2007年03月31日

ブラッドフォードのプログラムが届く

ブラッドフォード国際映画のプログラムが届きました。

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映画祭のプログラムは現地で作品を鑑賞する際に必需なのは勿論、その映画祭に参加したという証であり、二度と発行されないものなので稀少でもあり、大変に記念にもなるマスト・アイテムなのです。

で、スタッフの方が気を利かせて、なんと!ブラッドフォード国際映画祭のスペシャルゲストである巨匠ケン・ローチ監督にサインを頂いてくれました!

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うおおお!すげー!!

ケンさんの作品は特に学生時代に沢山観て、非常に刺激を受けました。
『ケス』(1969)、『リフ・ラフ』(1990)、『レイニング・ストーンズ』(1993)など、社会的な抑圧に苦しむ人々に対する優しいまなざし、力強いポリティカルなメッセージ、その上で感傷を極力排除し、リアリズムに根ざした普遍的な演出は、大変に学ぶものが多かった。
その中でも『レディバード・レディバード』(1994)は、「二度と観たくない」と思うほど作品に感情移入してしまい、映画を観るという人生体験の重みを痛感しました。

いやー、まさかこんな形でサインを頂けるとは夢にも思ってみなかった。
ありがとうございます!
posted by 井川広太郎 at 18:52| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2007年03月19日

また好きな街に出会った

今年のブラッドフォード国際映画祭での唯一の日本映画として『東京失格』の上映は無事に終わったようです。

映画祭スタッフを始め、携わって下さった全ての人、そして鑑賞して下さった皆様に感謝致します。ありがとう。

ああ、行きたかったなー!!

しかし幸運にも、現地在住で『東京失格』をご覧になったという方とたまたま連絡することができ、素敵なメールを頂いたので、映画祭報告に代えてご紹介させて頂きます。

イギリスにきて4年、日本の家族、友達、日本のすべてから離れてみて得たものは大きかったですが、同時に失ったものも大きかった気がしていました。また具体的にそれがどんなもので、どれだけの価値のあるものかは自覚がしにくいと感じていました。そんな時に『東京失格』を拝見しまして、答えが見えたような気がしました。

変わって行くのは周りだけではなく、自分自信もその変化して行くものの一員である事にふと気がつき、その変化を受け入れる事によって今までの不安を取りのぞく事が出来て楽になれるのかも知れない、と思いました。そうやって前進して行くものなのかな、と感じました。

また、総武線沿線で生まれ育ったので、黄色い電車が見えた時は嬉しかったです!

悲しいけれど何故か元気が湧いてくる、そんな作品でした。


映画ってスゴいね。

ブラッドフォードという街は、かなり映画LOVEな街らしいです。そんな街で『東京失格』を上映できたことを心から誇りに思います。

このブラッドフォード国際映画祭で上映できたのは本当に縁としか言いようが無いのですが、いつか必ず現地に行って、この恩は返そうと思います。


今頃、ブラッドフォードで上映された『東京失格』のテープはドーバー海峡上空を飛んでいるはずです。

近々、次に上映する映画祭をご報告できると思うので、楽しみに待っていて下さい。


んなわけで今夜は、ブラッドフォードLOVE!!!
posted by 井川広太郎 at 23:59| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2007年03月16日

Get Lost in Tokyo

明日、17日土曜の12時15分(日本時間の21:15)から『東京失格』がブラッドフォード国際映画祭にてUK Premiere(イギリス初公開)として上映されます。

それに先立ち、監督である俺のインタビューが映画祭公式サイトに掲載されました。

Get Lost in Tokyo (インタビュー掲載ページ 英語サイト)

このインタビュー、当初は電話でと言われたのですが、俺は恥ずかしながら電話で英語を上手に話す自信がないので、メールの遣り取りで対応して頂きました。


で、最初に質問内容を読んだ時に驚いた。なんつーか、作品にも肉薄する答え甲斐のあるディープなものばかり。

聞いたところによると、担当の方がロッテルダムで『東京失格』を観ていて、しかも気に入って下さったらしく、その上でインタビューを考えてくれたらしい。

作品に興味を持って、ちゃんと下調べしてからのインタビューはこちらとしてもやりがいがある。
いやー、嬉しいなあ。


俺は明日の上映には立ち会えないわけですが、一人でも多くの人に観て欲しいですし、イギリスのお客様にどう観られるのか本当に楽しみです!

