2008年08月27日

Flabbergasted 04

6月27日(金)

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1800 アエロヌフ

アエロヌフに戻ると、ゲストの誰かがバーカウンターのスペースでトークイベントしている。
ビア呑んで周りの人とダラダラ話していると、とあるスタッフがすっ飛んでくる。

「今日のあなたの上映後の質疑応答のために、フランス語の通訳を呼んだわ!」
あれ、俺に通訳は付いてなかったハズなのに。
「そう、さっき急遽呼んだのよ。もうじき来るはずなんだけど。これからの予定は?」
いまから一本映画を観ようかなと。
「じゃあ、20時過ぎぐらいには来ると思うから、あなたも上のゲストルームに来てね!」

俺の英語が予想以上に下手すぎるから、さすがにフランス語の通訳が必要ってことになったのだろうか、いずれにしろあまりに急でビックリするが、非常に有り難いことである。

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1900 comme a ostende

アエロヌフでコンペ部門のベルギー映画『comme a ostende』を観る。
別れきれないカップルが痴呆症のじーさんと旅するロードムービーで、演出も映像も俺好みで非常に面白かった。
が、最後がなぜかコメディになっていて一気に白けちゃったな。

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この映画祭では観客投票を行っていて、縦長の用紙の「良い」「普通」「悪い」などの区分に切れ込みを入れるシステム。

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2015 飯くう

では飯喰いに行くかとゲストルームに向かうと、通訳のふみ子さんに遭遇。
本当に急に呼ばれて来たらしく、物凄く慌てている。
いやー、すいませんねえ。ヨロシクお願いします。
ゲストルームで飯喰いながら、簡単に打ち合わせする。

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2100 東京失格

というわけで、『東京失格』の上映。
上映前の舞台挨拶で、軽くフランス語で挨拶。
ハッハー、一応これでも第二外国語はフランス語だったからな。
と、全くウケない。結構焦る俺。
いままでの経験だと現地の言葉で挨拶するだけでウケるんだけど、やっぱフランス語みたいな大国になるとそうもいかないわね。
まあ、映画を楽しんで下さい!

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2115 ドライブ

ふみ子さんは上映を観るらしく、俺は少し疲れたので上映終了まで仮眠してようと思う。
その前に煙草が尽きそうなので、この辺りでどこで煙草を売っているかをスタッフに聞く。
すると、いまから用で車を出す連中がいるから、ついでに買って来させるよと言うので有り難くお願いする。
で、アエロヌフのロビーのソファーでウトウトしている俺。

するとDJに起こされる。
「おい!俺っち今からドライブ行くから一緒に行かねえか?」
DJは実際ディスクジョッキーらしいのだが、めちゃくちゃハイな奴で同時に英語が上手なのでいつも良く話していた。
しかし、俺は疲れているし、上映終了までに戻らなきゃいかんし。
「街を一回りして用事を済ますだけだから20分もかからないぜ!それにオマエの煙草を買えって頼まれているし一緒に行こうぜ!」
そこまで言われたら行かないわけにはいかない。

歩き回った道だけど、ドライブするとまた違って見える。
それにしても古い街なので、狭い一通が多く、迷路のように何度も何度も角を曲がらなきゃならず、大変。
「外人はみんなそう言うけど、俺たちには当たり前だからなんとも思わないんだ」
おしゃべりなDJはずっとマシンガントークを繰り広げるので、疲れている俺にはまさにラジオのDJのように聞こえる。
「俺はリールで一つだけ好きなところがある。それは蚤の市さ。毎年9月にやるんだが、アレは最高だ!世界中から100万人も来るんだぜ!」
聞いたことあるけど、100万人ってマジかよ。
「マジさ!3日間、街中は車も通行止めになるんだ。街中の道が露店になって、家具だって何だって売ってる。アレは最高だ!クレイジーだぜ!」
そんなわけで俺は、東京をドライブする映画を上映するのと同時に、リールの街をドライブしてみせた。

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2230 舞台挨拶

無事に煙草も購入し、疲れヘトヘトになってアエロヌフに戻る。
程なく、上映が終わり、観客との質疑応答へ。
前から
さすがフランスだけあって突っ込んだ質問が多くて面白かった。

動画がupされているようですが、通訳のふみ子さんのフランス語に吹き替えられているので、俺も何を話しているか全く分かりません。
物凄く恥ずかしいことを言っていたらアレなので、フランス語分かる方、聞き取って教えて下さい!



