川俊一郎, 木ノ内輝
チーフプロデューサー:和田丈嗣
プロデューサー:藤村駿
製作:WIT STUDIO
制作:Tokyo New Cinema
予告編(海外版): https://vimeo.com/208092415/56cb9d350e
制作:http://tokyonewcinema.com/
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2017年06月04日

キミサラズ公開終了

監督作「キミサラズ」下北沢トリウッドでの公開、6/2をもって終了致しました。
ご来場頂いたみなさま、ありがとうございました!

作品公式サイト http://kimisarazu-movie.com/
posted by 井川広太郎 at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | lost in blog | 更新情報をチェックする