Get Lost in Tokyo!
posted by 井川広太郎 at 20:31| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2007年02月23日

ブラッドフォード国際映画祭上映決定

イギリスのthe 13th Bradford International Film Festival (9-24 March 2007) 第13回ブラッドフォード国際映画祭で『東京失格』が上映されます。

UK Premiereです。UK Premiere!カッコイイ!!

残念ながら俺は現地に行けないのですが、イギリスのお客様にどう観られるのか、本当に楽しみです。

日本のシネマアートン下北沢で世界初公開し、カナダのバンクーバー国際映画祭でInternational Premiere、オランダのロッテルダム国際映画祭でeuropean Premiere、そしてUK Premiereイギリスで4カ国目です。

少しずつですが確実に『東京失格』は成長しています。

まだまだ東京失格!ますます東京失格!!

一つでも多くの国で失格出来るように今後も展開して行きますので、これからも応援宜しくお願い致します!
posted by 井川広太郎 at 15:25| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2007年01月25日

明日からロッテルダム

いよいよ明日、26日にロッテルダムに発ちます。

どーでも良いけど、正午過ぎの便に乗って、アムスに着くのは午後4時とか。

オランダって近いんですね!!


で、近いようでやっぱり遠かったロッテルダム国際映画祭に、いよいよ参加する。

今更、興奮して来た。

明日の今頃は、大興奮の映画祭会場にいるわけです。

なんか信じられない。実感ない。


短い滞在だけど、より充実させる為に、いまもせっせ、せっせとプロモーション用のDVDを焼き、お手製の英語チラシを刷り、ロッテルダムの街情報をWebで検索中。

いい加減、荷造りしなきゃな。5分で終るけど。


あー、そういえば明日は成田に友人が見送りに来てくれるらしい。

つーか、その人はいつも海外にいるのにたまたま帰国中で、会うチャンスがその時しかないので、無理矢理来て貰うんだけど。

飛行機待ちの退屈な時間も楽しく過ごせそうだわ。


えー、前回のバンクーバーでの反省(ビデオカメラ回す余裕が無い)を活かして、今回はデジタルスチルカメラをGETしましたー。

写真満載で旅行記を書くつもりなので、それもお楽しみにー。



人生とは旅であり、旅とは人生である。

自分と自分の映画が世界でどう観られるのか、それを確かめに行って来ます!

映画LOVE!!!
posted by 井川広太郎 at 18:18| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2007年01月19日

ロッテルダム上映スケジュール

Lost in Tokyo  (Tokyo shikkaku) Directed by KOTARO IKAWA


1月27日sat   at 22:15  in Pathe 6  (european premiere screening)

1月29日mon at 13:45  in Pathe 6

2月01日thu  at 12:15  in Cinerama 7

2月02日fri   at 20:00  in Cinerama 7


上映部門:Cinema of the Future:Sturm und Drang
(日本語で”疾風怒濤”! 若手の長編映画を上映する部門)



俺は27日と29日の上映に立ち会います!
ロッテルダムの人、オランダ在住の人、ヨーロッパに住んでいる人は是非来て下さーい!



・・・・・・・・追記・・・・・・・・

【ロッテルダム国際映画祭 日本映画招待作品一覧】

VPRO Tiger Awards Competitions (メインのコンペティション部門)
「14歳」 廣末哲万監督

Tiger Awards for Short Film Competition(短編向けのコンペティション部門)
「あなにやし」 瀬戸口未来監督
「ワタシの王子」 小口容子監督
「Yoyogi Park」 Kwang-ju Son監督
 
Strum und Drang (若手の長編映画部門)
「東京失格」 井川広太郎監督
「隼」 市井昌秀監督
「松ヶ根乱射事件」 山下敦弘監督

Kings and Aces  (世界の名匠達の部門)
「M」 廣木隆一監督
「叫」 黒沢清監督
「縛師」 廣木隆一監督
「花よりもなほ」 是枝裕和監督
「パプリカ」 今敏監督
 