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2300 パーティ

舞台挨拶後は終わり、煙草を吸いに外へ。
そこでも、話しかけてくれる観客の人達がいて、10人ぐらいでおしゃべりしてる。
フランス人は大概最初に「英語は苦手で…」とか言うけど、話し始めると俺なんかよりずっと上手い。当たり前だけど。
一緒に呑みに行こうぜ!と言ってくれる人もいたのだが、流石に疲れてまくっているし、映画祭のパーティーに来いと言われていたので非常に残念ながらまたの機会に。

で、アエロヌフのバーカウンターでのパーティーに参加。
ここで『東京失格』のフランス語字幕を制作してくれたリール日本文化普及協会みたいなのの会長と挨拶する。
この映画祭は日本映画は勿論、字幕を付けての上映自体があまりなかったようで、この協会と協力し合って『東京失格』のフランス語字幕を作ったらしいのだが、会長からは「お陰で映画祭と繋がりが出来て良い機会になった」と感謝される。(ちなみに会長は日本語は全く話せずフランス語)
俺の映画が、海外の地で人と人とを繋げるのに役立ったなんて、こちらこそ光栄だ。

2400 ホテルに戻る

疲れたので、寝る。
posted by 井川広太郎 at 23:26| Comment(2) | TrackBack(0) | リール旅行記2008 | 更新情報をチェックする

2008年08月26日

Flabbergasted 03

6月27日(金)

0600 起きる

なぜか海外に行くと、大体6時に一回目が覚める。時差があっても無くても決まって6時。なぜだか理由は不明なのだが、とにかく二度寝する。

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0830 起床して朝食

朝食食べながら、地図みて昨日歩いた道を覚え、プログラムみて今日見る映画を決めたりしている。

1000 アエロヌフ

さて、映画を観に行くか、とアエロヌフに向かうが、扉が閉じられていて誰もいない。あれ?10時半から上映なんじゃないの?とプログラムをよく見ると、別の映画館の名が記されている。これっ!どこよ!?
そういえば昨日、ベルトランが「上映会場は三つあって、どこも数百メートルしか離れていないから便利だぜ!」とか言ってたな。というわけでホテルに戻りフロントの人に聞くと「ああ、これは美術館のとこよ」と言うので、地図で美術館の位置を示してもらう。

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1015 美術館

というわけで、歩いて15分ほどの美術館に着く。このリールの美術館は、結構な所蔵品があると話に聞いたことがある。

綺麗な中庭の階段を降りたところが上映会場になっていて、なかなかの環境。
しかし、人がいねえ!と思ったら、しばらくすると集まり始める。
とにかくここフランスでは時間にルーズ。上映開始は上映予定時刻の20分後とかが当たり前で、上映予定時刻の15分後とかにも平気でお客さんが来たりする。
そういえば待ち合わせてもすっかり待ち惚けばかりだしな。そーゆーの、どうも慣れない。