Rotterda¨mmerung (幻想的など独特の世界観を持つ作品の部門)
「悪夢探偵」 塚本晋也監督
「フリージア」 熊切和嘉監督

Time and Tide  (世界各国の様々な作品の部門)
「ストロベリーショートケイクス」 矢崎仁司監督
「Western Trunk Line」 リー・チーシアン監督
 
Still 16 (16mmフィルムによって制作された作品の部門)
「下弦の月」 能登勝監督
「作品集」 角南誠監督
「ANTONYM of CONCORD(E)」 太田曜監督
「Free Movie solo camera improvisation」 黒川芳朱監督 
 
Short : As long as it takes  (短編映画部門)
「絵馬・絵巻2」 石田尚志監督
「影の子供」 辻直之監督
「垂乳女〜TARACHIME〜」 河瀬直美監督
「ノイズ」 田名網敬一・相原信洋監督
「Agitated Screams of Maggots」 黒坂圭太監督
「one leaf」 山口亮子監督
「YELLOW SNAKE」 相原信洋監督

Short : Starting from Scratch  (8mmや16mmの実験映画部門)
「Sketch Film #3」 西川智也監督 
posted by 井川広太郎 at 00:21| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2007年01月18日

いよいよロッテルダム!!

開催まで一週間弱、俺が出発するまであと一週間強といよいよ間近になったロッテルダム国際映画祭


ロッテルダム国際映画祭はシネマートが有名であるように、出品作家や作品を対象にしたサポートも充実していて、事前に世界各国のプログラマー、バイヤー、クリティック、ディストリビューターとセッティングしてくれていて、出国前から大忙し。

その上、現地でも様々なミーティングが催せそうで、短い滞在期間ながら充実したスケジュールになりそうです。

一緒に行くミュージシャンの関口純ともオランダを堪能しなきゃならないし!!いや、楽しみ!


上映日などの公式発表もまもなくされると思いますが、やっと公式サイト内に『東京失格』の作品情報が載りました。

概ね、あらすじを含めた作品紹介。しかし、何と言っても嬉しかったのは、例のVarietyに書かれた「むしろ、カサベテスのデビュー作である『アメリカの影』を彷彿とされる」という部分を引用してくれていること。

いやー、胸張ってロッテルダムに旅発てるわー


国や文化や観る人が変わると、異なった受け取り方をする部分と、それでもやっぱり変わらずに受け止めてくれる部分とがある。

それが映画だと思う。

ロッテルダムで『東京失格』がどう観られるのか、いまから興奮しています!
posted by 井川広太郎 at 22:07| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年11月20日

ロッテルダム国際映画祭招待決定!!

うがー!!『東京失格』が念願のヨローッパ進出決定!!

オランダだぜ?ロッテルダムだぜ!?

オランダってことはベルリンにもヴェネチアにもカンヌにも地続きです。

オランダってことは訪れるのは2回目だけど最高にご機嫌な国です。

オレンジ色の国で、誰が一番オレンジ色かってことを教えてきます。

っつーかロッテルダムはシンジ・オノ・オーレのフェイエノールトです。


おい!おい!おい!
行くぜ!ロッテルダム!
映画LOVE!!

というわけで詳細は追ってご報告します。

http://www.filmfestivalrotterdam.com

posted by 井川広太郎 at 21:15| 東京 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

夢がいっぱい

バンークーバーの準備で心身共に削られるような日々。

疲労には限界がないと知りました。つーか既にK点越え、バッケンレコードなんだろうな。なんかゾンビみたい。とっくに朽ち果てているが、今生に未練があるのか、いつまでも前に進み続ける。ああ、俺はやる気に飢えているよ。しっかし頭も身体も付いて来ないので仕事の効率が物凄く悪い。しかし、やるしかない。

もう数日で一段落。そしたら休むどー!!


今日は後輩の池野拓哉が所属するパパ・タラフマラのスズナリでの公演が楽日なので、レンダリング掛けてから観に行く。

パパ・タラフマラはダンスと、演劇と、アートが融合したようなパフォーマー集団。

舞台嫌いの俺だが、池野が自信たっぷりに観てくれと言うから馳せ参じる。

『僕の青空』と題された"それ"は全く例えようもない何かを70分程舞台で繰り広げる。

単純に身体能力が高いというだけでも一見の価値がある。やっぱ基礎はバレエだと改めて痛感する。

劇場は超満員。終幕後も拍手が鳴り止まず、他では決して見られない凄みを堪能していた。


その後、隣のシネマアートン下北沢に行って一服する。

いまは西條監督の『恋鎖』が大好評上映中!

今日も雨の平日ながら多くのお客様がいらしていて、評判の良さを垣間みる。

俺が寄ったのが丁度、上映開始の21時頃で偶々、西條監督が劇場にいたので世間話する。

西條さん、俺が言うのも何だけど、この作品と共に物凄く成長したと思う。数年付き合いがあるけど、急にカッコ良くなった。多分、もうすぐにでも売れっ子になる、これから上がっていく男のオーラをプンプンさせている。羨ましい!!

実は『恋鎖』には俺もクレジットされています。

上映は22日までなので、是非、劇場で観て下さい!


で、バンクーバー国際映画祭の公式サイトに『東京失格』(英題:lost in tokyo)の上映情報が載っています。

作品の紹介文でメチャメチャ嬉しいこと言われてます。でへ。

訳(by俺)『今まで撮影監督として活躍してきた井川広太郎(彼は白川幸司と2004年にVIFFを訪問している)は、この作品を撮る為に監督、脚本、撮影、編集を務めた。
ジョン・カサベテスの『Husbands』(物語と構造が類似している)の影響を受けて、彼は30代という自分自身の世代の迷いと不安と言い訳とを骨の髄まで切り裂いていく。
東京の現実に深く根ざして、最初の場面から最後まで本当に心に響き渡り、『東京失格』は殆どの日本のインディペンデント映画が想像さえしない地点にまで辿り着いている。
終盤の長いドライブ・シーンは全くもって見事であり、自信に満ち、演技は確信的で、これは注目に値するデビュー作である。』

DRAGONS & TIGERS COMPETITIONのノミネート作品は『東京失格』を含めて今のところアジアから8本で、招待作品を含めると日本からは18本みたいです。

早くバンクーバーに行きたい!!
posted by 井川広太郎 at 01:09| 東京 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年09月05日

祭のあと

結局、楽日である9月1日から休んでいない。

土曜にバンクーバーに発つ今月末までにしなきゃいけないことのリストを作ったら、とても時間的な余裕が無いことに気付く。

なので、楽しかった想い出を胸に、楽日翌日から地味に仕事をこなしていく。

忙しいのなんて大嫌い!暇が一番だと思う。だって、そうじゃなきゃ映画のことを考える時間が足りないじゃないか。

今も世界中で新しく素晴らしい映画が天才達の手によって生まれていっているのに、凡庸な俺が片手間で映画をやっていて良いわきゃない。

もっと映画を観て、もっと勉強して、もっと沢山撮って、心を解放し映画に全てを捧げたい。その為に臥薪嘗胆、いまは地道に泥を啜るの。


そんな中なのだが日曜、友人に拉致られ「東京JAZZ FESTIVAL」に行く。

勿論、興味はアリアリだが、何分時間がないし、その日は俺にとって大事な日だから家で大人しく仕事をしていたかったのだが、無理矢理連れて行かれる。仕方ないなあと楽しむ。

音楽を、しかもジャズを酒も煙草も禁止されたコンサートホールで大人しく座って聞くなんて苦痛だなと思っていたのだが、その予感は的中。居ても立ってもいられない程に素晴らしかった。苦痛に耐えながらの数時間は、それでもやっぱり素晴らしかった。

ところで、バンクーバーに行く前にぶっ倒れたりしたらシャレにならないな。

忙しかったりすると、深く考えないようにしたりする。それが嫌。

今日は山を一つ片したので、俺としては贅沢の限りを尽くし古着を1000円近く買う。

あー、疲れた。今日はもうメールの処理でもしながら酒呑むべ。明日からまた頑張ります。


無限の愛を。
posted by 井川広太郎 at 21:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年09月02日