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1030 MA RICHESSE A CAUSE MES PRIVATIONS/TRISTESSE MODELE REDUIT

この映画祭で特集していたロバート・モーリン監督の作品を二本観る。俺は不勉強で知らない監督だったが、ケベックの人なので基本全編フランス語。
『MA RICHESSE A CAUSE MES PRIVATIONS』はボディビルダーの男を追った短編。ドキュメンタリーなんだか、フィクションなんだか、複雑に交じり合っていて分からない。それがこの監督の持ち味の様だ。いちいち鏡の前でポーズをとったり、一緒に暮らす母親にオイルを塗ってもらったり、地下室で仲間の写真を撮ってあげたりするいい年こいたボディービルダーが、コンテストに出場する。フランス語なもんで台詞は全く聞き取れないが、奇妙な滑稽さと演出の妙で面白い。
『TRISTESSE MODELE REDUIT』はダウン症の男が主人公の長編。フィクションとノンフィクションを自在に行き来する演出がここに極まる。これも全編フランス語で台詞は全く分からないが、物凄く面白い。もう若くはないダウン症の男とその両親、妹の家庭を描いているのだが、彼や彼の家族の穏やかな日常の中の肉体と表情とが強烈に物語る。すごい。あくまでホームドラマの様式を踏襲しながら、作為とか無意識とかがもはやどうでもよくなってきて、ただただ映画的な情景に身を委ねているような快楽。

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1230 散歩

ちょっと映画に面食らったせいもあって、そこら辺を散歩したりする。
広場ではヘンなヘビメタのバンドが演奏していたり、雨が降ってきたので雨宿りしたり。
金曜の昼間だけど結構人が多い。

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1415 yes!sir

引き続きロバート・モーリン監督の作品を観る。
一本目の短編『ON SE PAYE LA GOMME』はもろにホームビデオのノリで、ラテンな一家が過去の自分達の映像を見てゲラゲラ笑っている。これはちょっと分からんかった。
で、次に観た長編『YES SIR! MADAME ...』は衝撃の傑作。自分の人生を回顧するセルフドキュメンタリーのような作りで、生い立ちから成人し、中年になるまでを、実際の映像(と多分フィクションも相当多数)交えながらモノローグで振り返るといった趣。これはフランス語と俺には物凄く聞き取りにくい英語も交じっていたので多少は分かる台詞もあったが、恐らくそんなことはどうでもいい。どうでもいい証拠に、上映中に多くの人が退席してしまう。結構っつーかかなり辛い映画。幼年期が終わると青年期が、青年期が終わると中年期がと延々と支離滅裂なモノローグが続いていく。これはキツイ、一体この映画はどこへ行くのかと。ところが、やはり映画は始まりから終わりまでを通してはじめて一本の映画となるということを思い知らされる。ラストのシークエンスにおいて、この映画はトンでもない所にイッちまう。そうか!それで人生(のようなものを)振り返っていたのか!映画でしか有り得ない猛烈なファンタジー。すごい!こういうスゴい映画に出会えるから映画祭はやっぱ最高だ。

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1630 散歩

お陰でもう地図なしでもリールの中心部は歩けるようになっちまう。
posted by 井川広太郎 at 00:17| Comment(6) | TrackBack(0) | リール旅行記2008 | 更新情報をチェックする

2008年07月12日

Flabbergasted 02

6月26日(木)

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2000 ホテル着

ホテルは駅からほど近く、歩いても5分ほどのところだった。
ベルトランに案内され、チェックイン。フロントで「ムッシュー・イカワだ」と紹介され、ちょっと感動。
ムッシュー、俺もついにムッシューになったよ。
部屋はちゃんと喫煙室で、映画祭のグッズが置いてあった。
「少し休むか?」と聞かれるが、一刻も早く映画祭に馴染むために会場に行きたいと申し出る。
物凄く疲れていたが、何分20時だというのに外は昼間の様に明るい。

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2010 アエロヌフ着

映画祭のメイン会場のアエロヌフは、ホテルが入っている巨大な商業用ビルの丁度真反対に位置している。
いつもはコンサートの会場に利用されているらしい。
外壁についている階段が工事用足場みたいな鉄骨で出来ていて、歩く度にカツーンカツーンと音を立て物凄く迫力がある。
このとき、ベルトランの携帯電話を借りて、リール在住の『東京失格』出演者でもある大窟に電話する。
と、大窟が今晩パーティがあるから一緒に行こうと言う。
ベルトランに今日の俺のスケジュールは空いているのかと聞いたら問題ないというので、大窟と21時にアエロヌフ前で待ち合わせする。