公開終了。そして寝る。

楽日は予想通り、超満員御礼で入場出来ないお客様が多数いました。

申し訳ありません。つーか残念です。

なんでいつも同じ過ちを繰り返すのだろうと悲しい気持ちになります。

ともあれ、『東京失格』の劇場公開は終りました。

ご鑑賞頂いた皆様、有り難う御座居ました。

皆様に観て頂き俺は本当に嬉しいし、何よりそうしてやっと『東京失格』という映画は世に生まれることが出来ました。

これからも『東京失格』と俺との関係は一生続くし切れないし消えないのだろうけど、それ以上にこの劇場公開で多くの人と関われたことが幸せです。

どうか今後も宜しくお願い致します。

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また、ここに挙げきれない程のお祝いや誕プレを頂きました。有り難う御座居ます。

頂いたお手紙やメールには少しずつ返事を書かせて頂きます。


んなわけで俺の人生で最大のイベントである2週間はあっという間に過ぎました。

すげー頑張ってたけど、やっぱ終ると後悔ばっかで、もっとやりたい、もっとやれたと省みるばかりです。

あまりにも色々なことが起き過ぎて、正直疲れたので少し休みます。

でも、俺の映画人生は始まったばかりだし、ぶっちゃけお先真っ暗だし、夢も希望も未来もあったもんじゃないし、ああやりがいがあるなあと思う。


バンクーバーに行くまで、何も決まらず、何も整理出来ず、何も解決しないで傾れ込むことになるかもしれない。

それでも良いかと。

だって、こんなの始まりに過ぎないし、これから起こる日々のほうがずっと面白いに決まっている。

そうだろ? この映画の前と後と、君は同じ人生だと言えるか?

この映画で出会った人々が何人いる?

この機会に得たinputをいつか血にして肉にして、新たな映画としてoutputする時、その時は今までに観たことの無いような世界が目の前に広がるとは思わんか。


とえりあえず日本で多くの人に観て頂けた喜びを胸に、俺は世界中の映画人に『東京失格』を身体ごとぶつけて来るぜ。

映画LOVE!!
posted by 井川広太郎 at 17:46| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年09月01日

超満員御礼/30歳になっちゃった/そして楽日

31日の興行は御陰さまで超満員御礼。

沢山の方が来て下さり、色々なお話を聞かせて頂き、親愛なる仲間と朝まで呑んだ。

ありがとう!

残すは映画サービスデーであり、俺っちの誕生日であり、楽日である9月1日のみ。

ぶっちゃけサービスな1日だから、俺は最高に気楽に行くから。

混むかもしれにから鑑賞予定の方は早めに来て整理券をGETすることを勧めるけど、俺はどーなっても責任とらないからね。

今年最後のサマーフェスティバル。

来いよ。

楽しくやろうぜ。
posted by 井川広太郎 at 06:24| 東京 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年08月31日

12日目/残り2日

今日は楽日が近付いて来たのせいもあるのか物凄くローテンションになって、上映後のトークも暗い感じで自分では反省しきりだったのですが、それが作風に近いせいか、何人かのお客様に「良いトークだった」と言われた。確かに素直な感じだったは思うけど。

ここ数日、今まで以上に自分の人生を振り返るようになって、思い返せば返す程、自分の思ったようには、願ったようには、思い描いたようには自分は生きることが出来ていなくて、そうしたいと思ったことの99%が実現できず、達成したその僅か1%が『東京失格』だと思うし、だからこそ誇りにも思うのだし、それでも前に進もうという気持ちは折れていないし、家族や、友人や、先生方や、過ぎ去りし恋人達や、そして映画から受けた恩を俺はまだほんの少ししか返せていないし、そういった祈りを映画に込めたし、これからはさらに厳しい道が続いて行くであろうから改めて自分の足場を確かめようと思ったんだ。

で、いよいよ明日が最後。

正確には楽日は9月1日だけど、毎月1日は映画サービスデー(入場料一律1000円の日なので前売り券で入場すると損した気分になるよ)だし、俺の30歳のバースデーだし、現状では本当に最後の上映機会だから不慮の遅刻や万が一の入場制限でちゃんと観られない可能性もあるし(カナダまで観に来てくれるなら話は別だけど)、言わば9月1日は「サービスデー」であって、俺は明日の31日が最後の上映のつもりで望みます。

で、劇場の人とそんな話をしていたら「10代の最後って覚えています?」と聞かれた。即答出来なかったけど、実は良く覚えている。あれだ、浪人時代にラブレターを出して(!)、その返事待ちっつーか、本人に直に会う機会が20歳になる誕生日だったんだよね。で、10年経って俺は『東京失格』というラブシネマを撮ったわけだ。相変わらず成長が無く何も変わってねーな、俺。

そんな訳で明日の上映はスゴいよ。上映する映画は同じだけど。きっと何かを始められると思う。新しい世界へ。行こうぜ。一緒に。映画LOVE!!
posted by 井川広太郎 at 02:05| 東京 ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

11日目/残り3日

つーことは20代での『東京失格』上映は、今日を入れてもあと2日か。

そかー。

昨日は、先生方が何人も来て下さってビビリまくった。

山本先生は高校時代の俺に映画を刷り込んでくれた人の一人。授業や部活動とは全く別に自主上映会を催して下さり、そこで観た数々の作品は今でも俺の最愛の映画達であったりする。特にホウ・シャオシェンの『恋々風塵』と「切なき思いを知れ」と題された山本先生の解説文はあまりに思いで深い。俺が映画を撮るようになるのはそれからずっと後のことだが、高校時代にそういう場にいられたことが、いまの俺にも繋がっているのだろうと思う。

その山本先生も、俺がまさか映画監督になるとは驚きつつ劇場にいらしてくれたのだが、作品を観て大変に気に入って下さったようで、また一つ、少しだけ恩返しが出来たように思う。

俺は学校からはあまり多くを学べなかったが、そこで出会った友人達同様に、先生方との出会いには本当に恵まれていたし、感謝している。

そういう意味では俺が大学で最後に教えを請うた竹村先生との出会いはまた格別で、それはまさに筆舌に尽くし難いのだが、その竹村先生にも昨日に劇場に足を運んで観て頂き、観て頂けただけで感無量つーか、まあ、ほっと一安心なのである。よかったよかった。


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昨日頂いた、お酒とお花。ありがとーございます!!

ところで最近、お客様に劇場を素敵だとか、お洒落だとか、落ち着いているとか、褒めて頂くことが多い。

やっぱ劇場の雰囲気で観る映画の感じ方も変わってくると思うし、映画とはそういう観客と劇場と映画作品とのコラボレーションだと俺は本気で思った上で、この劇場で上映したいと思ったから、我がことのように本当に嬉しい。

観るまでどんな映画か分からないのと同様、知ってても中に入らなければ劇場の雰囲気は伝わらない。

今日を入れても後わずか3日。

この機会に是非ご覧下さい。
posted by 井川広太郎 at 18:05| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年08月29日

10日目/残り4日

うわ〜、タイトル書いてビビった。

もう10日目で、残り4日か。知ってはいたが字に書いて改めてビックリ。

楽日はアレだから、まだ来てない人は兎に角、火曜29日、水曜30日、木曜31日に来てくれよなっ!それが無理なら10月にカナダまで観に来て下さい。

で、今日も主演の岩崎高広さん(たかちゃん役)と上映後に舞台挨拶。たまにはと真面目なトーンでいったらウケなかった。反省。

明日からはオモシロ・トークで行こうとたかちゃんと誓い合う。

つーか、たかちゃん、楽日まで毎日来てくれるって!(予定)

こないだ上映後にたかちゃんが舞台に登場したら、女子のお客さんが「きゃー!!」と黄色い歓声を上げていた。

いいなあ・・・


今日は所用を済ませてから劇場に行ったので電車通学。

やっぱ終電を気にしながらお客様と呑むのは落ち着かないので、明日はチャリで行こうと思います。

これもあと4日か・・・

切ないなあ。
posted by 井川広太郎 at 03:33| 東京 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

9日目/残り5日

昨日は開場前より劇場入り口前でTVのロケが行われていたようで、雨の中ご来場されたお客様には多大なご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ありませんでした。

さて、昨日は上映後、主演の岩崎高広さん(たかちゃん)と舞台挨拶。
初の試みで、お客様からの質問を受け付けたところ、想像以上に盛り上がったので、様子をみて今後も行いたいと思います!