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2015 ゲストルーム

とりあえずビアを呑もうぜとベルトランにアエロヌフ内のゲストルームに連れられる。
映画祭のゲストが休憩できる部屋で、ビアや飲み物、軽食が置いてある。
その場にいた何名かのゲストやスタッフと挨拶し、ビアを呑む。

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2030 上映会場視察

ゲストルームで一緒に飲んでいたオリヴィエが「いまから上映後の舞台挨拶するから一緒に行かないか」というので着いて行く。
そんなわけで初めてアエロヌフの会場に入る。
明日、『東京失格』もここで上映するのかーと感慨に浸る。
上映後の質疑応答も盛り上がっていて、良い感じでした。
彼らの作品を見られなかったのが残念!

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2110 大窟と合流

というわけで若干遅刻して来た大窟と合流。
大窟はもう6〜7年の付き合いで『東京失格』の飲み会のシーンにも出演している。
ここ数年リールでアートの勉強をしていると聞いていたので、この映画祭で行くことが決まった時にすぐに報せたのだが、その時の反応が「へー」って感じで薄かった。
こんな奇遇は滅多なことじゃないのに。
で、この時も余裕で遅刻かまして「あー、井川さ―ん」みたいな感じ。
ただでさえ数年ぶりに会うのに。
まあ、そういうものかもしれん。

今晩は何でも、友人宅でのパーティとのことで、何か酒や飲み物を持っていった方が良いというのでスーパーマーケットに行って買う。
道すがら、街中の至るところに映画祭のポスターやのぼりが飾ってあった。
で、スーパーで1リットルぐらいのビアを買ったのだが、なんと3ユーロ!安すぎる!
通りすがりの公園では、なぜか女子達が太鼓に合わせて踊っていた。

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2200 ケバブ喰う

待ち合わせ場所に着いたら腹が減ったのでケバブを買い食いする。
ほどなく、大窟の友人達と合流し、パーティが開かれている人に家に向かう。
ようやく、薄暗くなって来たなあ。

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2215 パーティ

なんでも女子3人でルームシェアしているアパートの一室でのパーティらしい。
そのままフランス映画に出てきそうな大通りに面したアパートの二階で、物凄く天井が高くて広い。
幾つもある部屋をそれぞれ照明などで雰囲気を変えていて、どうぞお好きな部屋でお好きな人と話して飲んでって感じ。
何人居たかは分からないが、多分30人はいたと思う。
友達が友達を連れてくるという感じで、誰に聞いても「ここはいつも知らない人ばっかだ」と言う。
そんなわけで日本人の映画監督まで来てしまう。

聞いた話だと、フランスはカフェやパブやレストランはあるが、日本で言う居酒屋みたいなのが無いので、学生が酒を飲むっていうと、こうやって誰かの部屋に集まってパーティするらしい。その方が圧倒的に安いし。
全くサロンのようで、特に学生時代なんかにこういういい加減な集まりで新しい出会いがあるのは良いことだろうなあと思った。

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2400 帰る

もっといたかったが、流石に疲れたのでホテルに戻ることにする。
外もようやく真っ暗になって、幾ら何でもまだ不案内なので、途中まで大窟に送ってもらう。

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2420 ホテル着

無事にホテル着。
疲れた。

2500 寝る
posted by 井川広太郎 at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | リール旅行記2008 | 更新情報をチェックする

2008年07月10日

Flabbergasted 01

リール国際インディペンデント映画祭にて『東京失格』が上映されるので、6月26日から4泊5日でリールに行ってきた。


6月26日(木)

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1125 成田発

なんだかプレミアムエコノミーとかいうちょっと良い席に座らさせられ、しかも最前列、加えて横の席が空席という幸運。
いままでエコノミーにしか座ったことがない俺にとっては、信じられないほど快適な12時間のフライト。
あまりにも快適でうっかり時差調整のために計画的にガン寝るのを忘れ、くつろいでいてしまう。
映画を『陰日向に咲く』『相棒』の2本観る。