今日を入れて残り5日となりました。

これでもか!ってぐらい色々なことが起こる日々で、正直肉体的には限界ですが、こういう時ではないと出会えない人や物事に感謝しつつ、最後まで劇場公開に望みたいと思います!!

だから早く劇場に来て!!
posted by 井川広太郎 at 16:36| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年08月27日

8日目/残り6日

土曜日は御陰さまで大盛況でした。有り難う御座居ます。
リピーターの方も増えているし、この勢いで楽日までいけると良いな。
気に入った方は、ご家族、ご友人、そして恋人にもススメて下さい。

昨日頂いたお酒達。そしてお菓子。ありがとーございます!

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やっぱ疲れが溜まって来て、文章書くのもシンドイが、とにかく昨日のオールナイトの『眠る右手を』は衝撃だった。

久々に観て、本当に感動した。言葉が出なくなる程。

『右手』観て、何かあの頃のギラギラした熱意ってゆーか、爆発的な感情とか、迷いながらも邁進する確信っつーか、また創作意欲とか激しくやる気が出て来た。

残り6日『東京失格』行くぞー!!

映画LOVE!!
posted by 井川広太郎 at 17:17| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年08月26日

7日目/残り7日

昨日は何と言っても上映後の野崎歓先生とのトークショー。

言いたいこと、聞きたいことがありすぎて、話がまとまらないまま、あっという間に30分が過ぎてしまった。

残念、無念、しかし、自分に映画を教えて下さった先生と自分の映画で対談するという夢を実現し、個人的にはぶっちゃけ達成感もある。

また、お話しする機会を得られるように頑張ります。


で、その後、野崎先生や、野崎先生のゼミで一緒だった連中、そしてその連れの方々などと呑み。

みんな本を出版したり、映画雑誌の編集者として活躍したり、夢を追い続けていたり、結婚したり、子供が生まれたりと、それぞれの方法で着実に人生を頑張っている。負けてられない。

しかし、久々に古い仲間と呑んでると気持ちも学生時代に戻り、昔のように恩師に無礼をしまくる俺。あー、気持ちよかった。

このクソ疲れている時に、最高にタチが悪い連中と朝まで呑み、帰りの電車は本当にシンドかった。


ってゆーか、もう劇場公開の半分が終ったのか。早いなー。寂しいなー。物凄く疲れているけど、色んな人が俺の映画を観てくれて、毎日お客様の感想が聞けるから、楽しくて仕方が無い。

残り僅かだけど、一人でも多くの人に観てもらいたいです。


で、今日は21時からのレイトロードショー前に主演の岩崎高広さんと舞台挨拶して、それから23時30分からは白川幸司オールナイト。

俺が撮影をした白川幸司監督作を一挙上映するのだが、目玉は俺の人生に最も影響を与えた映画の一つである『眠る右手を』の上映。

3年前にシネキタで劇場公開したのだが、3時間半の長尺とあって、国内での上映の機会は非常に限られている。

つーか、俺も2年ぶりぐらいに観るのが楽しみ。

正直、体力的には辛いけど、この機会を逃したら、次はいつ観られるのか分からない。

『右手』は俺がバンクーバーに初めて行くことになった作品なので、今日上映出来るのもまた巡り合わせ。無理をしてでも観ます。
posted by 井川広太郎 at 18:42| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年08月25日

6日目/残り8日

昨日はギャル2人組が来場し、俺を遠巻きに見てわーきゃー黄色い歓声を上げていた。

あ、俺、黄色い歓声受けたの生まれて初めてかも。

なぜか俺をアイドルかなんかと勘違いしているらしく、俺もそんな扱いに慣れているわけもなく、ホトホト困った。

しかし、彼女達も観賞後には非常に映画に満足した様子で「まさに臨場感というように、自分が映画の中にいて一緒に旅をしているようで、思わずタックンやたかちゃんと話してしまいそうになった」と言ってくれた。