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1640 シャルルドゴール着

というわけで12時間のフライトとは思えないほどの快適さのまま、10年ぶりのシャルル・ドゴール空港着。
前に来た時は物凄くカッコいい空港だと感動したけど、今回はそんなに感慨がなく残念。それでも十分、カッコいいのだけれど。
入国審査を終え、やっと外に出て一服。とりあえずカフェで飲んでたら横にいた物凄く背が高い女性が某超有名モデルで、さすがおフランス花の都パリとビビった。

着いたのはターミナル1で、リールへと向かうTGV(新幹線みたいなやつ)に乗るためにターミナル間移動シャトルCDGVAL(モノレールみたいなやつ)に乗ってターミナル2に移動。思っていたよりは英語の案内も多く、全く不自由しない。

TGVのチケットは先に映画祭側がEチケットを送ってくれていたので、カウンターで簡単に引き換えられた。
既に乗るべき電車の時刻が決まっていたので、チケットを貰う時に乗るべきホームは何番かと聞いたら「分からない。20分前にそこの電光掲示板に表示される」と言われる。
なんで直前まで電車が停まるホームが決まっていないのか、理解に苦しむ。

とはいえ、あまりにもサクサク手続きが済んでしまったので、暇をもてはやす。
寝不足のせいか、急に疲れ始めるし。
煙草吸ったり、ジュース買って飲んだりしながら、1時間ほど後のTGVの到着を待つ。

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1840 TGV発

きっかり20分前に、乗るべきTGVのホームが電光掲示板に案内される。
しかし、このTGVの乗り方が俺には非常に分かり難い。
切符には、乗るべき電車の名前と車両区分と座席が書いてあるのだが、さらに電光掲示板のホーム番号、車輛番号と組み合わせて読解しなければならない。
やはり俺以外にも外国人には分かり難い様で、同じように困惑した様子のイギリス人と「ここかなあ?」と話しながら乗り込む。

指定された座席に行くと、既にフランス人が座っている。
俺が間違えたのかとそのフランス人にチケットを見せながら「俺の席はここっぽいんだけど、分かります?」と英語で聞いたら、何かフランス語で言いながら立ち去る。
どうやら空いているから適当に座っていたらしい。
あんま自信がないけど折角席を空けてもらったので、その席に座る。
ほどなくTGVが走り出す。

車窓から見える景色は、10年前にスランスを縦断したバス旅行と同じで、広い空と低く大きな雲と緑が溢れる光景だった。

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1936 リール駅着

1時間ほどで無事にリール駅に着く。
んが、リール駅はバカでかい。
映画祭のスタッフは先に「駅で待ってる」ってメールをよこしてくれていたが、こんなんじゃ見つかるわけが無い。
おーい、どうすんだよーと思いつつ、まあ一服するかと駅の外に出る。

煙草を吸いながら、駅から映画祭会場への道のりはおおざっぱに頭に入れて来ていたので、自分で勝手にいっちまうかと適当に歩き出すと、ちょうど向こうから映画祭のパネルを持った大男が歩いてくる。
というわけで、ゲストコーディネーターのベルトランと合流。っつーか、これって偶然とか言うんじゃないだろうか。
ベルトランと映画祭の車に乗り込み「まずはホテルに行こうぜ」と案内される。
たった5分間での車内で、ベルトランは映画祭の運営やゲストの到着状況などを立て続けに英語で話す。
「いまさ、ゲストが一人到着が遅れているんだ」というからその人は今どこに居るのかと聞いたら「多分、シャルルドゴールからリールまでの間の200kmのどこかさ」と言うから、俺もTGVの乗り方がよく分からなくて困ったから同じようにシャルルドゴールの駅で困っているんじゃないかと言うと「お前はちゃんと予定通りに来ているじゃないか?」って。
まあ、そうなんだけどさ。

ふう、とにもかくに無事に映画祭に着いたー。
posted by 井川広太郎 at 23:07| Comment(0) | TrackBack(1) | リール旅行記2008 | 更新情報をチェックする