でも「写メ撮らして」との願いは却下。だって俺、顔出しNGだもん。


お客様の感想や劇場の中で観ていた友人の話を総合すると、昨日の劇場内の少なくとも半数の方が泣いていたらしい。

必ずしも泣くのが良い評価とも思わないが、やっぱリアクションの一つとして嬉しい。

でも、大概、映画観て泣いた時ってエンドロール中とかに涙を拭いてしまうじゃないか。別に俺の為に泣いているわけではないだろうから俺に見せる必要も無いわけだが、後で「実は泣いてました」とか聞かされると寂しい。澄まし顔よりは正直な表情の方が好きでなきゃ、あんな映画は撮らないと思う。

んなわけで、公開記念のプレゼントとして頂いたガンプラ。ガンプラって!

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昨日の上映後、ある人と話していて「なんか、やっと終ったなって感じ」と口にしてから自分でもおかしな表現だなと思っていたのだが、終ったというより「いよいよ始まるんだぜ」という方が的確なんだと今朝になって気付いた。

自分自身も騙すぐらい周到な言い訳をして想いを遠ざけ、生活や現実や手元にある物事など様々な理由を盾に逃げていたのが終わり、素直に感情を爆発させることを始める。

でも、それって初めてのことじゃない。

だから俺は「思い出す」と表現したんだ。

やっと思い出したよ。
posted by 井川広太郎 at 10:22| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする

2006年08月24日

5日目/残り9日

というわけで今のところ、俺は毎日劇場に行っています。

別に公式なイベントがあるわけではないのだが、上映後に鑑賞して下さったお客様と話すのが何より楽しいから。

今日も何人かのお客様が感想などを聞かせて頂き、大変に有り難かった。

なので期間中に劇場の内外で俺を見掛けたら、どうぞ気軽に話し掛けて下さい。


大体毎晩20時頃に中野の家から自転車で下北沢に向かう。自転車に乗るのはダイエットの目的と、混んでいる電車に乗るのが物凄くイヤだということと、終電など気にせずに呑めるから。そして単純に貧乏だからでもある。

で、約30分ほどで劇場に着いて、お客様の入り具合にドキをムネムネしながら、ビール呑んで煙草吸って上映開始、そして終了を待つ。

本当は毎日『東京失格』を観てお客様の反応を直に感じたりしていたいのだが、さすがにそこまで体力は無いので、劇場のカフェでぼーっとしながら、漏れてくる音を聞き、それでも静かに伝わってくる反応を味わっている。

日によっては上映終了後に舞台で挨拶し、それからお客様と直接話せるようになる。


なんか、あれだな、映画祭やイベントでの上映はあるものの、俺の監督作での劇場公開は初めてで、まだ5日しか経っていないのだが、これが作家として落ち着く対応だなあと俺は思う。

普通に考えたら、毎日劇場に映画監督がいるのも可笑しいかもしれないが、やっぱ自分の作品は気になるし、観た人の生の感想を聞きたいし、出来る限り足を運んでいたいとも思う。

遥か昔に上映イベントを運営していた時も、とにかく上映後にお客様と主催者、出品者が一緒になって呑める場であることを意識していた。

全国公開とかだったらそりゃ無理かもしれないけど、今回はミニシアターならではの良さを活かした劇場公開でありたいと思う。


で、今日は主演の福島さんがお忍びで劇場に遊びに来たから、上映後に一緒に短くトークショーしたりした。


で、ここでみんなに質問!

俺とかが舞台挨拶なりするとして、上映前と上映後はどちらが良いですか?

上映前だと、俺達のことについてお客様も良く知らないだろうし、作品の内容についても触れられないという面がある。
一方、上映後だと、割りとシリアスな映画だし余韻に浸っていたい、あるいは早く帰りたいという風にお客様ごとにそれぞれ想いがあるところに、邪魔が入ることになる。

いっつも、どっちが良いのか迷う。

意見を聞かせて。
posted by 井川広太郎 at 01:35| 東京 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | 東京失格 | 更新情報をチェックする